鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

外はいつの間にか雨になっている。

2006-12-14 16:16:14 | 直言!
時計はもう3時半。1日がまた過ぎていく。過ぎていくことは正月が近づいている。あれもしなければこれもしなければと思いながらパソコンの前で座っている。
雨は気持ちをゆっくりさせてくれるが明日は奈良市内の飛鳥荘にいかなければならない。関西地域で民族教育に取り組む教師たちの研修会である。
明日はまた「春日若宮おん祭り」の宵宮である。
韓国の教師たちは日本の古代の祭りにも「ウリナラの文化だ」というだろう。
まさにそうだ。
古代渡来人が伝えた文化である。これをしっかり守ってきたのが奈良の地域の人である。このことにも耳を傾けなければならないだろう。
猿沢池のほとり、雑誌記者時代はよく歩いた。
春先になると数匹の亀が池の中に浮かぶ石の上に上ってひなたぼっこしていた。
また池の傍の柳の木がしなる頃の季節は風情があった。
五重の塔に通じる52段の階段を登って興福寺の鹿をよくみていた。何も話さない鹿だったがそんな鹿を黙って見ていた。心が安らいだ。
しばらく奈良公園を歩くと奈良公園の中に有名な懐石料理の店があった。
一般庶民が入れない価格だった。また入りにくい店だった。1度、取材を申し込んだが断られた。取材して宣伝するほどでもないと雑誌記者をやめてから分かった。
誰かがお忍びでこられるところである。
芸能人もいたかもしれない。
京都嵐山にある某料亭を仕事で訪問したときにそこで働く人がここは俳優のお忍び場所であると教えてくれた。
超ベテラン俳優の男女だった。

そういえば1970年代、中国から政界の要人が奈良に来たときにもここを利用したのだろうか。ついそう思ってしまう。
民団奈良県本部の要人との会見もあったと聞いているが場所を決して明かしてくれないのでついここだったのかと想像してしまう。
猿沢池のほとりに行くまでは奈良の繁華街だった。かつて昔はそうだった。
奈良市庁が新大宮に移転してからはここの町の様子は変わった。
今は新大宮界隈が人の集まる場所になった。
しかし古き住民は奈良の町を活性化しようと踏ん張っている。
いいものもあればこれはと思うものもある。
長いこと奈良の町を歩いていなかったら飛鳥荘がわからなくなった。
近鉄奈良駅付近はよく歩いているのにここから先、餅飯殿通りまでいかない。まして猿沢池までいかない。
50代のころは夜のウオーキングもしたが膝をいためてから医師からウオーキングは止められた。そんなことで余計に歩かなくなった。
月曜日からずっと出ていなかった。銀杏やさんのコーヒーが懐かしくなってきた。私のささやかな至福の時間である。
それが先日、夫は憎たらしいことを言って私をいじめた。
税金の振込みをしないといけないがつい仕事の時間の方が気になって急いで次に外出したときに銀行にいけばいいと思って振り込みをしないで仕事に出かけた。
それから外出することもなく鞄の中に入っている。
そしたら私が怒って気に入らないことがあった。
夫は振り込んでいないことに夫婦でも言ってはならないことを言った。
「銀杏やでコーヒーを飲む時間があればできる」と言う。これは男の紋切り言葉である。
夫は家でビールを飲んで至福の時間だが私は家のことやら仕事やらしているとほんの短い時間でも銀杏やさんに寄ってコーヒーを飲みながら新聞を読むのがしっとりした私の時間である。デリケートな女性の心を踏みにじっている。
おもわず情けなくて腹が立ってリビングの戸をしめて隣の部屋にいったがテレビ番組が気になってまたリビングに戻った。
私は一言も口を利かないで知らん顔してテレビを見ていた。
年をとってきた夫は私が無視するとよほど寂しくなったのだろう。
夫の顔を見ると泣き顔になっている。
それでも私は知らん顔していた。
けっきょく二言三言私が話しをした。
けれど私はまだムラムラと腹が立っていた。
女性の気持ちをさかなでする男性の気持ちが理解できない。

朝になるとまた夫は怖い顔していた。朝は私は黙っていた。
けっきょく夕方には自分の気に入った食材と私が頼んだ物を買ってきたのでそれで元のさやにおさまった。
明日は早い目に自宅をでて夫に言われたことは片付けなければなにらない。
それはそうと、年寄りに対して税金はきついではないでいすか。
金持ちがよくて高齢者や庶民にはますます生活が厳しい昨今です。
けっして景気なんてよくなっていません。
景気のよくなっているところ庶民の生活からはっきり見せて下さい。
現政権も前政権は何を考えて改革というのだろうか。無駄遣いが目立つ日本、無駄遣いを削れば一般庶民から取ることはないとおもいます。しっちゃかめっちゃかの日本。全自動洗濯機のように言葉だけがぐるぐるまわっていてななんの解決もできていない。おかしい世の中です。


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