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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

スキー隊長・ゆうちょの冬グロ2

2012年02月14日 | 野外活動
第12回冬のグロースセミナーの参加者は、
12人の子どもたちと9人の大人たち。
12月28日~30日の2泊3日で行われました。



場所は木島平スキー場。
昨年までとは違う、新しい場所での冬グロです。




今年はスキー初めてさんが4人と、いつもより多め。
なれないブーツで歩いて、
なれない板を持って、斜面を滑るなんて。
「初めは怖かった」
「できるか不安だった」
大体の初めてさんが言います。

プルーク(ハの字)を開いて止まる、
ひねって押し出す動作は日常にないので大変です。
特に、少し滑れるようになってから、
斜面をカニ歩きで登るのが!!
しんどいんです。




「ブーツが痛くて…」
と言い出す子がいました。
だいぶたってから言い出したのもあり、
後ろ向きな気持ちになったのだろうと感じました。
体力もあるでしょう。

うまく両足に力がかからないようにも見えました。
「休みたかったら休んでいいんだよ」
というとその子は、へたっと座り込みました。
「やる人どうぞ」
というと、その隣の子も、その隣の子も座り込みました。

そこへ

「おれ、やるー!」

ゴーグルをしていても、目が輝いているのがわかります。
あっという間に斜面を登ってきて
なんども滑り降りています。

「やっぱおれもやるー!」

一人、仲間が加わりました。



そのうち、もう一人もすっと立ち上がり、
滑り始めました。
男の子3人は頭から蒸気が上がっているのが
見えそうなくらい、
生き生きと登ったり滑ったりを繰り返していました。



まだ、
最初に座り込んだ子は座っています。

「時間だから降りるよ~」
と声をかけると、
困った顔をしているようにも見えます。
「どうしたい?」とエリマが聞くと、

しばらく考えて
立ち上がり、
滑り降りるための体勢をととのえ、

スーッと滑ってきました。
しかもハの字で止まった時は、笑顔。

あれ?さっきよりうまくなってる?
休んでたのに?



子どもってミラクル。

かくして
「初めてのスキーどうだった?」
とウッディーに聞かれたその子は
「初めはこわかったけど……思ったより簡単だった!!」

…だ、そうです。
それぞれの子に、それぞれ必要な時間と体験があるのだ、
ということに気付かされました。



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