たいち(中1)
歩いていくにつれて赤い線がうすれていき、とうとう見えなくなってしまった。
し:「どうしよう!?クマさん」
く:「どうしょう!?しば」
と二人がなやんでいると、コウモリがザザザッととんで行きいやな空気がただよった。
二人ともかたまって動けなくなっていた。
するとだれかが後ろから背中をおした。
すごいスピードでおされ、二人とも走りつづけた。
く:「ハァハァ、つかれたね。しば」
し:「うん、つかれたね。くまさん」
く:「ところでだれにおされたんだろう?」
クマさんはしばの質問に答えず前に進んでいった。
光がうっすらと見え、二人は大はしゃぎ
「やったー!!」
ゴールの所には木の丸太があった。
く:「丸太の上になにかがあるよ」
とクマがいい、急いでかけつけたしばは丸太の上にあったものを確かめた。
そこにはコワレカケノメガネの一部があった。
その部品をメガネにはめたらいきなり周りがまっ白になった。
そして、うっすらと文字がうかびでた。
『仲間』
「しば、ねぇねぇ、しば!!」
しばは目をあけると、グロースの仲間たちがしばをかこんで立っていた。
し:「夢…?」
としばがつぶやくとみんなが
「早く下山しようよ!!」
と言っていた。
しばはおもいだした。
白雲山の頂上でねてしまったということを。
同時にクマのことも思い出した。
あのクマはまほうをとくために洞くつに入ったんじゃない。
大切なことをわからせるために洞くつに入ったんだ。
しばは思った。“仲間を大切にするということ”それがクマの伝えたいことだった。
しばはゆっくり立ち上がり、下山をしようとした。
すると後ろに光るものがった。
そう。
あの、こわれかけたメガネが、、、
おしまい。
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