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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

森の運動会、大人の過ごし方

2016年05月19日 | 野外活動

C:前回は、ネイチャーゲームでの子どもたちの様子をお伝えいただきましたね。
ところで、一緒に参加された親御さんの様子はいかがでしたか。

A:森という空間の中では、大人も子どもも対等だと感じます。子どもが自由であるのと同じく、大人も自由です。

普段は大人が子どもを保護し、管理する立場にいますが、森の中では対等、仲間のように過ごしていました。
場合によっては、子どもが先生になることもあります。
大人が、まるで子どものように無邪気になっていく瞬間が好きですね。

 

C:森の中では大人、子どもという立場を超えて関わり合っていたようですね。

A:お母さんたちの方がノリノリなこともありました。

ずーっとキノコを探しているお母さんがいたり、
素敵だね、と思うものを見つけて、よその子に声をかけたりする姿が微笑ましかったです。

ある遅れてきた親子が、初めは緊張していたけれど、森の中を歩くうちにお母さんがだんだんと和らいで、
子どもも安心した様子でお母さんから離れられるようになっていました。

C:森の力に助けられたのでしょうね。

A:森は風通しがいいし、包まれる感じもある、ちょっと不思議です。
ふわっと包まれる感じ、そこに安心があるように感じます。

 

A:森に親しんだ後、今日の森の名前を付けよう、というワークがありました。

あるチームでは「わたしのもり」と名付けました。
森が自分の場所、という思いから出てきたそうです。
自分の森でもあるし、分かち合った、みんなの森でもある。

C:シンプルですが、素敵な想いがこもっていますね。
それぞれにとって大切な場となったのでしょうね。

 

A:また、別のチームでは
「海のようなトレジャーフォレスト」と名付けました。
風が吹いて葉っぱが揺れる様が海の中にいるようだと感じたそうです。

C:森の中に海!気持ちよく漂っている感じがしますね。

A:男の子チームは「元気いっぱい森モーリー」。

C:森モーリー(笑)。その場の楽しそうな雰囲気が伝わってきますね。

A:名前を付ける時、すぐに決まっていたのが印象的でした。
一日を森で過ごしながら、それぞれが十分に味わい尽くしていたことが感じられました。

 

C:それぞれの名前から、彼らにとって、森の運動会がどんな場だったかということが伝わってきますね。

ご参加いただいたみなさん、
アッキーさんをはじめとした森の運動会のスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。

では、また来年!


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