こころ
萩原朔太郎
こころをばなににたとへん
こころはあぢさゐの花
ももいろに咲く日はあれど
うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。
こころはまた夕闇の園生(そのお)のふきあげ
音なき音のあゆむひびきに
こころはひとつによりて悲しめども
かなしめどもあるかひなしや
ああこのこころをばなににたとへん。
こころは二人の旅びと
されど道づれのたえて物言ふことなければ
わがこころはいつもかくさびしきなり。
――『純情小曲集』より
萩原朔太郎 のアジサイの花が出てくる詩
こころを何かに喩えたら、こころはアジサイの花
ももいろに咲く日はあれば、うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。
意味を文学館の人に訊いたのに、写真に撮ったら、メモリーから抜けてしまった。
文学"少年"を騙ろうとしたに~。
解釈は調べると、いろいろ出てくるので、ググってね。
「8のつく日は、webにお花を」心に詩(ポエム)も