アジア映画巡礼

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TUFS Cinemaでインドネシア映画『母ちゃんの巡礼』上映

2018-12-09 | 東南アジア映画

東京外国語大学で行われている無料の映画上映会TUFS Cinema。「TUFS」は「Tokyo University of Foreign Studies」の略ですが、12月22日(土)にはインドネシア映画の上映会が開かれることを、東京外大の非常勤講師の方から知らせていただきました。まずは、上映情報をどうぞ。

Emak ingin naik haji (2009)

『母ちゃんの巡礼』 TUFS Ciema公式サイト
 インドネシア/2009年/インドネシア語、英語/76分/原題:Emak Ingin Naik Haji/日本語字幕付き
 監督:アディティア・グマイ
 原作:アスマ・ナディア
 主演:レザ・ラハディアン、アティ・キャンサ、ディディ・ペテット、ヌニ・L.・カリム、アユ・プラティウィ
<開催情報>
 日時:2018年12月22日(土)14:00開映(13:30開場)
 会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
 解説(上映後):竹下愛(東京外国語大学非常勤講師)
 主催:東京外国語大学
 その他:入場無料、申込み不要(先着501名)、どなたでもご覧になれます。
【あらすじ】(公式サイトより)
「母ちゃん」は売れない絵描きの息子ゼインと二人暮らし。 夫と長男を漁で亡くしてからは、いつか巡礼に行くことを夢見て細々とお菓子作りで生計を立てていた。 巡礼の費用がたまるのはいつのことやら。描く絵は少しも売れず、妻にも捨てられた息子ゼインは自分のふがいなさをかみしめる。 そんな二人にふたたび試練が降りかかる。「母ちゃん」の巡礼の夢を守りたい一心で、凶器を手に、隣家に忍び込むゼイン。 彼らの家を見下ろすように立つその屋敷の住人たちは、お金に不自由することもなく、ハジ(大巡礼)やウムロ(小巡礼)には何度も出かけていた。 一方、地方選に出馬予定の実業家サトリアントもまたメッカへの巡礼を計画していた。ムスリム層の支持を取り付けるという政治的野望のために―― 。 「巡礼」をめぐって織りなされる絶望と希望と格差の物語――「母ちゃん」の思いは「聖地」に届くのか。

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「Pre-Trailer」なるものをYouTubeで見つけましたので、貼り付けておきます。

Pre-Trailer Film Emak Ingin Naik Haji

 

原作者のアスマ・ナディアという女性作家ですが、ググっていたら、面白い記事を見つけました。2016年6月14日付けの「Wow! Korea」の、「インドネシアで『新韓流』 韓国題材の映画や番組が人気」という記事です。アスマ・ナディアの原作で、「ジルバブ(イスラム教徒の女性が着用するスカーフ)を巻いて世界を旅する有名旅行作家のラニアが韓国人写真家のヒョングンと出会い互いに引かれあう」というストーリーの小説が映画化され、大きな関心を集めているのだとか。「アスマ・ナディア氏が映画に韓国関連の内容を盛り込むことに非常に積極的だった」そうで、そんな作家の書いた小説の映画化ということで、『母ちゃんの巡礼』、よけいに見たくなりました。年末のお忙しい時期ですが、ご興味のおありになる方はぜひどうぞ。



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