1958年フランスのノルマディ,自分の生活を変えようと都会に出て
来たローズは,保険会社を経営するルイの秘書に応募しますが
「キミは秘書には向いてない」と不採用を告げられます。
「ただし・・・」と,採用の条件をルイは付け加えます。
ローズの才能として,タイプライターの早打ちを
見抜いたルイは,彼女と組んで世界大会で優勝するという
野望を抱き,ローズを鍛えます。
両手人差し指の2本で行うタイピングから,
10本指への矯正,難解な文学書のタイプ,ジョギング,
心理戦の訓練・・・等々,二人三脚の挑戦が始まります。
今やレトロなインテリアとして飾られることもあるタイプライター。
キャリアの先端として活躍していた「古き良き時代」の物語。
女性蔑視とも捉えかねられない場面もあり,
時代の変遷を感じる作品かもしれません。
前回の「アメリ」に続き,今回もフランス映画です