ピーク時で廃止となる鳳始発快速は、7時26分、50分、8時17分の3本、7時台の始発快速は半減し、7時21分、36分、45分の3本だけになる。また、始発ではないが鳳発7時56分(日根野発7時27分)の快速も廃止となる。このことで、鳳発で改正前は7時台快8本、直5本の計13本、8時台快6本直空3本の計9本だったのが、7時台快4本直5本の計9本、8時台快4本直空4本の計8本となる。
7時台に減便となった快速4本のうち、2本は鳳始発、1本は日根野始発だが、あと1本は5分繰上げで6時台になっている。改正前の鳳発ダイヤを見ると、7時20分から7時52分まで8分サイクルに、普、始快、直快1本ずつとなっていた。8時02分以降は普通の8分間隔はキープされるものの、間に入る快速が1本になるなどランダムになってきて、始発快速も17分だけになっていた。改正後の快速は4~8分間隔のランダムになっているが、堺市で時間調整して6~7分間隔になっている。改正前と比較すると、12分に3本あった快速が2本に減らされた感じだ。普通は鳳発7時02分が削減され、6分間隔と9分間隔が混在するようなダイヤになった。ピーク時間帯以前でも、鳳発6時26分の快速天王寺行を廃止する。それに関連して、日根野発6時11分(鳳発6時31分)の直通快速は大阪環状線への乗り入れを取り止めて、快速とする。
日根野発7時台を見ると、直快6快速3普通6の計15本あったのを、直快5快速2普通4の計11本に減らす。減便分の快速は先述したように27分の始発だ。7時01分から7時34分までは直通快速または快速が5~8分間隔となっていたが、改正後は7時04分の直快のあと、13分空き、そのあとは10分間隔というダイヤになっている。8時台は本数は変わらないが普通が区快に格上げ、9時台も普通3本が区快3本(うち2本は始発)、始発快速は廃止で純減となり、10本あった本数は7本に減らす。次に和泉砂川発を見ると、6時46分と7時17分の始発普通が廃止になり、快速通過駅は15分前後の間隔となる。8時台の普通3本は区快2本に、9時台の普通2本は区快1本になる。このことで6時台から9時台までは毎時1本ずつ減ることになる。
和歌山発では、5時48分の普通天王寺行きを日根野以南で区間廃止して、日根野発6時18分とする。このことで、早朝の日根野以南では和歌山発6時05分の直通快速まで27分のタイムラグが発生する。急ぐ場合は6時00分の特急『くろしお』に課金すれば、5時48分の普通から快速に乗り継いだ場合と天王寺着は変わらない。6時台は26分の『くろしお』を50分に繰り下げる兼ね合いか、その間の列車を4~6分繰り上げる。
海南発6時48分の快速天王寺行きは直通快速に置き換えられ、海南発7時00分、関西空港発7時32分の直通快速大阪環状線方面行きとなった。先行する和歌山発7時04分の直通快速は、7時07分の快速天王寺行になり、大阪環状線への乗り入れを取りやめる。
和歌山発7時台は24分の普通を増発する。7時57分以降の紀州路快速6本は日根野まで各駅停車にしたうえで、時刻を繰り上げ、8時30分以降は15分間隔としている。8時12分の快速天王寺行は廃止する。8時台の普通3本は区間快速に変更、9時10分の普通は廃止する。紀州路快速が日根野まで各駅に停車するのに対し、廃止となる普通は一本だけなので、快速通過駅では朝時間帯の停車列車が増えることになる。例えば、和歌山の次の紀伊中ノ島では、改正前では5時台から9時台まですべて3本だったのが、改正後は7時台と8時台5本、6時台、9時台以降は4本となっている。上り紀州路快速は朝夕も含めて、全列車が日根野まで各駅停車に、日根野まで六十谷・紀伊・和泉砂川停車となるのは、6時台、7時台の全て(直通)快速9本となり、8時台以降の上りは夕方の快速5本も含めてなくなる。土休日についても、紀州路快速は全て日根野まで各駅停車となるが、快速6本は六十谷・紀伊・和泉砂川と停車して、和泉砂川では紀州路快速を追い抜く。
一方下りは、天王寺発6時13分、56分、7時39分、8時42分の和歌山行に関西空港行を連結、さらに9時40分の関西空港行を増発する。このことで、平日7時台、土休日9時台まで毎時4本の時間帯を拡大させる。また、9時台、10時台に区間快速を増発して、9時台6本、10時台7本だった鳳以北の快速を、データイムと同じ8本とする。ただし、区間快速以外、つまり鳳以南も通過運転する列車は8時台で8本から6本に、9時台で6本から4本に削減する。それ以外のも天王寺発6時40分の快速鳳行、7時45分の快速鳳行を廃止に、天王寺発10時04分の快速日根野行は区間快速熊取行に変更する。
土休日は、和歌山発6時49分の普通天王寺行、鳳発7時33分と9時48分の普通天王寺行を廃止する。また、日根野発6時38分の快速天王寺行を鳳発6時59分に短縮変更させる。鳳では和歌山から来る普通から接続させるが、この普通は東岸和田で関空快速に追い抜かれる。
次に、ピーク時間帯終了直後のダイヤを見る。改正前では鳳発で9時51分から11時23分までは、15分サイクルに関空・紀州路快速1、快速1、普通1、11時32分以降は15時55分までは、快速が鳳以南各駅の区間快速になり、普通は鳳始発になっていた。改正後では、区間快速の運転時間帯を拡大し、8時52分から17時25分まで、15分サイクルに関空・紀州路快速1、区間快速1、普通1となる。日根野発8時43分から10時40分、東岸和田発11時05分の快速は鳳以南各駅に停車させてて日根野発、または熊取始発の区間快速に格下げ、普通7本(熊取発5本、和歌山発2本)については鳳始発に短縮変更となる。快速の区間快速格下げで、9時台、10時台の日根野~鳳間の無料優等は半減して毎時4本の関空・紀州路快速だけになる。一方、夕方の快速は16時43分と17時だけだったため、16時台は区間快速、つまり鳳以北の無料優等が純増となっている。
普通の毎時4本の時間帯も拡大されている。天王寺発を見ると、改正前は10時23分から17時25分までと21時25分以降が15分前後の間隔で、18時台から21時台前半までが毎時5本となっていたが、改正後は8時37分以降終日15分間隔となっており、夕方も毎時1本減らされる。
関西空港発も、午前中に増発されることになった。
まず、改正前は7時20分の直通快速が出ると、8時12分の関空快速まで、50分以上大阪方面へ直通する快速がない状況だった。ただ、日根野行は7時42分と8時04分があるし、特急料金を課金すれば、27分と55分の『はるか』があるが。改正後は7時13分、32分45分、8時04分、16分と、1本増発するだけでなく全列車を快速として大阪方面へ直通させる。そのあとは8時59分発、10時02分発、11時00分発を増発、20分前後だった運転間隔を、12時以降と同じ15分前後に短縮させる。このことで運転本数は南海の空港急行に並ぶ。
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