おおげさに言うと「最終日」
あっさり言うと「2日目」の朝です。(?)
ホテルの窓から市内をパシャッ!
路面の乾き具合から雨は止んだようです。
天気はいいように見えますが曇り空・・・・(>_<)
さて,写真に撮った建物の屋根を今日の記事にさせてください。
「無積雪屋根」というのをご存じでしょうか
積雪量の多い地域では,屋根に雪が積もらないように
屋根に急な傾斜をかけて,雪が滑り落ちやすくするなど工夫しています
写真では中央部に向かって傾斜している屋根が確認できると思うのですが。
「無積雪屋根」と言うのだそうです。
雪を角度のある屋根で外に落とすのではなく,
内側に集めて熱で溶かして捨てるシステムです。
◆ 無積雪屋根(ネットから) ◆
無落雪屋根は、屋根に積った雪が3層になり,新雪が外気の温度を
遮断して,新雪の下がゆっくり融けるという仕組みになっています。
融けた雪が流れていくタテ樋には,電熱ヒーターを入れ樋の内部が
凍結しないようにします。
屋根は本来,雪を滑らせて落とす役割であるのですが,逆に積ませる
ということですので,雪の重さに耐える構造にする必要があります。
ただ形状を変えるということではないのです。
大幅に屋根部の構造を改修するという以外に,屋根の形状を利用して
無落雪屋根にするという方法もあります。
最近は,軒のほとんど出ていない四角い家をよく見かけますが,雨や
雪が直接外壁や窓・サッシ周辺にあたるのは,家の寿命を考ると,
あまり良い環境とはいえません。軒がある程度出ていることで,雨や
雪から外壁や窓・サッシを守れるだけでなく、突然の雨に見舞われた
時でも,部屋に雨が入るのを最小限に抑えることができます。
古い家を見かけたら,伝統的な家の屋根は、なぜあのカタチなのか?
昔から建っていて現在もしっかり残っている蔵は、なぜ丈夫なのか?
と考えてみるのも、おもしろいと思います。