アジア映画巡礼

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インド映画自主上映会:テルグ語映画『Gautamiputra Satakarni 』

2017-01-17 | インド映画

インド映画の自主上映会、早くも始動です。Periploさんからいただいた情報ですが、まずはテルグ語映画から2017年が始まります。

『Gautamiputra Satakarni (ガウタミープトラ・シャータカルニ)』

Gautamiputra Satakarni (film).jpg

(2017/テルグ語/135分/英語字幕)
 監督:クリシュ
 主演:バーラクリシュナ、シュレーヤー・サラン、ヘーマー・マーリニーほか

■日時:2017年1月22日(日)午後 2:00~
■会場:埼玉県川口市、SKIPシティ・彩の国Visual Plaza アクセス
■料金:大人2,000円
■主催:Madras Movies Japan HP  予約サイト

balayya_gautamiputra_satakarni_poster

Periploさんの詳しい解説の入ったご紹介ページはこちら。読んでいると勉強になります。タイトルとなっているガウタミープトラ・シャータカルニは、2世紀前半にインド中部デカン高原地方のアーンドラ国を栄えさせた王様とのことで、日本版Wikiも作られています。その王様を演じるのが、テルグ語映画界の大御所ナンダムーリ・バーラクリシュナ。どんな俳優なのかはPeriploさんのブログを見ていただくとして、NTRジュニアの叔父さん、と言えば、日本のインド映画ファンの皆様には何となく大物ぶりがわかっていただけるとかと思います。そして、テルグ語映画界=トリウッドの常として、大物スター俳優兼政治家でもあります。

NBK_Gouthamiputra_Shathakarni_Poster_HQ

今回の王様役など実にピッタリの俳優なのですが、私的には今回の話題は、その妻役にヘーマー・マーリニーが出演していること。ボリウッド映画ファンならご存じの、かつての「ドリーム・ガール」です。タミルナードゥ州生まれでバラタナティヤムの舞踊手として活躍、踊り子役でタミル語映画に出たところボンベイ(当時)のヒンディー語映画界に引っ張られ、1968年に『Sapno Ka Saudagar(夢の商人)』でヒンディー語映画デビューしました。1970年代、80年代はトップ女優の1人として、ボリウッドで大活躍。当時共演の多かった男優ダルメーンドルと恋に落ち、妻子がいる(息子はサニー・デオルとボビー・デオル)にもかかわらず、「ガンダルヴァ婚」とやらを行って娘2人(女優だったイーシャー・デオルとアハナー・デオル)をもうけました。1990年代以降は出演作が減りましたが、アミターブ・バッチャンと共演した『Baghban(庭師)』(2003)は老人問題を扱った作品として注目され、サルマーン・カーンの出演もあってヒット作に。近年も娘たちと共にバラタナティヤムの舞台で踊ったりしているヘーマー・マーリニーですが、国会議員にもなったりと、さすが南インド出身の女優だけある幅広い活躍ぶりです。下の予告編を見ても、まだまだとってもおきれいです。

Gautamiputra Satakarni Theatrical Trailer | Nandamuri Balakrishna | A Film by Krish | #NBK100

さらに美しいのが、主人公の妻役のシュリヤ-・サラン。『ボス その男シヴァージ』(2007)のヒロイン役として来日もしたこともあるシュリヤー・サランですが、「そうなの?」と思われた方はこちらをどうぞ。『バーフバリ 伝説誕生』の大ヒット以来、こういう歴史大作が増えたような気がするのは私だけ? 

 


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