2023年は、2003年4月1日に張國榮(レスリー・チャン)がSARS禍下の香港で亡くなってから20年目。ちょうど今の新型コロナウィルスのようなSARS(サーズ)ウィルスが香港中に蔓延して、ものすごい閉塞感と絶望感が漂っている最中のことでした。奇しくもその10年前の1993年には、5月のカンヌ国際映画祭でレスリー・チャン主演作『さらば、わが愛/覇王別姫』が上映されて最高賞のパルム・ドール賞を受賞、陳凱歌(チェン・カイコー)監督やレスリー・チャン、プロデューサーの徐楓(シュー・フォン)らが喜びを爆発させたのでした。あれから30年、そしてレスリー・チャンの逝去から20年、それを記念して『さらば、わが愛/覇王別姫』の4K修復版がこのたび世界に先駆けて公開されます。宣伝担当の方が送ってきて下さったそのままのコピペで申し訳ありませんが、まずはこのニュースを新たにリリースされた画像&予告編と共にどうぞ。
レスリー・チャン 没後20年、映画公開30周年
カンヌ映画祭パルムドール受賞作の4K版 世界最速公開!
『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』
1993年カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞した不朽の名作が、レスリー・チャン(張國榮)没後20周年、さらに映画公開30年周年の今年、『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』としてスクリーンに蘇る!
中国映画界第5世代の名匠チェン・カイコー監督が、京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇俳優 程蝶衣と段小樓の愛憎を1925年から文化大革命時代を経て50年に渡る中国の動乱の歴史を背景に、圧倒的なスケールと映像美で描く一大叙事詩。
©1993 Tomson(Hong Kong)Films Co.,Ltd.
レスリー・チャン主演、中国を代表する女優コン・リーと俳優チャン・フォンイーの共演で特に女形の程蝶衣役を狂おしいほどの妖艶さで演じたレスリー・チャンに魅了される観客が続出!
今回解禁となった予告編では、京劇の俳優養成所で出会い支え合いながら成長し大スターとなった程蝶衣(レスリー・チャン)と段小樓(チャン・フォンイー)の前に段小樓の結婚相手として娼婦の菊仙(コン・リー)が現れたことから程蝶衣が嫉妬に狂う様子など、運命に翻弄される愛の物語が描かれていきます。
あわせて解禁となったポスタービジュアルは、レスリー・チャンの美しい横顔とともに、“夢のような永遠の一瞬をあなたと歩んだ”というコピーが配されました。
今年も5月16日より第76回カンヌ国際映画祭が開催されていますが、30年前の第46回カンヌ国際映画祭にて、中国語の映画として史上初めてパルム・ドールを受賞する快挙を成し遂げた不朽の名作の4K版が、日本でワールドプレミアとなります!
©1993 Tomson(Hong Kong)Films Co.,Ltd.
『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』 公式サイト
1993年/中国・香港・台湾合作/172分/原題:覇王別姫/英語題:FAREWELL TO MY CONCUBINE
監督:チェン・カイコー(陳凱歌)
キャスト:レスリー・チャン(張國榮)、チャン・フォンイー(張豊毅)、コン・リー(鞏俐)、グォ・ヨウ(葛優)
配給:KADOKAWA
※7月28日(金)角川シネマ有楽町、109シネマズプレミアム新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国順次ロードショー
映画『さらば、わが愛/覇王別姫 4K』予告編【7月28日(金)公開】