しーさるの鉄日記

大阪環状線、323系に統一へ


JR西日本は、6月8日の土曜日をもって、大阪環状線、JRゆめ咲線を323系で統一することを発表した。最終投入編成は8両×22編成計176両となる。

大阪環状線を走る特急以外の車両が3扉化するのにあたり、全駅のドア付近に降車エリアを整備する。また、ご利用の多い快速停車の駅を中心に、普通列車、関空・紀州路快速、大和路快速の乗車位置案内を整備、混雑時間帯でもホーム上をスムーズに移動するための専用の通行帯を整備する。ホーム柵の整備は、京橋が今年の秋に、大阪が来年の春を目途に使用開始、その後鶴橋、天王寺、新今宮を整備していく。

なお、323系の投入完了にあたり、201系車両の大阪環状線、JRゆめ咲線での運行を6月7日をもって終了させる。

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2016年の年末から大阪環状線への投入を進めてきた323系だが、約2年半かけて22編成全編成の投入が完了することになった。2014年12月のプレスリリースでは21編成を平成30年度まで投入となっていたが、投入編成は1編成増え、時期も数か月ずれた。予定より1編成増えた理由は何だろうか。

323系統一に伴い201系は大阪環状線から撤退することに。2005年の年末にJR京都線・神戸線からの転属という形で投入されたから、13年半に渡って大阪環状線を走り続けたことになる。同じく、オレンジの中央線快速201系が30年以上走ったことを考えると短い。余剰となった201系は廃車になるのではないかと。大和路線、おおさか東線の103系は去年の初めにに置き換え切っているし。4両に組み替えれば奈良線の103系を置き換えることできるけど、これについては223系で置き換えそうだ。

大阪だけでなく東京でも馴染みだったオレンジ一色の201系は引退するが、黄緑の201系は大和路線、おおさか東線で走り続けることになる。首都圏の201系はなくなったので、この黄緑が唯一残された201系ということになる。オレンジの103系や201系といえば、区間快速に充当され大和路線にも乗り入れていたが、323系投入前の2016年9月に221系に置き換えられている。

車種は違えど、全てが3扉となる大阪環状線、ホームドアを整備するだけでなく、乗車位置もわかりやすいものにする。降車専用ゾーンは全国初の試み、このことで降車客と乗車客が干渉しないようにさせる。これは首都圏、特に乗客、降客ともに多い赤羽駅ホームに取り入れてほしいサービスだ。埼京線なんか乗車の列数を増やせば、隣の乗り場に干渉しないと思うのだけど。普通列車の女性専用車の乗り場は色でも変えるのだろうか。リリースの『ご利用の多い快速停車の駅』というのは、大阪、京橋、鶴橋、天王寺、新今宮、西九条のことを指すのだろうか。私鉄乗換駅とした方がわかりやすいけど、JRとしてはそういう案内したくないのだろう。

ホーム柵導入ペースは山手線に比べると少し遅い印象、2025万博に間に合わせるペースなのだろう。利用客の多いターミナル駅にまず導入となるが、利用客が少なくても通過列車のある東側にも導入しなければならない。西九条駅において、『くろしお』の停車する3番線ホームについてはどうするのだろうか。梅田貨物線の地下化が完成する2023年春くらいに北梅田と同じタイプのホームドアを整備しそうだ。


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