しーさるの鉄日記

京成グループ中期経営計画


京成グループは中期経営計画E4プラン(2019-2021年度)について、概要を発表した。

鉄道事業においては、営業収益を2018年度実績で824億に対し、2021年度では46億増の870億と見込んでいる。鉄道事業の設備投資については、2021年までに668億投資、一番投資するのが列車無線デジタルSR化の108億、次いで車両代替新造82億、駅舎リニューアル78億となっている。

また、成田空港利用客数が2018年度の4300万人から2030年度くらいには6000万人に増加する。それに向けて、成田スカイアクセス線の設備改良、スカイライナー車両・停車駅等のあり方の検討、宗吾車両基地の建替・拡充するなどして、輸送力を増強する必要が出ることになった。

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空港アクセスが軸となる京成の中期経営計画、既に発表になっているAE形や3100形の増投入の他、スカイライナーの停車駅検討など気になることも記載してあった。

鉄道事業の営業収益は46億円増えるという見込みが立っている。増収分がスカイライナーのものだとしたら、1日5000人、12列車分増える計算だ。スカイライナーだけでなく、アクセス特急の利用客数増も見込んでいるかもしれない。スカイツリー需要も見込んでいるだろうけど、空港客に比べれば少ないだろう。

車両の新造は3年で82億を見込む。うち19億は来年度のAE形スカイライナー1編成分だから、残りは63億ということになる。この63億は、3100形のことだろうけど、何両新造するかは不明だ。60両と仮定したら、8両編成と4両編成を5本ずつ製作して、3500形全てと3600形を潰すのではないかと思われる。

成田スカイアクセス線の設備改良は、成田湯川以東の単線区間の複線化ということだろうか。成田湯川駅から土屋点までの2.6キロは現行線路の南側に線増できそうだけど、その先空港第2ビルまでは根古屋信号所だけでやり繰りするしかなさそうだ。根古屋から空港第2ビルまでの4.5キロが増発上でのネックになるのだったら、JRの堀之内信号場の辺りに信号場を新設するしかない。駐車場のスペースの一部を潰せば、楽に用地が確保できる。あと、成田空港駅のアクセス特急専用ホームを1面1線から1面2線に増やしたり、スカイライナーホームの先に折り返し線を整備することになりそうだ。

スカイライナー車両は、デビューして10年ぐらいになるのだけど、そろそろコンセントぐらいをつけてほしいところ。無料WiFiサービスは早い段階で対応したけど。停車駅は、青砥をどうするか検討するのだろうか。都心需要だけでなくスカイツリー需要も出てきたからな。もし、青砥に停車して、アクセス特急に接続すると、成田空港から押上までの所要時間は40分になり、現行の55分より15分の時間短縮となる。また、日本橋までの所要時間も64分から49分に短縮される。

あと、スカイライナー増発で現行40分間隔のイブニングライナーも増発するのだろうか。宗吾車両基地を拡張するなら、滞泊車両も増やすことになるし。夜間の成田需要も出てくるなら、夕ラッシュ時の本線を避け、成田スカイアクセス線経由のイブニングライナーも設定されそうだ。新鎌ヶ谷、千葉ニュータウン中央、印西牧の原に停車すれば、通勤ライナーも兼ねることができる。

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