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しーさるの鉄日記

小田急2022年ダイヤ改正(平日夕方)

小田急のダイヤ改正、平日の夕方を見てみる。

改正前の急行、快速急行の毎時運転本数を見ると、改正前は、30分サイクベースで、海老名方面が快2、急4、藤沢方面が快2、急2、唐木田方面が快2で、千代田線からは海老名方面への急2となっていた。改正後は、20分サイクルベースで、海老名方面が快3、急3、藤沢方面が快3、唐木田方面が急3となり、千代田線からの急行の直通はなくなった。新宿発は快速急行6本、急行6本をキープするが、海老名方面が急行1本を快速急行に格上げ、藤沢方面も急行1本が快速急行に格上げとなるが、急行残り1本は廃止になり、優等は4本から3本に削減、唐木田方面は快速急行2本が急行3本になり、増発しながら所要時間は増となる。

改正前の新宿発は、02快唐 08快藤 09急小 17急藤 23快小 24急小で30分サイクルとなっており、千代田線からの直通は快唐と接続する急伊、急小と接続する準成、もう一つの急小と接続する準厚となっていた。改正後は、新宿発で01快松(小) 03急小 10快藤 13急唐の20分サイクルに、千代田線からの直通は急行に接続する準急のみとなる。急行小田原行同士が15分開くが、その間の快速急行藤沢行が千代田線からの急行伊勢原行を向ヶ丘遊園で追い抜いて、新百合ヶ丘で片接続となる。

改正後は、快速急行が連続することも、急行が連続することもなくなり、交互に運転されることになる。最大15分待ちが解消され、約10分間隔で平準化される。改正前は町田方面への直通優等が、23分、24分と連続した後、38分までなかったから、だいぶ改善された。
海老名方面へ直通する急行、快速急行を見ると、09急 23快 24急 39急 53快 54急だったのが、01快 03急 21快 23急 41快 43急となり、23、53だった快速急行は、01、21、41へと増えることになり、成城学園前、向ヶ丘遊園を通過する分、時間短縮される。03の急行から21の快速急行まで開くが10分発の快速急行藤沢行が相模大野で急行小田原行に接続する。

藤沢方面へ直通する無料優等を見ると、08快 17急 38快 47急、23 53の快速急行小田原行が相模大野で急行に接続していた。改正後は、10快、30快、50快となり、本数は減ったものの、成城学園前、向ヶ丘遊園に停車する列車は消滅、相模大野で乗り換える必要はなくなった。江ノ島線内の優等は毎時4本から毎時3本に減ったが、それでも複々線全通以前の快速急行、急行が毎時1本ずつよりは多い。快速急行は、海老名方面、藤沢方面ともに、複々線全通前は毎時1本ずつだったが、複々線開通で毎時2本ずつ、そして今回の改正で唐木田発から振る形で毎時3本ずつに増やしている。

唐木田方面へ直通する無料優等を見ると、02快 32快だったのが、13急 33急 53急と、本数も停車駅も増えている。快速急行は新宿から唐木田まで36分だったが、急行は41分になっている。但し36分運転は新宿発18時02分だけ、それ以外は新宿発21時32分が37分なのを除いて、40分かかっているので、所要時間的な差はほとんどない。むしろ直通列車が増えた分便利になっている。

急行はデータイムの倍の毎時6本をキープ、快速急行と同じく運転間隔を平準化させている。快速急行と間隔の開く列車もなくなったので、乗客のほとんどは経堂と成城学園前~和泉多摩川間の客ということになる。経堂に停車するようになったものの、準急や各駅停車への接続はないので、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵への客は改正前と同じく、代々木上原で準急に乗り換えるか、経堂で準急を待つことになる。

ロマンスカー待避は、新宿発24の急行が向ヶ丘遊園、23、53の快速急行が海老名となっていたが、改正後は本厚木までの待避は解消している。特急の7分前は急行唐木田行、10分前は快速急行藤沢行だからだ。ただし、13分の急行唐木田行は新百合ヶ丘において特急から接続する。本厚木から先では、特急の17分前に新宿を出た急行小田原行が秦野で緩急結合するが、19分前の快速急行は新松田乗り換えですら小田原まで逃げ切る。

各駅停車の毎時運転本数は、新宿から本厚木行4本、相模大野行2本、向ヶ丘遊園行2本、千代田線から成城学園前行2本となっていたが、今回の改正では本厚木行6本とし、千代田線からの直通は廃止する。このことで、代々木上原~成城学園前間は毎時10本から6本に、新宿~代々木上原間および、成城学園前~向ヶ丘遊園間は毎時8本から毎時6本に削減となる。ただし、経堂は急行6本が停車するほか、準急が4本から6本になったので、停車本数は14本から18本に増加となっている。千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵は、準急の本数が増えたものの、停車本数は14本から12本に減らしている。また、準急といっても新宿からだと急行から乗り継ぐ形なので、増えたのがそんなに便利だとはいえない。

成城学園前での接続は、改正前で良かったのは急行藤沢行から準急本厚木行くらい、新宿発急行から各駅停車へは4分、千代田線直通急行から各駅停車へは2分の接続時間となっていた。改正後は、緩急結合するようになり、急行と各駅停車はほぼ同時発車となる。改正前の準急の後の各駅停車(毎時2本)は、登戸で8分停車して、急行だけでなく、快速急行に追い抜かれていたが、改正後はどの各駅停車も3分だけの停車となった。このことで、登戸を跨る急行通過駅同士の所要時間を短縮させる。

千代田線からの直通は、改正前は代々木上原発で02準成 10急伊 17準本 23各成といった具合で、毎時運転本数は急2 準4 各2となっていた。改正後は全て準急に変更、18時台の代々木上原発で00伊 09向 20大 27向 40成 47向となる。急行2本が廃止になり、各駅停車2本が準急に格上げされた形だ。改正前は半分が成城学園前止だったので、向ヶ丘遊園までの千代田線直通は、準急2本、急行2本だったのが準急5本に増えている。狛江は各駅停車が8本から6本に減った一方、準急が2本から5本に増えたので、11本だった停車本数は12本に増えている。

準急向ヶ丘遊園行の運転間隔はランダム、代々木上原27分発、47分発は急行小田原行との接続が経堂となるが、09発は代々木上原発で急行小田原行と接続する。向ヶ丘遊園行以外だと、00分発が伊勢原行、20分発が相模大野行、40分発が成城学園前行になっている。そのため、成城学園前から先では1時間に1回20分開く部分があり、向ケ丘遊園から先では20分、40分間隔と偏る。向ヶ丘遊園から先が2本なのは改正前の名残なのかと。成城学園前において、先行の各駅停車が急行との接続のために数分停車するため、準急もそれに合わせて数分停車となる。世田谷代田、豪徳寺、梅が丘に停車させても変わらないが、その3駅の需要が低いのだろうか。各駅停車を格上げしたくらいだし。準急は、向ヶ丘遊園で急行小田原行と緩急結合したあと、快速急行藤沢行に通過追い抜きされる。6分も停車するため、生田方面へは快速急行からの乗り継ぎの方が所要時間が短い。通過駅が少なく、向ヶ丘遊園で6分停車するため、代々木上原~生田間までの準急の所要時間は32分と同時間帯の各駅停車と同じになる。ただ、向ヶ丘遊園で追い抜かれた後は相武台前まで快速急行から逃げ切るので、生田から町田などといった移動は新百合ヶ丘待避の各駅停車より早い。

新松田行は、新宿発18時54分から20時54分まで24、54の急行5本だったが、15時41分~20時01分までの01、41の快速急行9本となっている。新宿発41分の快速急行新松田行は1~5分で各駅停車小田原行に接続するが、18時01分発、19時01分発、20時01分発は各駅停車小田原行への接続はない。新松田から先へは新宿を2分後に出発する急行小田原行に乗っても同じということになる。

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