NHK文化センター青山教室のオンライン講座<もっと! インド映画を読み解く>も、いよいよ最終回の3回目となりました。10月の「ボリウッドVS.南インド映画」、12月の「インド映画と宗教を考える」に続き、今回のタイトルは、「変わるフェミニズム映画」で、2月18日(土)13:00~14:30の開催です。講座の詳細とお申し込みは、こちらのサイトになります。
今回の講座は、南インドのマラヤーラム語映画『グレート・インディアン・キッチン』に沿ったお話がメインになるのですが、その前にちょっと、昨年の日本とインドにおけるインド映画状況のまとめをしておきたいと思います。皆さんご存じのように、昨年10月21日に公開されたテルグ語映画『RRR』は、日本でのインド映画興行収入記録を塗り替えました。豪華なゲストも3人来日、あの時の興奮は今も忘れられません。
©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.
そして、現在は、1月20日公開のグジャラート語映画『エンドロールのつづき』がヒット中。公式ツイッターには絶賛の声が溢れています。『RRR』と比べると、チョー地味な作品なのですが、たくさんの人の心を捉えています。
©2022. CHHELLO SHOW LLP
インドでは、興業収入はどうなったのか。そんなお話も交えながら、この1年のインド映画界を見ていきます。そして本論の『グレート・インディアン・キッチン』では、日本にも照射できるこの物語がなぜ作られたのかを分析していきます。
©Cinema Cooks, ©Mankind Cinemas, ©Symmetry Cinemas
さらには、インド映画の最近の話題もちょっとお伝えしようと考えています。残念ながら映像素材などは使えないのですが、日本でも今年はまたまたインド映画の年になりそうな感触をお伝えして、全3回の締めとしたいと思っています。最後に『グレート・インディアン・キッチン』の予告編を付けておきますので、ここから生まれてくる物語を想像してみてくださいね。では、皆様とオンラインでお目にかかるのを楽しみにしています。
映画『グレート・インディアン・キッチン』予告編