ひなげし日記

本と映画とお芝居と…

伯耆富士から、讃岐の富士へ。

2014年11月23日 | 

11月22日

8時、集合か?出発か?  どっちにしても45分くらいに着いてれば良いだろうと、確認もせずじまい。目覚ましを6時半にセット。

フと目が覚める。ボンヤリしたままの頭で、何気なく時計に目をやると7時。ギョッと気づく。6時半過ぎてる! なんで・・・・???目覚ましは??? セットはしたのに起動させてなかった。 何よ、何よ。 30分で用意して出なければ。後はもう必死。きっちり30分後に家を飛び出せた。『昔取ったきねづか』かな、こんなこと出来るのは。集合場所が近くで良かった。 遅かったかと思ったが私が1番だった。

 瀬戸大橋を渡ります・・・  途中、与島で。霧がかかったような朝で、島影がボンヤリ。  

 ちょうど下をJRの電車が通過中。

 左の端にチョコッと 斜張橋が見える。

今日のバス旅行は、うどんでエネルギーを作り出すという工場見学。 小さな工場が産学官民一体で、廃棄されるうどんや生ゴミを利用しエタノール、メタンガス、液肥、その液肥を利用して野菜作り、その野菜(ネギ)をまたうどんへ。という、グルグルと循環するプロジェクト。うどんは食べて美味しいだけじゃ無い。すてられるうどんを「もったいない」を合言葉に2012年から始まったそうだ。

途中、讃岐富士の姿が前や横に姿を見せる。富士山ってどこにもあるんだな。それだけ愛されてるということかしら。写真は窓際では無かったので撮れない。

「もったいない」と言う言葉は私たちの世代に一番響く。小さい頃から、ご飯つぶ1つこぼしても、「もったいない」と言われて育った。いまだに何かというと「もったいない」意識が出る。うどん県、香川。みんなの「もったいない」が小さな工場を動かし、ゴミにして捨てるものをエネルギーに変える機械を作り出すまでになった。ほとんど捨てるものが無く、出来た1つが次の1つを活かし、また次へつながる。大きな場所も、沢山の電気も、多くのお金も要らない。 うちの市はごみ処理場を作ったばかりだが、こういうところも参考にしたのだろうか?  工場の人が「まだまだ改良するところはありますが、これが市や町や、工場、会社で使用されるようになってほしい」と言われていたが、ほんとうにそうなっていったら素晴らしいだろうな。

ここまで来たら何といっても「うどん」でしょ。

山越うどんという店でお昼。なんと、なんと!!凄いお客さんの数。あっちにもこっちにも席があり、若いカップル、老ご夫婦、男性の団体客、私たちみたいな客と様々な人が、どんぶりをかかえ舌鼓をうっている。 作業の手際が良く、並んでいる人数を見てどうなる事かと思ったのに、あっという間に順番が来る。高くて300円、トッピング次第で100円づつアップ。何も加えなければ200円から食べられる。近くの職場の人も来られるようで、作業服姿の人もおられる。広い駐車場には新潟、札幌とかの車も。 みなさん、おうどんが好きなのかお土産にされていた。わたしはうどんはまあまあかな、ラーメンの方が好き。

香南町から高松へ後戻りし、次は栗林公園へ。

総面積が23万坪、平庭部が東京ドームの3,5倍の広さ。後楽園が総面積で3倍だからこっちの方がだんぜん広い。ボランティアガイドさんについて90分の園内巡りに出発。

 紅葉した桜、ここに桜標本木がある。

 商工奨励館の庭のヒマラヤ杉。

 でっかい鯉、他の鯉と比べてみて。北湖の根上り樫がある所にいました。

 旧日暮亭の前の流れ。 ここの側に赤壁があります。

 同じく、旧日暮亭の前の流れ。

津筏梁。今は通行止め。

 掬月亭への道。周りはクロマツ。クロマツの仕立て方に、箱松、屏風松などがあった。

 掬月亭で抹茶をいただく。東にある楓嶼。

 これも掬月亭から。南側の楓岸。

 掬月亭、ここの雨戸の送り、直角に曲がるところの工夫には驚く。現在の部屋の間仕切りにこの技術が活かされているんだ。

 芙蓉峰から。

クロマツが続く園内、緑、緑、緑の中に赤が凄く映える庭。ポツンポツンと桜や楓の赤が現れ、ハッと足を止めさせる。後楽園は柔らかい庭、ここは剛の庭。といっても剛いってんばりじゃ無く、カーブした道、弧をえがいた橋、池の形などにやわらか味も加味されてる。短い時間では魅力を満喫できない。もっとゆっくり巡る庭だ。

それにしても昔のお殿さまって財政が豊かだったんだなあ。一概には言えないが、ここ讃岐の国のお殿様は。23万坪だもんなあ。最初は豪族が作ったのを引き継いだそれぞれの領主が整えていったそうだ。 「桶樋の滝」の名前の由来は、殿がお舟で園内の池を巡り滝のところへ近づくと、山の中腹まで水を人力で担ぎあげ桶にためたのを樋で流したからとのこと。家来の苦労を知らぬ殿は「見事!見事!」とか、「絶景かな、絶景かな!」と言ったのだろうか? 

この日もバス旅行日和、道が混みだす前に着く。頃あいの疲れ具合。満足満足。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿