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しーさるの鉄日記

駅降り行動(宗谷本線、美深~天塩中川間の一部)

北海道での駅巡り2日目、今日は宗谷本線の駅を特急停車駅を中心に巡ることにした。

旭川発6時03分のキハ54×2の稚内行に乗車、前の車両は稚内行で窓側がほとんど埋まっていたので、後ろの人のいない名寄切り離しの車両に乗った。500番台だから、簡易ながらリクライニングできるし。2年前の夏に駅巡りした区間をひたすら北上する。東剣渕の廃駅跡を確認したあと、名寄高校前に到着、祝日にも関わらず、士別などから乗った学生10数人が下車した。名寄着7時40分、13分の切り離しの間に前の車両に移動する。30分しか乗らないから、ロングシートでもいい。

宗谷本線の駅巡りは以下の順序となった。数字は駅ナンバリング
55初野(歩)54美深(特急)64天塩中川-60咲来(地域バス)59天塩川温泉-61音威子府

8時25分に初野着、旭川から2時間20分もかかった。初野は左側に短い板張りのホームがある構造、稚内寄りにある出口は勾配のきつい板で、雨や雪の日は心配になる。その出口から数メートル離れたところに物置のような待合室がある。上り最終普通はこの初野を通過する。
初野から、手前の美深駅まで50分の徒歩移動、もう少し早かったら、バスに乗れたのだけど、急いだところで美深で時間を持てあましてしまう。歩いている途中に名寄美深道路の美深北インター、北海道縦貫自動車道の一部で札幌、旭川方面と信号のない高速道路とつながっている。美深北インターから音威子府インター間の計画は今のところなく、幌延以北からは日本海側に抜けて、留萌から高速に入るのが一番早い。

美深町の中心には9時半過ぎに到着、昭和の頃からの古い商店が多かった。美深駅は相対式の特急停車駅、駅舎は左側下りホームの方にあり、上りホームは稚内寄にずれている。両ホームはホーム端の跨線橋で結ばれている。駅舎は美幸線廃止の2年後の1987年に美深町交通ターミナルとして建てられたもの、1階にある窓口は町の簡易委託で、8時30分から16時30分まで、乗車券だけでなく特急指定券や定期券の取り扱いも行う。また、お土産などを販売する売店がある。窓口の前には宗谷本線をイメージした小さなジオラマがあり、キハ261のラベンダー編成が動いていた。2階には美幸線の資料室があり、ダイヤやきっぷなどを展示していた。また、ジオラマには分割民営化の時の謝恩フリー切符に付いていた全国のJR地図が貼ってあった。資料室以外に観光協会のジオラマがあった。10時16分に特急宗谷の稚内行が到着しようとすると、駅舎屋上の美幸の鐘が鳴って、接近チャイム代わりとなる。

美深からは特急で、1時間かけて北上する。やっぱり特急での移動は快適だ。11時13分、天塩中川に到着した。天塩中川は左側に駅舎のある相対式、両ホームは旭川寄りの構内踏切で結ばれている。2番線は稚内寄りに少しずれているため、ホームから構内踏切は線路と同レベルの通路になっている。上下関係なく1番線発着が基本で、2番線は12時29分発の上り普通の他、14時30分発のサロベツ4号が土曜日の臨時運転時に使うことになる。駅舎は1953年に落成した古いもの、2014年にトドマツを使って改修した。無人駅で駅舎の半分は地域の集会場になっている。特急も停車するため、周辺はそれなりの大きな町で、駅から歩いて5分のところにはセイコーマートもある。ただ、国道40号に出るには天塩川を渡らなければならない。また、唯一の高校であった中川商業高校も10年前に平行となり、通学需要もなくなった。

12時29分の上り普通列車で南下、13時18分に咲来駅で下車した。咲来は左側にホーム、その稚内寄りに出口と待合室のある構造になっている。駅からの出口は未舗装だが、少し歩くと舗装された道路に出る。昔は相対式だったようだが、今はホーム跡もわからない。咲来からは、無料の地域バスで15分ほどかけて、天塩川温泉へ向かった。

天塩川温泉から10分歩いて、天塩川温泉駅へ。天塩川温泉駅は左側に板張りの小さい片面ホームのある構造、旭川寄りの板張りのスロープを降りると、踏切の内部に出る。旭川行を降りた人にとっては遮断機が邪魔になる。ホームの旭川寄りには特徴のある屋根を持つ待合室があるが、改修工事で閉鎖されている。5月には改修工事が終わる予定とのことだが、今でも稚内寄りに下に偏っており、工事終了時期はわからない。初野と同じく、上り最終普通は通過する。列車まで50分待ちとなったが、待合室が工事で入れず、強風に吹きさらしになってしまった。そのうえ、小雨が降ってくる状況になった。

天塩川温泉発15時55分の稚内行に乗車、音威子府では16時05分から17時02分まで1時間近く停車することになった。あまりにも長時間の停車で、咲来で降りて地域バスに乗り継ぐどころが、歩いても追いつくことができる。音威子府は左側が片面の2面3線、右側の島式ホームは特急の他に上り最終普通が発着し、ホーム有効長は長い。片面の1番線は普通列車専用でホーム有効長が短い。駅舎の前と島式ホームの真ん中はほぼ旭川寄りの跨線橋で、跨線橋から外れたところに小さいホーム上屋がある。駅舎は天北線廃止翌年の1990年に交通ターミナルとして建て替えられた天井の高い平屋建て、そのためその一角に天北線資料室として、ヘッドマークや駅名標、昔の音威子府駅ジオラマが展示してあった。待合室の一角には畳敷きの上がりスペース、蕎麦屋は2020年に休止となったあと廃業となり、カウンターを残すだけとなった。窓口は8時15分から16時10分の営業で日祝は運休になっている。3番線横の砂取線を残して、ヤードの線路は撤去されたため、構内は広い。

途中で鹿身事故もあって、稚内に到着したのは10数分遅れの20時03分となってしまった、南稚内からの利用客もいたのには驚いた。バスもそれなりに走っているけど、バス停より駅舎で待った方がいいのだろう。

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