鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

久しぶりに女性の井戸端会議にふれた。

2008-01-07 23:10:08 | 直言!
私は女性の井戸端会議の中で村的志向の強いところで15年間住んでいたことがあった。ここで息子の小学校のPTAの役員をしていてなぜかしら意地悪な女性の心を垣間みてこの中にいると自分までそうなってしまうと考えた。
何度か井戸端会議がある。1970年代のことである。
村の中で番長格の人がこの人がいつも指揮っていた。
この人が集れといえばその人についている人はその人の家に集まった。私も誘われて2回参加した。
参加するとそこにいない人の悪口が出始めてまたまわりはそれに輪をかけて誇張していく。そしてそれが2・3日するとそこで毒にも薬もならない人の名前で噂が広がっていた。噂の種にしたのが毒にも薬にもならない私になっていた。
私はその筋の通らない早業に驚き2度とその集まりに行かなくなった。
そしてある日、保守的な町に東京から転校生がきた。
またそれが私の住んでいる近所だった。
その婦人は美人で聡明でいいところの奥さん。しかしスポーツも万能、カラオケさせても上手い。そしてさらに男子の子2人とも学年で1番という成績、転校生でも母親もたちまちのうちに人気者になって村の番長に呼ばれていくが賢い彼女はこの閉鎖的な町の仕組みに驚き2度と井戸端会議に行かなくなった。
そして毒にも薬にもならない私が噂の種にされていじめられていることを知って私を庇う立場にまわった。
井戸端会議でそこにいない人の悪口をいう集りが心の中で許せなかったという。そして弱い立場にいた私を庇った。
しまいにまわりのPTAの人たちまでが彼女に「あんたも韓国人」と言われたと言う。「どうして」と聞くと私と仲がいいからと言う。
それに彼女は言い返したという。
「韓国人と仲よくして何がいけないの。彼女が韓国語しか話せなかったら私もお付き合いできないけれど彼女は日本で生まれて日本で育っている。日本語で会話できるから話しに不自由していないですよ。私は日本人です。ただ私の父親は公務員でも国家公務員だったので母親はどの人にも公平に接してきた。それに近所に在日の人がおられたがお母さんはその人たちをもっと大事にしたのです」といったらまわりは唖然として言葉がでなかったという。
しかし親しくしていた1人の女性が彼女に「あなたはやはり偉い」と褒めたという。

なんとか私から引き離して自分たちの井戸端の集りに取り込もうとしたができなかった。
だから私も彼女もその町で暮らしたのに親しい友達は限られていた。
私は孤独の中でPTAの役員をこなした。助けてくれたのは私を理解してくれていたPTAや教師たちだった。
あれから幾年も過ぎた。
転校生の親の彼女、今1番親しい女友達になった。
子育ての中で保守的な町で暮らしたがまわりにふりまわされず自分をしっかり生きた。孤独の淵にもいたがふりまわされなかった。
どこにいても女性の集まりの中で意地悪な人が1人2人はいる。特に旧家と名がつく閉鎖的に村的志向の中に見えないところでのいじめがある。
長いことこんな環境から離れていた。
ほとんど男性の中で仕事してきた。
久しぶりにあるところで女性の見えないいじめを垣間みた
いつの世も女性のいじめは陰険である。

また私はPTAを離れるとグループでも陰険な女性集団のいじめにあった。
毒にも薬にもならないわたしのところに集中した。
それからもいつしか離れて今はほとんど男性の中で活動している。
男性は女性の陰険ないじめを知らないだろう。
知ったら驚く。とぐろ巻いておそいかかってくるほど陰険で見えないところで爪を研いでいる。
男性のいじめは私は仕事の中で体験しているが女性のいじめはもっと怖い。
こんなこと漫画に描くとそのいじめの顔の表情をどうするのか。紙芝居のように浮かんでくる。
そんなことでまた私の若い頃体験した井戸端会議で集まるおばちゃんの集団の心理状態を思い出した。
こんなことが今時まだあったのかと-----私が恐れおののいている。
私は毒にも薬にもならない。けれど堪忍袋が切れると私の方が鷹の爪をもっているかもしれない。人は穏やかな人ほど秘めた毒気がある。毒気が出されるまで自分を知る。自分を知ればちっぽけな1人の人間にしかすぎない。
そうなればみんなに優しい心になっていく。
毒にも薬にもならないとおもっていたら大間違い。秘めたバワーがみなぎっている。人それぞれに針の山とマシュマロの山と2つ持っている。
なるべくマシュマロになろうと思っているが時には牙をだすこともあることをお忘れなく------。
さていったい井戸端で話すのは何も罪のない下ネタでしょうか。けれどこれも苦手な人がいる。夕べみたニュースでも天気でも話して下さい

人の陰口はあきません。それを撒き散らすようにする人もあきません。
そんなことでショックな井戸端会議にまた出会いました。

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