うれしがりの私は女友達に手作りの鞄を見せた。

そして彼女は言った。「もう1つ同じ鞄を作っておいたら」と言った。
私が仕事で使いやすいように作っていたのが理解してくれたようだ。
そして夫が「売りに出したら売れる」と言ったが私は「そんなことせえへん。私の鞄に使う」と言ったと話したら彼女は「これなら売れる。売れる」とお世辞でも褒めてくれた。
手縫いなのでそんなに褒められたものではないが自分ながらよく作ったと思っていたからうれしかった。
彼女もそうだが私は鞄を買っては使いにくいといってはまた買ってくる。
値段の高いもののあれば安いものもある。
鞄1つで右往左往しているので自分で使いやすい鞄を作ったことを理解ししてくれた。

そして彼女は「もう1つ作って置いたほうがいいよ。この鞄をみて反省点を考えて作ると今度はもっといい鞄できると思うよ」と言ってくれた。
彼女と4時45分に別れてバス停でバスを待っている時にまた彼女の言葉を思い出した。そうだ。本当にもう1個、鞄の手作りをしてみよう。今度はあせらないでゆっくりゆっくり時間をかけて作ってみよう。それに布地もちゃんと布地屋さんで選んで裏地も選んで作ってみようと考えた。今回は失敗してもいいように100円均一で材料をそろえたものばかりである。
冬になるとテレビ見て家で過ごすことが多い。何もしないでテレビだけを見ているのがもったいないからもう1個、今度はゆっくりあせらないで布地ももう少しいいものを選んで作ってみようと思った。
本当に使いやすいのである。
それが鞄を製造する人は一般大衆の大勢を対象にしているので私のような仕事をしているものは使いにくい鞄ばかりで「帯に短し、たすきに長し」とよくいったものである。

今日は2時の約束だったのに私が10分遅くなった。
2時10分から4時45分までたわいもない話をペチャクチャ話している。双方の子どものことや家族のことなど話しているとすぐ時間が過ぎている。
この間、コーヒー2杯でホットケーキー１人前をとって2人で分けて食べる。合計して2で割ると785円支払った。
２時間半以上も1000円足らずでおしゃべりをしている。
店の人は呆れているだろうが月2回は必ずここにくるので店の人もあきらめてみてくれてい.るのかもしれない。

外にでると雨がしぐれていた。
あわててバスに乗って家の近所のスーパーによって食材の買出しをした。
美味しい豆腐屋さんはもう閉まっているかもしれないと思ったがあいていた。豆腐は最後のもだからと金額を値引きして下さった。油揚げも美味しいので少し買った。
本当にここの豆腐はおいしいのである。
娘さんが手伝っておられる。
「おかあさん。健康に気をつけて美味しい豆腐を作ってくださいね」と思わず声をかけてしまった。