中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「横浜博覧館」が改装されていた

2014年09月23日 | 中華街(大通り)

 「横浜博覧館」の3階がかなり変化していた。

 ここには展示コーナーや中国、中華料理関係の書籍が並んでいたのだが、横浜の観光情報コーナーになっている…
 色使いといい、雰囲気といい、なんだか横浜コンベンションビューローの出先機関みたい。


 本は持って帰れないけど、パンフレット類は持ち帰りOK、って当たり前か。


 下の方には横浜モノの雑誌もいろいろ取り揃えているぞ。


 もちろん中華街モノも。


 いままで自由の入ることのできた屋上庭園は、このカフェで何かを注文しないと入場はできない。


 あまりにも自由過ぎたようで、何も買わずに足湯だけやって帰るとか、他の店で買ってきた焼き小籠包をここで分けあって食うとか、ちょっとひどかったからねぇ。


 入り口横には世界最大級の急須が置かれている。


 景徳鎮の由来とかも、ここに書いてあるよ。


 ヨコハマサイドステージって、何?


 なんだかよく判らないので、帰宅してから調べてみると…


 う~ん、結局、分からない……
 


 2階のベビースターランドは変っていないな。


 ベビースターラーメンは「おやつカンパニー(旧松田産業)」の製品で有名だが、この会社、実は世界で最初にインスタントラーメンの開発に成功しているそうだ。
 日清のチキンラーメンより3年も早い1955年だったのだが、商売としてはうまくいかなっかたため、日清のチキンラーメンが元祖ということになるらしい。

 その松田産業がインスタントラーメンを再び製造を始めたころ、ラーメンのかけらが大量に発生し、もったいなからということで味付けをしてオヤツにしたのが、ベビースターラーメンなの誕生につながったという。


 階段の壁には「安楽園」解体の風景写真が飾られた。


 そして「横浜博覧館」ができるまでを紹介しているのだが、


 土地を掘っていたら、こんなものが出土したという。


 関東大震災前の煉瓦は予想どおりだったが、戦時中の防空壕まで発見された!


 さて、こちらは「かをり」の裏に新しくできたマンションなのだが…



 角を回り込むと、植え込みの中に、こんな案内板があるのに気がついた。
 このマンションができてから、何回も傍を通過していたのに、いままで目に留まらなかったのか。 



 案内板の手前には、なにか煉瓦っぽいものが…



 やっぱりね。
 工事中にレンガが出土したというのだ。
 この町内で土地を掘削をすれば、必ずレンガが出てくることはよく知られていることだが、まさか小菅刑務所製のものが出土したとは。



 こんな刻印だ。


 煉瓦は6個。



 たしかに桜の刻印がある。


 これもだ。


 丸にカ……現在のところ、どこの製造なのかは不明らしい。



 案内板の背後の壁や下の部分。
 スクラッチタイルだ。

 このタイルは大正末期から昭和初期に流行ったもので、横浜公園や古い建物などで見ることができる。
 マンションは新しいビルなので、もちろんタイルも現代のモノだ。
 でも、ビルの意匠を考えた人が、古い時代をイメージして、この部分に貼りつけたのだろう。

 こういうことをやる人って…いいよね。
 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
出土 (吉継)
2014-09-23 09:00:16
近現代の建築の遺物で煉瓦ですか、然も小菅刑務所製知らなかった!
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レンガ (酔華)
2014-09-23 11:39:41
>吉継さん
中華街で出土したレンガは多いです。
http://www.chinatown.or.jp/fact/column/1019
返信する
驚き! (冬桃)
2014-09-23 21:40:03
中華街にも防空壕があったんですねえ!
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防空壕 (酔華)
2014-09-24 05:57:26
>冬桃さん
普通、防空壕といったら山や崖地に横穴っていうイメージですよね。
でも地下に掘る防空壕もあったそうですから、
平地でも考えられるんですね。

本牧の古老も言ってました。
「自宅の床下に防空壕を造った」と。
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