
先月下旬、新聞にこんな記事が載りました。 自転車等放置禁止区域図の誤記載及びこれに基づく誤撤去 日ノ出町駅周辺に自転車を置きっ放しにしないよう「放置禁止区域」を図示した看板に誤りがあったことが判明したというのです。 禁止区域ではない場所が赤く塗られていて、そこにあった自転車を撤去してしまったらしい。 そこで、全ての自転車等放置禁止区域において、設置している看板が正しく表示されているかどうかどうか調査したところ、大量の誤記載が発覚したのでした。 記者発表によると… (1)誤って禁止区域と記載した箇所:83枚 (2)誤って禁止区域外と記載した箇所:126枚 (3)上記以外の誤記載(建造物が既に建っている、道の改廃など):146枚 ということで急いで修正したようですが…… しかし、これを見てください。 ![]() 石川町駅北口近くに今現在、設置されている看板です。 あまりにもお粗末ではないでしょうか。 この地図に描かれた情報があまりにも古くてひどすぎます。 横浜貯金事務センターなんて既に解体され、今ここにはマンションが建っています。 港中学校の建物の形、これは一体いつのもの? 形を見ると横浜小学校時代の建物みたいですが……。 この校舎は昭和56年に解体され、翌年に新校舎として現在の建物ができているのです。ひどすぎないでしょうか。 松影公園。これだって、もう何年も前に消滅しています。 山手の学校も描かれているが、「横浜女子商業学園」は2010年に「中央大学横浜山手中学校・高等学校」と改称されていますよぉ~。 水道局中営業所。これだって旧名称で、現在は「水道局 中・南地域サービスセンター」となっています。 さらに細かいことを言うようですが、冒頭の写真を見てください。看板の上部にこんなことが書いてあります。 「昭和60年11月1日から、「横浜市自転車等の放置防止に関する条例」第8条第1項に規定する自転車等放置禁止区域を次のとおり指定します」と。 今は平成25年ですよ。昭和60年といったら28年も前のこと。「昭和60年11月1日から……指定します」なんて書き方はおかしいんじゃないでしょうか。 おそらくこの文章は禁止区域を指定する前に書いた“告知のためのモノ”なのでしょうね。それを何の疑問も感じないまま、30年近く放置してきたのだと思います。 まさに“放置自転車”ならぬ“放置看板”! ![]() そこで、地図の管理を楽にしようと考えた人がいるようだね。 目標物となるものがほとんど描かれていません。わずかに掲載されている建物・施設は、おそらく絶対に消えてなくならないものだけです。 これじゃあ、地図情報を落とし過ぎじゃないのかなぁ……。 ![]() |
こんなもんですよ。
ヘンな部分を見つけたら関係部署に連絡しましょう。
中華街南門の横に横浜市が作った周辺案内図がありました。
そこにも廃止した循環路線が描かれていました。
これも長期間、放置されたままでしたので、
私が指摘したら、なんと、
修正するのではなく、案内図そのものを撤去してしまいました……嗚呼