No342166-COBA

禁煙する為に始めたブログです。
でも本当は、自転車・F1・沖縄が好きな建築士のブログです。(東京建築士会会員)

219日目・奈良【法隆寺3】

2011-05-06 23:38:34 | 旅行・その他
今日は、やっと中に入ります。
法隆寺は、建物の周りに回廊が回っています。
特徴は、見て分かりますか?

柱の上と下が細くなっていませんか?
これは、『エンタシス』と言う技法です。
もっと昔ではギリシャのパルテノン神殿もそうなっています。

では、日本最古の木造建築物です。

左が『金堂』 右が『五重塔』です。
火事の後に最初に再建したのが、左の金堂です。
五重塔の方からの眺めです。


法隆寺の特徴を見てきましょう。

い所が『卍崩しの高欄』(まんじくずしのこうらん)
の所が『人字形割束』
い所が組物(くみもの)の部分と言いますが、これが見事な彫刻と、形が特徴です。
雲の形をしているので雲肘木(くもひじき)と言います。
これらは、法隆寺と関係のある少数のお寺でしか見れません。貴重です。
これらは、再建にあたったのが、僧侶、聖徳太子の一族はもとより
何より造寺工(職人)が百済・高句麗から渡って来た子孫が関わったからでしょう。

もう1つ凄いなーと思ったのが、屋根瓦です。
先日も言いましたが、雨樋がありませんので、これなんでしょう?

屋根にまた瓦が・・・・正解は、

上の屋根から雨が落ちても痛まない様になっています。

五重塔も見てみましょう。

五重塔なのに、屋根は何枚でしょうか?

一番下は屋根じゃないんですよ。
簡単に言うと、ひさしです。『裳階』(もこし)といいます。

最後に、『法隆寺七不思議』の1つの紹介です。
五重塔の一番上に相輪(そうりん)と言うのがあります。

そこに、鎌(かま)が刺さっているのです。

謎なんだそうですよ。気になる~

まだまだ、世界遺産は奥深いです。
じっくり、おつきあいくださいませ。
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