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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

【最終回】こわれかけのしばのメガネ

2014年10月08日 | グロースセミナー

たいち(中1)

 

歩いていくにつれて赤い線がうすれていき、とうとう見えなくなってしまった。

 

し:「どうしよう!?クマさん」

く:「どうしょう!?しば」

 

と二人がなやんでいると、コウモリがザザザッととんで行きいやな空気がただよった。

二人ともかたまって動けなくなっていた。

するとだれかが後ろから背中をおした。

すごいスピードでおされ、二人とも走りつづけた。

 

く:「ハァハァ、つかれたね。しば」

し:「うん、つかれたね。くまさん」

く:「ところでだれにおされたんだろう?」

 

クマさんはしばの質問に答えず前に進んでいった。

光がうっすらと見え、二人は大はしゃぎ

 

「やったー!!」

 

ゴールの所には木の丸太があった。

 

く:「丸太の上になにかがあるよ」

 

とクマがいい、急いでかけつけたしばは丸太の上にあったものを確かめた。

そこにはコワレカケノメガネの一部があった。

その部品をメガネにはめたらいきなり周りがまっ白になった。

そして、うっすらと文字がうかびでた。

 

『仲間』

 

「しば、ねぇねぇ、しば!!

                                                                            

しばは目をあけると、グロースの仲間たちがしばをかこんで立っていた。

 

し:「夢…?」

 

としばがつぶやくとみんなが

 

「早く下山しようよ!!」

 

と言っていた。

 

しばはおもいだした。

白雲山の頂上でねてしまったということを。

同時にクマのことも思い出した。

あのクマはまほうをとくために洞くつに入ったんじゃない。

大切なことをわからせるために洞くつに入ったんだ。

 

しばは思った。“仲間を大切にするということ”それがクマの伝えたいことだった。

しばはゆっくり立ち上がり、下山をしようとした。

すると後ろに光るものがった。

 

そう。

 

あの、こわれかけたメガネが、、、

 

おしまい。


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