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中華街のランチといえば、ニラレバ炒め、麻婆豆腐、酢豚、ホイコーローなど定番メニューしか出てこない店が多いが、そんな中でちょっと気になる料理を提供してくれる店がいくつかある。 大通りの老舗「一楽」もそのうちの一つ。 冒頭の写真は昨日の日替わりランチで出た「中華風蒸しハンバーグ 玉子のせ」。(50円引きのサービス券を使用して600円) どうです、美味しそうでしょ。いや、実際にうまいんです。そしてデカイ! スプーンで少しずつ切り崩しながら食べていると店長が寄ってきて説明をしてくれた。 「最近は四川の傾向が強くなっていたので、ここらで穏やかな広東をということで、これを出してみたのです」 たしかに中華街全体でも四川料理の店が増えている。 「子どもの頃はお父さんがよく作ってくれたんですよ」と店長。 これは家庭料理の定番なのだという。家で食べるときは、これに福神漬けを入れていたそうだ。 このハンバーグ、一気に玉子を突き崩して混ぜ混ぜしたくなるのだが、そのような気持ちをグッと堪えて、まずは肉の部分だけを味わっていく。 穏やかなタレにまみれて優しい味わいだ。もちろん柔らかいので歯にも優しい。 ときおり口の中でシャキッとするのはクワイ。「聘珍楼」の肉まんを齧ったときにクワイが歯に当たる、あの嬉しさと似たような感じがある。 優しさに慣れてきたところで、時折、香菜と一緒に食べる。いままで平穏にハンバーグを送り込んでいた口、舌、喉が刺激を受けて活気づく。 後半戦はいよいよ玉子を潰しにかかる。 ![]() 半熟の玉子からドロ~リと黄身が流れ出た。これをタレと合わせてハンバーグにかけて食べると、少し濃厚な味に変化する。 これだけでも充分なボリュームなのだが、さらにこんなのまでサービスしてくれちゃった。 ![]() シラスとキュウリの古漬け! 家庭で食べているもののお裾分けなのだが、この古漬けがまたウマイ! 昭和の食卓を思い出す味! そして食後は例の杏仁豆腐。 ![]() 日によって固さが違うっていうのが、またいい感じだ。 蒸しハンバーグにシラスと古漬け。食後は美味しい杏仁豆腐。 なんだか「一楽」家で家庭料理を食べている気持ちにさせていただいた。 ごちそうさまでした。 ちなみに、こういうハンバーグは「獅門酒楼」でも出たことがある。 こちら→獅門酒楼の蒸しハンバーグ あなたがアッサリ派なら「一楽」へ、コッテリ派なら「獅門酒楼」へどうぞ。 といっても、次はいつ出るのかまったく分かりません。 しかも日替わりだから、その日を逃すとまた相当の期間を待たねばならない。 両店ともホームページに一週間分のランチメニューが出るので要チェック! ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
う~ん、蒸篭がほしくなります。
半熟卵でなくて、塩卵バージョンのやつが出ていました。
今ではすっかり見かけなくなりましたが、一楽でやっていたんですね。
こちらも休日は950円ランチセットになってしまうので、
週末中華ではこういうものが食べられないのが残念。
一品料理では大珍樓のボウボウコウでも出していますが、
塩漬け魚を乗せたものはとてもおいしいですよ。
そんなワタシにこのお料理は眩しすぎます。
せっかくの中華街なのに、どうも定食系というと似たり寄ったりのメニューが多い中、こういうランチがあると足を運びたくなります。
今度行ってみよ。
ご飯がすすんじゃってしょうがないですね。お互い、
若くないんだから気をつけないと。
シラスもいいなあ。
やっぱりこれを食べてブログに載せている人がいるんですね。これは紹介したくなりますもんね。
◆本須さん
揚州茶樓のランチでも出たんですか!
あそこはよく通ったのですが最近は行かなくなったなぁ…
◆marutoさん
波止場食堂も時々行きたくなります。
小港のシーメンズクラブとかもね。
◆アリーマさん
似たり寄ったりが多い中、こういうのが出るんですよね。
でも日替わりだと一瞬のチャンスですよ。
◆陸羽さん
馬蹄蒸肉餅って書くんですか。
ご飯はもともと大盛りだったのですが、もう半分お代わりしそうになっちゃいました。止めときましたけど。