先週の土曜日、12月5日(土)、インド映画連続講座第Ⅴ期の第1回「音楽の魅力」の2回目の講座を開催しました。新型コロナウィルス感染拡大の第3波が顕著になってきた時なので、キャンセルなさる方も出たのですが、それはもう仕方のないことです。でも、ほとんどの方が足を運んで下さり、ほぼ満員(と言っても、以前の定員の半分ですが)のお席にむかって、楽しく話をさせていただきました。<第1回>では、映画音楽の諸側面を知っていただくために、映画音楽の歌詞本(1ルピーのペラ紙のものからポケットブックまで、いろんな種類があります)や70年代から90年代までの間に買ったLPレコードのジャケットなども見ていただいています。わが家の映画音楽関係グッズは、一大展示ができそうなぐらいあるのですが、その一端をお目に掛けることが出来て嬉しいです。で今回は、来月の講座「舞踊の魅力」のお知らせです。
スペース・アーナンディ/インド映画連続講座第Ⅴ期
「インド映画のエレメンツ」
<第2回>舞踊の魅力
スペース・アーナンディ「インド映画連続講座」は、定員を約半分に制限し、感染予防策を徹底させながら実施を続けています。今期第Ⅴ期の新しいテーマは「インド映画のエレメンツ」。久しぶりに映画そのものに戻り、インド映画を魅力的にしている要素のあれこれを探ってみたいと思います。
第1回では「音楽の魅力」を取り上げましたが、それに続くのは「舞踊の魅力」。「音楽」と共に「舞踊」は、インド映画には欠かせない要素として、サイレント映画の時代から今に至るまで、インドのみならず世界中の人々を魅了し続けています。21世紀に入ってソング&ダンスシーンが減ってきたとはいえ、それだけに2、3箇所挿入されるソング&ダンスシーンは、さらにゴージャスに、さらに工夫に富んだものになってきているのも事実です。
左からカタカリ、カタック、マニプリ(いずれもWikiより)
今回は、音楽の時と同じく古典のお話から始めて、4大インド古典舞踊と言われるバラタナティヤム、カタカリ、カタック、マニプリの基礎知識とその他の舞踊の説明、そして映画へのアダプテーションのお話などを致します。俳優の中にも著名なダンサーもおり、さらに舞踊振付師は裏の人ながらスター的存在の人もいるので、そんなお話なども。また、歴史に残る名ソング&ダンスシーン(これは多すぎて困るのですが…)もご紹介し、実際に見ていただこうと思っています。
さらにさらに、「音楽」の時には触れなかった、ソング&ダンスシーンの作り方、撮り方についてもお話しできればと思います。ダンスシーンの分析までは手が回らないかも知れませんが、とにかくたっぷりと、インド映画の絢爛豪華な舞踊世界をお楽しみいただこうと思いますので、ご期待下さい。(下は、最近の公開作でピカイチだった『WAR/ウォー!!』のソング&ダンスシーン)
Ghungroo Song | WAR | Hrithik Roshan, Vaani Kapoor | Arijit Singh, Shilpa | Vishal & Shekhar, Kumaar
日時:2021年 1月9日(土) 15:00~17:30 (お好きな回をお選び下さい)
1月23日(土) 15:00~17:30
1月30日(土) 15:00~17:30
場所:スペース・アーナンディ(東急田園都市線高津駅<渋谷から各停18分>下車1分)
定員:11名
講座料:¥2,500(含む資料&テキスト代)
講師:松岡 環(まつおか たまき)
今回も、①定員は約半分、ソーシャル・ディスタンスを確保する、②参加者はマスク着用、手の消毒も徹底する、③会場は消毒を励行、換気も徹底する、④その他、できうる限りの感染予防策を取る、という点に注意して実施しますが、感染者数がまた増えている状態なので、状況次第では中止のご連絡をするかも知れません。その点、悪しからずご了承下さい。
ご予約は、スペース・アーナンディのHP「受講申し込み」からどうぞ。ご予約下さった方には、ご予約確認と共に、スペース・アーナンディの地図をメール送付致します。床におザブトンをひいて座っていただく形になりますので、楽な服装でお越し下さい(申し訳ないのですが、スペースの関係上イス席はご用意できません。悪しからずご了承下さい)。皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。
それから、以前こちらでご案内しました<インディアンムービーウィーク2020リターンズ>ですが、12月11日(金)~@キネカ大森のスケジュールが出ました。こちらです。年末年始はぜひインド映画へ!