三軒茶屋のコンコースを世田谷線のりばへ向けて歩いていると、吹き抜けの広場に出る。そこから地上に上がると、目の前に世田谷線駅舎がある。駅舎は2階建て、売店を挟んで、改札のある入り口専用と自由通路を兼ねた出口専用に分かれている。ホーム構造は2面1線、上屋はドーム状でホーム全体を覆っているが、上の部分はガラス張りなので採光性はある。世田谷線は末端は2面1線、中間駅は全て相対式である。世田谷線駅降りのトップバッターは玉電塗色の301編成となった。
三軒茶屋を出るとすぐに西太子堂に到着。駅間距離は世田谷線では一番短く300メートルしかない。背後にはキャロットタワーが見える。環七を横断すると若林に到着。駅を出てすぐに環七があるわけでないから、上り電車は駅と踏切の間で信号待ちをする。そのため乗り遅れた客にとっては目の前の乗れない電車にもどかしい気分である。ちなみに環七はここが唯一の踏切である。
松陰神社前のホーム幅は少し狭い。駅の前には松陰神社通りという商店街が通っている。世田谷区役所は、この松陰神社前と次の世田谷の中間付近にある。世田谷の辺りは商店より住宅が目立つ。
上町は世田谷線で唯一、道路を挟んで上下ホームがずれている構造で、下高井戸寄りに検車区がある。上りホーム側にはガラス張りの駅舎があり、3階と隣の検車区は業務用通路で結ばれている。南側はすぐに世田谷通りである。ここで右カーブをして進行方向を北側に変える。
宮の坂は下りホームに接して、デハ80→江ノ電600が静態保存されている。その裏はそれを管理する区民センターである。豪徳寺駅は次の山下が乗換え駅だが、豪徳寺そのものはこの駅の方が近い。
小田急をアンダークロスするとすぐに山下である。小田急の豪徳寺駅は、道路を挟んで目の前にある。上りホームの北側は駅舎が整備され、その前は商店街になっている。ここからは駅間距離が長くなる。
松原は南側で比較的交通量の多い通りに面している。さらに直線で北上すると、きつい左カーブで下高井戸に滑り込む。駅全体は京王線の橋上駅舎に覆われている。京王線の駅がある北側は降車ホーム、南側は改札つきの乗車ホーム。降車ホームの三軒茶屋寄りは京王の橋上駅舎の出口なので、降車客だけでなく京王から世田谷線へ乗り換える客もここを通る。ただ、朝夕は三軒茶屋よりの通路が開放されるので、直接乗車ホームへ向かうことができる。
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