10月31日(月)
湯島「CUSTER」
MISA(vo)吉田賢一(p)
3年振りに吉田賢一さんとご一緒させて頂きました。
実際には十数曲しか歌わないのに、吉田さんとはあれもやりたいこれもやりたい…と譜面のファイルをパンパンに膨れ上がらせて持参しました。
だって、どんな珍しい曲を持っていっても「お~ぉ、久し振りだな~、これ」と受け止めて下さるのですから。
「WHAT'LL I DO?」とか「MOONLIGHT SAVING TIME」、「DINNER FOR ONE PLEASE, JAMES」に「I DIDN'T KNOW ABOUT YOU」…。
選び抜かれた無駄のない音が、まるで歌と会話しているように語りかけてくる。
楽しい~
吉田さんと35年振りに会うというお客様がいらっしゃいました。
当時吉田さんが演奏されていたお店に通われていたそうで、休憩時間には思いで話で盛り上がっていました。
その会話の中で、吉田さんがホテルオークラのスターライトラウンジで25年間演奏していらしたと聞いて、私もビックリしました。
まだ、自分が人前で歌うようになるとは思ってもいなかった学生時代、私は峰純子さんが好きで、よく一人でスターライトラウンジに行っていたのです。
クソ生意気な学生ですね。
貧乏学生ですから、正月に上京した父にボトルをキープしておいてもらって、それを何度かにわけてチビチビやっていたのです。
当時のスターライトラウンジはカバーチャージとかミュージックチャージとかいうものがなく、ボトルがあるうちは何度行っても無料でした。
ちょうどその頃、一緒に演奏をしていらしたのが吉田さんだったとは
またまた感激してしまいました。
…と、ライヴが中盤にさしかかった頃、お店のドアが開いてフラッと入っていらしたのは…。
た、高橋伸寿さまではないですかっ。
日本のジャズヴォーカル界の歴史を支えてこられた大先輩であり、
日頃から歌やステージングにアドヴァイスを下さる心の師匠でもあり、
映画やミュージカルにとどまらず、あらゆるジャンルのステージに造詣が深い生き字引でもあり、
日々の嬉しかった事やら悲しかった事やらを受け止めてくれる浅草「香とり」のオーナーでもあり…。
本日も、「じゃ、賢ちゃん、やろっか?」と、イイ感じにスローな「SUNNYSIDE OF THE STREET」を歌って下さいました。
有難うございました~。
ここでいっこお知らせがあります
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11月25日(金)
「Tokyo TUC」にて、高橋伸寿さんとご一緒させて頂ける事になりました~
http://www.tokyotuc.com/schedule.html#1125
事前予約をすると当日より割安になりますので、ご予約をおすすめしま~す