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〜かたることばが歌になる風になる〜

「コーラス花座」練習から「歌」と「唄」

※画像はお借りしました

9月半ばからは随分と涼しくなって、練習に行く道中も快適になりました。

今週は日本の「四季」の現代的なアレンジがなされた
「文部省唱歌」と言われている作品4曲の中の
秋の季節「中国地方の子守唄」は、8分の6拍子にアレンジされていて
譜割りが複雑でしっかり覚え込まないと混乱します。
暗譜がまだ不確かなので、譜面をはずした途端迷子になりました。

8分の6拍子の子守唄で、赤ちゃんが寝るか?と指揮者も笑います。
現代的なアレンジなんでしょうか。

指揮者は数年前まで高校の音楽の先生だったので、音楽の教科書に詳しいですが
今は、こんな文部省唱歌などは載っていなくて
BZなど、最近のポップスなどが入っているらしい。

9月の最後の週の練習時は、譜面を見ているので
この時の録音を再度掲載してみます。

「中国地方の子守唄」は、岡山県 の西南部に伝わる
民謡(子守唄)をもとに、 山田耕筰 が作曲(編曲)した楽曲で
三木露風作詩、山田耕筰作曲の「赤とんぼ」と同じく
今では想像もできませんが、貧しい家の家庭の口減らしで
奉公に出された幼い女の子が、奉公先の家の赤ちゃんをおんぶして
子守りする心情を歌っている寂しげな「唄」です。

「子守歌」「子守唄」のそれぞれの表記ですが
「歌」と「唄」の違いはあまり理由がハッキリ明確ではないようですが
西洋から入ってきた歌は「歌う」となり、日本古来の邦楽「長唄」などのように
「唱える」的な要素も含めて「唄」と表記するようです。


冬の季節の歌は「冬景色」
「厳寒というほどの冷たさではない」と指揮者は言われていて
この歌詞からどんな情景が想像できるか?と

アルトの久子さんは、自分は兵庫県の北の方の出身で
雪が降ると、川の水は凍っていないから
溶けながらも川面を覆うように雪が積もる。
そんなぐらいの寒さじゃないかと想像できると。

私は子供の頃から、関西では北と南の中間あたりで暮らしていますが
それでも小学生のころは、冬に「霜柱」を踏んで
その音と感触と感じながら登校した思い出があります。

「冬景色」の情景は、私達のそれぞれが想像できるものですが
お若い方にはすでに想像できない景色になってきています。
地球温暖化で、日本の四季もハッキリした区切りが無くなってきていて
寂しい気がしています。

「冬景色.」
狭霧(さぎり)消ゆる 湊江の 舟に白し 朝の霜
ただ水鳥の声はして 今だ覚めぬ 岸の家
※狭霧の「さ」は接頭語で「さ霧」
霧が消えていく港の入り江では
泊まっている舟に朝の霜が白く覆っている
水鳥の声が聞こえているだけで
岸の家々の人々はまだ眠りの中だ

からす鳴きて 木に高く 人は畑に麦を踏む 
実に(げに)小春日の のどけしや(長閑) 返り咲きの花も見ゆ
高い木の上でからすが鳴いていて
人々が畑で麦を踏んでいる姿
返り咲いている花も見える
何と長閑な小春日和の景色だろうか

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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