しーさるの鉄日記

JRグループ2021ダイヤ改正(広島編2)


JR西日本の2021年春改正、広島地区の山陽本線以外の改正概要は以下の通り。

●芸備線においてデータイムの運転区間を短縮変更して、下深川~志和口間での運転本数を削減する。また、「みよしライナー」の運転本数を見直す。

●可部線において、データイムの広島~あき亀山間列車のうち、3本に1本の運転を広島~緑井間に短縮させる。また、朝の緑井発着1往復を梅林まで延長運転する。21時以降の列車については4両で統一する。

●呉線、芸備線、福塩線、可部線において終電時刻を繰り上げる。

3月13日ダイヤ改正、広島地区では山陽本線以外でも見直しが行われることになった。

データイムの芸備線においては、下深川~狩留家間で下り13本あったのを8本に、狩留家~志和口間で7本あったのを5本に減らして、志和口~三次間と同じにする。このことで、下深川から先、中深川、上深川、狩留家は毎時1本になるところが発生する。下深川まで乗車人員が1000人越える駅が連続するのに対し、中深川、上深川、狩留家は300人ぐらいだから仕方がないかと。



平日の広島発で見ると、狩留家行から下深川行に短縮変更するのは9時23分発と11時30分発、志和口行から狩留家行に短縮変更するのは、10時25分発くらいで、午後時間帯は狩留家行や志和口行を三次行に変更、代わりに三次行を下深川行に変更というケースが多い。行先を入れ替えるため、広島発で三次行が90分空きとなるのが、改正前が11時05分、12時35分、14時05分だったのが、改正後は12時05分、13時35分及び14時40分、16時05分といった具合になる。16時25分も三次行なので、15時44分を快速三次行にして運転間隔を平準化させてもよさそうだ。

一方、三次発を見ると、9時06分、13時10分の広島行を、それぞれ9時27分、13時23分に繰り下げる。このことで、三次駅着9時19分、13時19分の庄原方面からのバスから新たに接続する。それ以外に志和口発11時38分を狩留家発11時58分に、志和口発13時12分(土休日は狩留家発13時22分)を下深川発13時42分にするなどの短縮変更を行っている。早朝時間帯については、三次発6時19分の平日運転の広島行をに狩留家発に短縮変更させる。

快速「みよしライナー」については、平日は広島発18時05分と20時07分、三次発16時09分と18時10分、土休日は広島発19時05分、三次発8時55分と18時12分の運転を取りやめる。その結果、平日は4往復から2往復に半減、土休日も5.5往復から4往復に減ることになる。改正後は広島発10時05分、16時05分、三次発8時11分、10時30分となり、土休日はその2往復に加え、広島発17時05分、18時05分、三次発12時12分、16時09分の運転となる。

広島発18時05分の快速は、平日のみ狩留家から先の運転を取りやめる。このことで、備後庄原行最終への接続はなくなり、広島発17時05分が備後庄原への最終となる。但し、それは鉄道での話で、バスでの最終は広島駅新幹線口発20時45分になる。また、三次から先の各駅も広島駅新幹線口発17時40分のバスからも乗り継げる。広島発20時07分も快速三次行から狩留家行に変更する。中深川、上深川、狩留家は快速が通過していたので、列車が増発という形になる。狩留家から先は20分後の三次行がフォローする。三次発18時10分の広島行は狩留家発(土休日は下深川発)に短縮変更、16時09分の広島行は運転を取りやめる。

夜間時間帯は、改正前は22時11分三次行、33分狩留家行、23時11分志和口行、46分下深川行となっていたのを、22時39分の志和口行と23時20分の下深川行だけと半減させている。下深川までの最終は26分繰り上げ、志和口までの最終は32分繰り上げ、三次までの最終は62分繰り上げの21時09分ということになる。ちなみの高速バスの三次駅前行の最終は広島駅新幹線口発22時15分と、1時間遅いことになる。22時11分の三次行が廃止になるので、21時49分下深川行は21時59分に繰り下がる。このことで、21時52分着の東京発「のぞみ」から新たに接続する。また、22時33分発は39分に繰り下げることで、31分着の「のぞみ」から、23時11分発は20分に繰り下げることで07分着の「のぞみ」から新たに乗り換えられるようになる。

可部線では、広島発9時台~15時台で毎時3本に1本を、あき亀山発着から緑井発着に短縮変更させる。このことで可部方面は最大20分ほどの待ち時間が40運と倍くらいになる。国鉄末期から横川折り返しも含めて毎時3本体制を35年もキープしてきた可部線だが、今回の改正では崩れることになる。可部駅の利用客を見る限りだとあき亀山駅ができる前で昔より1割減という感じだが、データイムの客が大きく減っているのだろうか。
緑井では10分返しだから効率いい運用に見えるが、あき亀山では10分返しが30分返しか50分返しになるので微妙なところだ。また、1/3が緑井折り返しになっても、梅林での交換は残るので、時間短縮とはなってない。

早朝時間帯は緑井発7時02分の列車を梅林発に変更、梅林だけでなく七軒茶屋も20分以上開いていたのを、12~13分の間隔に短縮させる。梅林始発は7時19分、43分とあるが、それを6時55分に拡大した形となる。

夜間時間帯については、20時26分の可部行を緑井行に短縮変更させる。広島発23時台については、07分、36分となっていたのを、12分、41分と5分繰り下げる。このことで広島着23時07分の「のぞみ」から、ギリギリだが新たに接続となる。広島発0時05分のあき亀山行は廃止となり、終電は24分繰り上がる。

呉線については、広島発20時50分の「安芸路ライナー」糸崎行を竹原行に短縮変更、竹原から先の最終は広島発19時30分「安芸路ライナー」となり、80分も繰り上がる。なお、広島発19時50分の山陽本線に乗っても、三原で呉線の最終に乗り継ぐことができるから、実質60分の繰り上げだ。

広島発21時45分の竹原行は安浦行に短縮変更、風早から先の最終は55分繰り上がる。22時36分の安浦行は呉行に短縮変更、仁方から先の最終は54分繰り上がる。広島発0時11分の最終広行については運転を取りやめ、広島発23時32分の広行が呉線の最終となる。最終繰り上げ時間は39分と他の路線よりは大きい。それでも広から先の最終よりは1時間47分も遅い。
呉線下りは、三原発22時13分の呉行廃止して、最終を40分繰り上げる。呉から広島までの下り最終は変更ない。

福塩線は、福山~府中間では終電繰り上げなどの時刻変更は行ってないが、府中~三次間では最終列車の時刻を繰り上げている。府中発20時00分の三次行は19時32分に繰り上げ、三次発19時41分の府中行は19時05分に繰り上げる。福山発で見ると、府中から先の最終は、19時12分だったのが18時42分に繰り上がることになる。

三次からの府中行最終は19時32分発の備後落合行最終より早くなる。発車順序が入れ替わるので、三次から塩町までの最終は9分繰り上がる。府中着は21時28分着だったのが20時51分着に繰り上げ、福山行への接続時間は52分だったのが7分となり、福山着は23時01分だったのが21時44分に繰り上がった。このことで、福塩線で三次から府中行最終に乗っても、新大阪や博多にはその日のうちに到着できるようになった。甲奴駅のお好み焼き屋で夕食をとってから、帰宅するというのもいいだろう。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「情報(西日本)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事