COFブログ

100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

2013グロース1日目―⑤

2013年08月20日 | グロースセミナー

ヌプカに到着するものの、また雨が降り始めた。

 

それもかなりの強い雨。

 

荷物の整理をして、高原の一番てっぺん、通称「銅像の場所」に集合。

 

ここに、かんたんな東屋のような建物があります。

 

士幌の町を創り出した3人の(名前は分かりませんが)銅像が建つ広場で、今夜はこの東屋で飯盒すいさん。

 

ご飯が炊きあがるまでの時間、子どもたちは、高原を歩き回って「イントラ探し」

先に出発した自分のグループのイントラを探すのだけれど、雨がすごい。

 

約40分間、結局イントラは誰ひとり見つからなかった。

 

土砂降りにもかかわらず、地面に這いつくばって隠れたり、草むらに身をひそめたり…。

 

イントラたちも、本気で遊んでいる。

 

雨具を着ているとはいえ、全身びしょぬれで帰ってきた。

 

「おなかがすいたぁ」

 

おいしいごはんの炊けた匂いと、料理隊が作ってくれた、あったかーいトン汁。

 

気温は、確実に20度を下回っている。

 

自分たちが持参したレトルトを、皆で分け合いながらの夕食は、いつも本当に楽しい。

 

トン汁3杯目!とか、4杯目!と言いあう子どもたちの声に、サポーターもにっこり。

 

夕食も終わり、肩づけをした後に、恒例の「HABITA」

 

生活環境を意味するこのHABITAは、自分たちが目にした景色や風景をグループごとに身体表現する実習。

 

農村自然公園の中に「蕗(ふき)の畑」が広がっている場所があります。

 

それは見事な大きな蕗の葉ばかりで、周囲の木々の中でそこに陽射しがあたると、まるでサンクチュアリのように感じるスポット。

 

その場所を、グループごとに表現していきます。

ボクは、この実習が大好きです。

 

グループのイントラを巻き込んで、子どもたちが工夫します。

 

風にそよぐ木々の葉、飛びかう虫たち、森の木々、波打つ大きな蕗の葉・・・・

 

この森には、実際にキタキツネもいるし、時には鹿も現れることもあります。

 

何百年もの時間の流れの中で生きてきた森を、子どもたちは優しく、そしておかしく表現してくれました。

 

夜も更けてきました。

 

雨のためにテントは断念しましたが、子どもたちは一日目を十分に堪能したようです。

 

「あしたの起床時間は5時。寝る時間を自分たちで決めてください」

 

子どもたちがヌプカあの宿舎に戻っていく。

 

ボクたちは、まだこの後もやることが満載です。


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