
これは先週月曜日(8/6)に、「獅門酒楼」の日替わりランチで登場したメニュー。 活〆スズキに惹かれて注文してみた。 揚げたスズキが大量に入っている。これに加わるメンバーはピーマン、玉ネギ、エリンギ。 全体が豆鼓で炒められていて美味しい。 ![]() 食後のデザートは、久々に杏仁豆腐にしてみた。 やっぱり、ここのアンニンドウフはうまい! 食後は「会芳亭」で読書。読んでいた本は、例によって坂本一敏氏の『誰も知らない中国 拉麺之路より』。 その中に「杏仁豆腐」という一文がある。なかなか面白いことが書いてあったので、以下に引用しておく。 名前というのは最初に通用したものが独り歩きしていくものである。「アンニンドウフ」といわれている「杏仁豆腐」が最もよい例である。 「杏仁」は日本語では普通は「きょうにん」と読み、杏の種、または種のさね、のことである。 現代中国語の標準音では「シンレン」だ。辞典をよく調べてみると、杏は「唐音」では「アン」と読むことが分かったので「アンニン」と読んでも間違いではない。 この唐音とは中国の江南あたりで昔、使われていた言葉のことをいう。なぜ「杏仁豆腐」だけが、そんな唐音で発音しなければならないのか? ましてこれはもともと広東の小吃で、長江下流の江南よりもっと南で食されていた。 そこで中国の代表的な方言である四川語、広東語、福建語、上海語ではどう発音するのか、各地の友人に聞いてみた。 四川語は「シンレンドウフ」(これは標準語と同じ)、広東語では「ハンヤンダォーフ」、福建語は「ジンニンドウフ」、そして上海語は「アンニンドウフ」である。 とすればこれは、上海の調理師によって、名前が普及したものなのだろう。 横浜中華街の料理店をみると、広東料理の店が大半である。これは、開港後にやってきた中国人に広東出身者が多かったためだ。 そのため、必然的に広東料理店が多数を占めたといわれている。 このことは、横浜と広東の結びつきを考えさせる歴史的な話であるが、こと杏仁豆腐の読み方に限って言えば、上海との関係が浮かび上がってくるということらしい。 ![]() |
こっちのほうが美味しそうだなあ。
いや、ちょっとうさぎっぽい気分になったので。
獅門酒楼、一楽は、どの地方なのかなー?
あまり気にしてないのですが。
うぅ~ん、食べたいなぁ…
三把刀のうち料理は特に広東の方が多かったということなのでしょうね。
両方とも広東料理ですね。
中華料理でスズキというのは、
多分初めてかも。
今日は、どこだったか他の店で出ていましたよ。
豆鼓が合うんですねぇ。
美味しかったぁ…
地蔵王廟(中華墓地)の墓石を見ると、
生まれが広東省の人、多いですよ。
開港前、長崎には福建の人が多かったのが、
開港とともに横浜に来たという話もありますから、
どこの人が多かったのか、よく分からないですねぇ。