中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

ベジタリアンも納得 「生福園」の素バーキー麺

2011年05月10日 | 中華街(市場通り)

 台湾料理・屋台料理を掲げる「生福園」は、中華街の中でもちょっと分かりにくい場所にあります。

 一応、市場通りなのですが、「萬来亭」を目指して急ぎ足で駆け抜ける人たちは、何度もここを素通りしているはず。

【生福園の地図】


 独特の店構え、店内から聞こえてくる中国語のおしゃべり、お経のような音楽…それらが混じり合って「生福園」の怪しげな雰囲気を作り出しているからなのかもしれません。

 でも、一度入ってみてください。何度でも行きたくなるような、不思議な店ですから。



 臭豆腐

 火を通して食べるものなら食材の持ち込みもOK!
 
 店内に入る前から圧倒される…

クリックすると大きな画像が見られます。
 もう一回クリックするとさらに大画面で。
 

 ここは、熱々のバーキー麺が旨いです。
 ただ、食べるたびに思うのですが、この名称の意味が分かりません。
 そしていつも聞くのを忘れてきます。

 写真はそのバーキー麺の精進料理版。
 メニューでは素バーキー麺となっています。


 通常のものには肉を使っているのですが、こちらのバージョンだと大豆で代用しているそうです。

 味こそ異なりますが、食感は肉そのもの。
 でも美味しいですよ。


 4月に食べたランチ。
 まめイカとセロリの炒め。

 量は少なめですが、なかなか良い味付けで美味しい。


 別な日に食べたランチ。
 豚肉の黒豆炒め。

 黒豆好きにはたまらない一品でした。


 食後には飴のサービスも。
 自由に食べてください。

 以前はおばさんがミカンまでサービスしてくれたことがありました。
 
 ここの店の人たちは、なんだか感じが良いのです。


 店内はこんな感じ。
 テーブルの下には荷物が置けるように低い棚が造られています。
 若旦那が改造したのでしょうか。

 店では、中華料理のほかに仏教関係の物品も扱っています。
 縁起物のストラップも。
 ただし、路上や開運グッズ店で売っているような唐辛子系ではなく、中華街では見たこともない様々な形のものが揃っているのです。

クリックすると大きな画像が見られます。
 もう一回クリックするとさらに大画面で。
 
 素材料というのは精進料理です。
 
クリックすると大きな画像が見られます。
 もう一回クリックするとさらに大画面で。

 ガチョウなんかもあるんですね。
 パパイヤミルクも気になるでしょ……

 そして最も気になるのはBGM。
 いつも流れているのは観音経なのです。お経といっても日本のような抑揚のないものではなく、歌に近い不思議なメロディー。

 これと同じような歌を聴いたことがあると思ったら、それは地蔵王廟で流れているものとそっくりだったのです。

【地蔵王廟の地図】



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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読めないけれど (ふ゛り)
2011-05-10 09:54:02
あちらのお寺の読本のようなものやDVDがご自由にどうぞ、と置いてありますよね。
貰って帰って、どこへやったか(汗
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バーキーとは (Torio)
2011-05-10 11:46:19
台湾語です。
漢字では「肉(火庚)」だったかと記憶しています(いつも耳で覚えるもので・・・)。

正確に台湾人が話すと「バーキェー」と聞こえます。

臭豆腐といい、台湾系の店みたいですね。ここ。
お役に立てましたでしょうか(笑)
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CD (管理人)
2011-05-10 17:14:01
>ぶりさん
あのCDを聞きながら食べていると、
なんだか落ち着きます。
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台湾 (管理人)
2011-05-10 17:15:45
>Torioさん
こちらは台北の方みたいですね。
食材も向こうから送られているとか。
宴会もいいかも。
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Unknown (フランケン)
2011-05-10 19:45:02
お店の二回は神殿になっていて、神様を祀っています。僕はお参りをさせてもらった事があります。素料理は日本の精進料理にあたり毎月、旧暦の1日と15日に信者の皆さんが食事をしていますよぉ!
音楽のようなお経は媽祖廟でも流れています。
なんとなく懐かしくて耳を離れません。
台湾の龍山寺でも流れていました。
返信する
さすがよくご存知で (管理人)
2011-05-10 22:51:46
>フランケンさん
あそこの2階が神殿ですか!
旧暦の1日、15日に会食!
凄い店ですね。
それにしてもあの曲(?)は頭から離れませんね。
返信する
謝謝臺灣 (陸羽)
2011-05-10 22:58:54
そういや、この店ご無沙汰だなあ。行こうとすると、
喫煙者が居たりするので、避けちゃうんだけど、

メニューをみると、魯肉飯は「ルーロウ飯」なんだね。
折角なんだから、ローバープンって読ませればいいのに。

しかし、いつの間にかガチョウがあるなんて!これは、
行かねばなるまい。
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ガチョウ (管理人)
2011-05-10 23:17:00
>陸羽さん
私もガチョウのメニューに最近気がついたのです。
やっぱり行かねばならないですか。
数量限定メニューですから貴重なんでしょうかね。
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シフト (某若)
2011-05-11 00:01:37
魯肉飯は秀味園がデフォルトでしたが、
生福園の方が質・量とも優れてると感じています。
 
で、そんな話を青葉新館でしたら・・・
 
なんと生福園は青葉で働いていた料理人で
台湾野菜は実際に親戚ルートで台湾から入れている事と、
秀味園は経営していた方がやめて、今は別の方が名前だけ
使って営業していると聞かされました。
 
どうりで最近、秀味園の魯肉飯がピンと来ないワケだ・・・と(^_^; 
 
最近の中華街は、そういう意味でも
美味しさの歴史はどんどん消えていくように感じています。
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やっぱり (管理人)
2011-05-11 08:26:55
>某若さん
秀味園はリニューアルして、
店頭のメニュー表示なども変化しましたよね。
やっぱり経営者が変わったのですか。
あの広告類は最近どこでも見かけるタイプのものです。
おそらく同じ広告会社が手がけているのでしょう。
昔の秀味園は良かったなぁ。

生福園の食材は台湾から仕入れているという話は、
お店の方からも聞きました。
でも「青葉」で働いていたとは知りませんでした。
返信する

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