
9月21日にオープンした「翡翠楼」では、初日にランチを食べたのだが、それっきりになっていた。あのあと、中山路を通るたびに外のメニューを眺めていたら、「翡翠炒飯」(1050円)というのが目に付くようになった。 店名からして当然、翡翠○○なんていうメニューが出てくるんだろうなと思っていたところだったので、翡翠炒飯を食べるため2度目の訪問をしてみた。昼メシ代に1050円は厳しいけど、まあ次の日のランチを立ち食い蕎麦にすれば、2日間の平均が700円くらいになるからいいか…。 お店の外観は緑色をイメージした造り。店名を書いた看板もも緑色している。緑にこだわりがあるのだろう。奥さんの名前が「美登里」とか、娘さんの名前が「みどり」だったりしたら、これはもう最高なのだがね。 しかし、店内は意外にも白を基調としたイメージ作りとなっている。壁はクリームっぽい白。食器や調味料入れなどはどれも真っ白だ。なかなかシックな雰囲気である。 ![]() 待つこと15分。 お待ちかねの翡翠炒飯が来た! 緑色に混濁したスープの中に炒飯が~っ! そして、炒飯自体も緑色している~! この色は、着色料なんかではない。もちろんホウレン草から出た色だ。 スープに混じっている具材はホタテ、エビ、イカ、エリンギ。ここから染み出た旨みが、ホウレン草ベースのスープに溶け込み、なかなかいい味になっている。 でも、美味しい翡翠炒飯を食べながらイマイチ釈然としないものを感じるのは何故だろうか? そのワケは、炒飯の破壊にあるようだ。米粒の一つひとつがパラパラになるようシェフが丹精込めて鍋をあおり炒めた炒飯に、こともあろうにスープをぶっ掛けてしまうなんて! しかも食べるときは混ぜ混ぜして、まるでオジヤか雑炊か、はたまたリゾットのような状態にしてしまうのだから、これはもう炒飯とは言えないのじゃないか。 別な名前を付けたほうがいいのかもしれない。 まあ、それはともかく美味しい一品でした。 翡翠炒飯を食べながら考えていたのは、ネーミングのことだけではない。このスープと炒飯から、地球規模で進む温暖化問題が見えてきたのだ。 つまり、このスープが南太平洋であり、炒飯がツバルに置き換えられる。地球温暖化の影響で南極・北極の氷が溶けて海面が上昇。その結果、最高でも標高が5mしかない島国「ツバル」が消滅しようとしている。 いうまでもなく、地球温暖化の原因は温室効果ガスであり、その発生源は我々が出す二酸化炭素だ。 横浜の気温は、この100年間で2.6度上昇しているという。そこで横浜市は2010年までに二酸化炭素の排出量を一人当たり6%減らす目標を掲げた。しかし、現実には4.2%も増えているので、相当の覚悟が必要だろう。 そのために、我々は何ができるのか。こんなくだらないブログをやめること? そうかもしんない。結構、電気をくっているからね。 中華料理をやめろって? そうかもしんない。調理場では相当な火力を使っているからね。 でも、どっちも止められない。せいぜい、中華街へ行くときはマイ箸を持参し、店の割り箸を使わないことかなぁ。 ![]() 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ ![]() |
確かに食資源と地球環境は関係が深いですね。BRICsの一員のブラジルは最近トウモロコシ・大豆・サトウキビで国が急成長していますし。その畑の多くはアマゾンの熱帯雨林を破壊して開発されている事実もあります。
これからはバイオ燃料の時代になるでしょうが、でもそれが必ずしも地球に優しいのかといえば、別問題です。ちなみにオール電化のIHクッキングですが、これも地球環境を考えると非常に疑問のシロモノです。いずれにしても自称エコロジストたちの自己満足にとどまらぬよう、本当に地球に対して効果のある方法を実行してもらいたいですね。
釈迦に説法ですが、日本は食材のほとんどが輸入品です。ですから漫然とした食や遊び半分の食を戒めて、一食一食を大切にしたいですね。
はっ!えらそうにいろいろ書いてしまいました。
閑話休題
先週、遅い昼ご飯のために中華街に行きました。目当ての「安記」さんは中休みで閉まってました。残念。
内装は伺い知れませんでしたが、外装は以前とそれほど変化なかったですね。
仕方がないので「山東」さんへ行って水餃と焼そばを頂きました。ここの焼そばも(少々塩キツめですが)十分おいしかったです。店を出る時に「おいしいけど、たべすぎた~!でもまた来るよ」と中国語でご挨拶したら、お店の片隅に座っていたマーマに大層驚かれました(笑)
お蔭様でいい交流をさせてもらいました。
たしかに日本は食糧の大半を輸入に頼っています。しかも近隣諸国からだけではなく、遥か彼方の国々からも運ばれてきています。日本のフードマイルは相当なものでしょうね。
そこで地場産に着目し、地産地消がすすめられています。関内北仲通にある「80*80」というお店なんか、そんな思いで経営されています。
それにしても一食一食を大切にしたいですね。