あのにおんちゃん襲撃事件があった日、私の誕生日でもありましたが、
長男のお引越しでもありました。
一念発起・・・というのでしょうか、資格を取るのに夜間の大学院に通うため、
大学近くの会社に転職します。
大学生になって独り暮らしを始めた時には、私自身が寂しくて、
これが「空の巣症候群」というやつか・・・なんて実感しましたが、
今回は、まぁ寂しくはありますが、ちょっとやれやれ・・・
一緒にいると色々お世話を焼きすぎて・・・
でもやはりどうしているかなぁ・・・と心配でもあり・・・
・・・の多さが物語っていますね。
5月は柿畑の仕事でお休みはつぶれ、6月になったらさぁ色々お出かけするぞ~
と思っていたら、引っ越しの疲れが出る間もなくにおんちゃんの事件。
二度目のケガも治り、気が付くと7月1日までの展覧会がふたつも・・・
6月最後の週に二連続で行ってきました。
名古屋市美術館「モネ それからの100年」
モネの数々の絵画と、彼に影響されたアーティストの作品。
絵画はもちろん、映像作品もありました。
私はいつもおひとりさま行動なので、集団でガヤガヤするおばさまたちは敬遠。
でもモネの睡蓮にインスパイアされた映像の前で、
ご高齢のおばあちゃまが三人、仲良く並んでいました。
その微笑ましいこと!
あのお年でこういうお仲間がいることは羨ましいですね。
高齢、といえばモネが亡くなる前年の作品「バラの小道の家」
ピンクっぽいのがバラ、緑っぽいのが道で奥の紫っぽいのが家。
晩年は目を患っていたということで、こんな風にぼんやりとみえたのか,
それはわからないそうですが、年をとると世界はこんなにファンタスティック!?
そして花もダンゴも、ということでモネ展限定のお菓子をお土産に。
絵画の睡蓮をイメージしたお干菓子ですが、
仮名文字の「もね」と蓮の葉がステキ!
今度長男が帰ったらみなんでいただきます(結局親ばか)
そして一日飛んで次のお休みは
「ボストン美術館の至宝展」ということで
古代エジプト美術から中国・日本美術、もちろんフランス絵画や現代アートまで。
看板にもあるゴッホの絵がお目当てでしたが、
以前も観た大好きなオキーフの絵にも再会できました。
そして意外にも一番感動したのが中国の龍の巻物のように長~い絵。
九頭(頭でいいの?)の龍の様子が描かれていましたが、迫力があって
「今夜夢に出そう・・・」なんて思いましたが、やはりしっかり脳裏に焼き付いて
翌日、梅雨の曇天の雲間から龍が出てきそうでした。
開館から20年、10月には閉館だそうですが、
できたばかりのピカピカの美術館に母と息子たちと4人ででかけたのが
昨日のことのようです。
次男はまだ小さくて、イヤイヤついてきていましたが、
もうすぐ閉館だと伝えたら「最後にいってみようかな」
なんて言いましたが、どうだか・・・
モネ展とペアで買ったチケットの片割れが
今度は余裕でゆっくりじっくりのんびり行こうと思います。
名古屋ボストン美術館の最終展のチケットも前売り買ってしまったし。