上映を把握していながら、お知らせが遅れてしまいました、ごめんなさい。マヘーシュ・バーブの2019年のヒット作『リシの旅路』が現在首都圏で上映中です。原題を『Maharshi』というこのテルグ語映画、2019年のインド映画興収第18位となった作品です。インドエイガジャパンの配給なので、いつものことながらあまりちゃんとした宣伝はなされず、「見たい人は見に来てね」方式の公開なのですが、当方としてはインド映画公開の歴史を記録しておくため、映画を見てついでにチラシを拾って...、という作業をしないといけません。ちょっと今、きつい仕事が入っていて週末にしか行けないのですが、チラシ、まだ残っているかなあ...。というわけで、上映館のサイトにあったご紹介にちょっと手を入れてたものをそのままコピペして掲載しておきます。
『リシの旅路』
2019年/インド/テルグ語/176分/字幕:内海千広/原題:Maharshi
監督:ヴァムシー・パイディパッリ
出演:マヘーシュ・バーブ、プージャー・ヘーグデー、アッラリ・ナレーシュ
配給:インドエイガジャパン
※10月18日(金)より、キネカ大森、シネリーブル池袋ほか全国順次公開中
STORY
ハイダラーバード郊外の低所得者の居住地域で、下級公務員の息子として育ったリシ(マヘーシュ・バーブ)は上昇志向の塊だった。少額の借金の返済を集金人から責め立てられ、身を縮めるようにして生きている父の姿を見るのが耐えられず、広い世界で羽ばたくことを夢見てひたすら勉学に勤しむリシ。ヴァイザーグの名門工科大学に入学した彼は、優秀だが生意気な学生として皆に注目される生活を送っていたが、自分とは全くタイプの違う学生ラヴィ、プージャと知り合い、3人は友人となる。さらにリシとプージャは恋仲にもなるが、優秀な成績で卒業したのを期に、リシは彼らとすっぱり縁を切り、単身アメリカに旅立つ。わずか数年でアメリカのIT業界でトップにのし上がったリシだったが、とある出来事をきっかけに一時帰国し、ゴーダーヴァリ河中流域の寒村でたったひとりで農民運動をする旧友ラヴィの姿を見る。さらに、彼の知らないところでラヴィが払った犠牲のことも知り、リシの中で何かが変わる。貪欲なディベロッパーが推進する巨大パイプライン計画のせいで、消滅しかかっている村と農民を救うためにリシがとった戦略とは。
マヘーシュ・バーブ Mahesh Babu
1975年、タミルナードゥ州マドラス(現チェンナイ)に生まれる。父は1970年代からのテルグ語映画のスーパースター、ガッタマネーニ・クリシュナ。子役を経験した後、1999年に『Rajakumarudu〔王子様〕』(未)でヒーロー役としてデビュー。2003年の『Okkadu〔一人の男〕』(未)によってブレイクし、『Pokiri〔ならず者〕』(2007、未)の大ヒットによりテルグ語映画界の若手ヒーローのトップとして、その地位を不動のものとする。すらりとした高身長と白皙の肌、そして悠揚迫らざるセリフ回しから、「プリンス」の愛称を得ている。現在は『RRR』(2021)のS・S・ラージャマウリ監督とのコラボレーションによる、次回作撮影開始に向けて準備中。
日本でのマヘーシュ・バーブのファンはまだ少ないかと思いますが、上記のようにS.S.ラージャマウリ監督の次の作品はマヘーシュ・バーブが主演する予定なので、今年映画祭上映された『グントゥールの激辛男』(2024)と共に、この作品も「マスト・シー」ですね。英語版Wiki『Maharshi』を見てみると、プラカーシュ・ラージ、ジャガパティ・バーブ、ラーオ・ラメーシュ、ムケーシュ・リシにナーサルといったお馴染みの皆さんも出演しているようで、その大物勢揃い作品が日本語字幕で見られるとあっては逃す手はありません。皆様、ぜひ劇場にお運び下さい。最後に予告編を付けておきます。おお、なかなか骨のある映画みたいで楽しみですね! 『リシの旅路』、どうぞよろしく。
#MaharshiTrailer | Mahesh Babu, Pooja Hegde, Allari Naresh | Vamshi Paidipally | DSP | 4K