梅雨の合間の先日、京都に出かけてきました。
京都国際マンガミュージアム
「竹宮惠子 カレイドスコープ」
画業50周年振り返る展覧会、ということで
45年来のファンとしては行くしかない、と行ってきました。
大垣駅からごっとんごっとん鈍行で、米原駅で乗り換えて京都までまたごっとん。
のんびりと本をお供のひとり旅でしたが、
外の景色に目を奪われ、本はカバンのなかに・・・
我が家の周りも田んぼだらけの田舎ですが、関ケ原を超えると緑みどりミドリ・・・
とっても目に優しい景色を楽しみました。
京都は子供たちが小さい頃に実母がよく連れて行ってくれました。
孫たちを新幹線に乗せてやりたいと、母はいつも米原からは新幹線。
今回は急ぐわけもない私ひとりなので、ゆっくりのんびり。
京都に着いてからは、京都では初めて乗る地下鉄。
ミュージアムへは地下鉄を降りてほんの数分。
そこはなつかしい世界・・・心のふるさと
たくさんの原画´が展示してありましたが、どれもこれも若いころに読んだものばかり。
まるで古いともだちに再会したような・・・
この美しい少年は、竹宮惠子さんの代表作だと思います。
この方を初めて見た日の衝撃は今も忘れられない・・・
でも一番好きなキャラクターは・・・言えない、
うん、恥じらう乙女心も甦る。
一番好きな作品は「変奏曲」と記しておきます。
そう・・・マンガから音楽が聴こえてくるような気がした。
今も音楽が好きなのはきっとそこからなんだ、と気づかされました。
しかも近年書かれた画も、ますます洗練されていて、もう芸術の域・・・
マンガミュージアム自体も、壁壁壁中にたっっっくさんのマンガがあって
世界中のマンガファンの方があちこちの椅子に掛けて楽しんでいました。
こんなパラダイスがあったのね・・・!
今度はゆっくりマンガ読みに来ようっと。
チラ見しただけだったけれど「わたなべまさこ」さんなんて懐かしい名前も見えた。
夢見心地でミュージアムを出て、まだ時間はある、どこ行こう。
最近は便利ね~携帯で「近くの観光スポット」
たくさんの候補がありましたが、今日はお寺の気分じゃないし。
マンガミュージアムから10分ほど歩いて、今度は「万華鏡ミュージアム」。
うん、お寺巡りの気分じゃないし、今日はミュージアム巡りの日。
色んな万華鏡がありました。
筒(と言っても京都らしく蒔絵や西陣織細工)のなかに美しい世界がキラキラ回るものや、
珍しいものでは瓶の中をのぞくものも。
大きな瓶をのぞくと中にはキラキラのとげとげ(なんというボキャ貧!)が美しいのですが、
その後ろから見るとどうなんでしょ、瓶をのぞくおばさんは・・・
更に投影式の万華鏡というので、壁中に流れ落ちるように映る美しい幻影・・・?
折しも外には雨が降り始め、まるで流れる雨が映し出されているような不思議な時間。
(この画像はOKのモニターのものですが、壁に投影されたのは淡い色合いでした)
お土産に買ったものはオイルでゆっくりキラキラが流れる万華鏡。
エメラルドグリーンと黄色が螺旋状のチューブを流れるので、
のぞいているとモスクのタイルのような美しい色のもの。
後から気づいたけれど「カレイドスコープ」と「万華鏡」
因んだわけではなく、偶然なんだけれど・・・
楽しい旅でした。
* * *
押し入れの竹宮作品、発掘しなきゃ!