〜かたることばが歌になる風になる〜

大人の発表会

20日祝日、兵庫県の西宮の「阪神国道」という駅で降りてそこから数分歩いて、路地を入ったところにある「スタジオエモン」に着いた。

阪急沿線の駅名が何故「阪神国道駅」というのか話題になった。
駅を降り立つと広い国道2号線が通っていて、その道沿いに広大なアサヒビールの工場跡地があったり、工場が林立していたような地域だった。駅名は、昔この国道2号線を「阪神国道」と呼んでいたことに由来するそうだ。

最初の1時間は、今回ピアノ伴奏してくれるKさんとそのお仲間の先生の生徒さんのピアノや歌の発表。
この後、Kさんと関わりあるいろんな人、音楽を趣味にしている人や、私たちのような専門にしている人も交えての演奏に入った。

子供さんの発表後休憩が入ると思っていたが、いつの間にかピアノ連弾の演奏になっていて、慌ててほそみっちゃんと2階から降りてきて自分たちの順番を待っていると、演奏は「手を挙げた早い者勝ち」と言われて、先に終えたいともう一組の歌のデュエットの二人が歌い出した。その後途中でお茶の休憩タイムが入ったりしながら、私たちの一つ前に「二胡」(←クリック)の演奏が入った。
二胡は 中国の弦楽器で、2本の弦の間に弓が挟まれていて膝に立てて演奏する。
CDなどで聴いたことはあるが、生演奏を直に聴くのは初めてだったが、東洋的な哀愁のある旋律に惹かれた。
この日のプログラムは「牧羊女」という曲で、演奏者の解説では、少しヨーロッパ的というか、中近東に近いところの音楽とのこと。ほそみっちゃん曰く「昨年はいかにも中国という感じで、気持ちが何となくついていけないような雰囲気の曲調ばかりだったが、シルクロードの地域、中近東的なところが良かった」と。
体から発する歌や弦楽器、管楽器は、ブレス(息つぎ、息使い)をより感じることができる音楽と言える。

このスタジオのオーナーは建築家で、2階は吹き抜けになっていて、ちょっとした展示スペースや写真撮影のスペースもあって、天童よしみが撮影で来たこともあるそうだ。



この日の子供たちの「おさらい会」の方で中学生の生徒さんが弾いた、ショパンの「ロンドOP.1」という曲。
初っ端からツルンツルンパラパラと弾いていくようなフレーズのメロディーで、彼女は達者に弾き始めた。
ピアノ曲にも当然フレーズの区切りがあってその部分がブレス(息つぎ)なんだけれど、ピアノは自分で声を出している訳ではないから、超特急のように走り続けて、聴いていてもしんどい演奏が多々ある。
彼女は、私が予想していた通り途中でひっくり返って止まり、そこでしばらくどうどう巡りしていたが、また元のコースに戻ってゴールまでたどり着くことができた。ブレス無しで弾いてしまうピアノの落とし穴なのだ。
自分にもこういう経験があるので、彼女が最後までたどり着いたことは立派だと感心した。


私たちのデュエットの番になった。コーラス以外で人前で歌うのは初めて。
やっぱり緊張していたのか、1曲め「小さな空」の2番の歌詞が終わる頃、どんどん喉の方から声を出していて、息が上がっていくのがわかった。
一生懸命ほおを緩めて笑おうとするが頬骨がビクビクと小刻みに揺れる

間奏に入って気持ちを立て直して、いつもほそみっちゃんが言う「鼻から息流して」を意識しながら最後まで歌う。次の「ひばり」は私が上の主旋律だったことで、落ち着いて本来の自分で歌うことができた。
聴きに来てくれていた「花座」のTさんが、私のことを「昔の丸山明宏」ほそみっちゃんは「金子由香利」みたいだったと冗談を言う。
私は時折「男前」と言われることがあるので納得。

妹が聴きに来て録音を録ってくれたが、目の前で聴いていた小学生の男の子が聴き入っていたよと言ってくれた。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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