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ピンボケの写真で申し訳ないですが、ずっと前から気になっていたメニューの表記を撮影してきました。 場所は中華街大通りの老舗中華料理店「廣東飯店」。昔は県民ホールの帰りなどに、よくここで打ち上げをしたものでした。 さて、そんな「廣東飯店」で気になっているメニューとは…… 表題にも書いてある「五目そば」です。 什錦湯麺 楊州湯麺 どちらも日本語表記では(五目そば)ですが、味付けは全く異なり、前者は醤油味、後者は塩味となっています。 ちなみに楊州というのは昔の書き方で、現代では揚州としています。 什錦湯麺(シーチンタンミェン)の什錦とはたくさんの材料という意味だそうです。これが五目、十目とされる由来です。 この麺料理が町中の中華屋さんに出てきて、「五目そば」とか「五目あんかけそば」になっていったのでしょうか。 一方の楊州湯麺の楊州は地名で、湯麺は一般的なスープ麺(汁そば)を表しています。 楊州湯麺は塩味ということですので、これが町中華のタンメンに変化。しかも、その読み方であるタンミェンがあの和風中華に転用されたと考えられます。 そんなことを考えていたら、じゃあ広東麺とは何か?という疑問も再浮上してきました。 さらに、そこに追い打ちをかけるように、チラチラとその姿を現すのがバンメン。 謎は深まるばかりです。 ![]() |
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