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日仏合作の605B(KR1000)とロセ

2019-04-09 15:44:59 | 開発したBIKE-kawasaki編ー
開発したBIKE-kawasaki編ー2

日仏合作の605B(KR1000)とロセ

 2011年11月7日発行 RACERS Vol 11KAWASAKI Z RACER
64P~91Pを参照下さい。
 我々が谷田部でKR500のテストしていたら、いきなり、PEM(パフォーマンス)のBIKEが届いた、なにこの
BIKEって感じでした。見ただけで、スイングアームが歪んでいるのが解りました、後ろから見るとショックの
無い左側が上に捻じれ、リアタイヤがが右に傾いていたのです。 テスト走行はしていません。
カワサキって、いきなり実車をどんで、作れってあるんです。S-1もそうです(8耐もいきなり2チームに)
明石に戻って、パフォーマンスのロセさんと打ち合わせしました。私は’79のヨーロッパの耐久選手権を知ら
なかった、このPEMフレーム(ENGはワークス)で相当の成績をだしたが、フレームをなんとかしてくれとの
事です。たぶん、ENG屋がストーリーを作ったんでしょう。当時私は、KR250、350、それとKR500と
格闘していました。フレーム設計は私と助手1名、前年、外装ボロボロの605Aをでっち上げましたが
これ以上オレにどうしろって言うんだ!打ち合わせで、ロセさんのこれまでの実績、熱意を充分に感じ
私から提案しました、カワサキ(日本)で出来るのは、605Aレベル(メインフレーム、ENG,排気系?、前後サス、
ブレーキ系、スイングアーム)。パフォーマンス(仏)で カウル、シート、タンク、燈火系、クーラー系、等を製作して下さい。
そして、カワサキ(日本)分も作って日本に送って下さい。RRサスはロセさんの要望で1本サス(F2のパーツ
が流用出来るとの事)を採用、ガスタンクはカワサキ(日本)から型を送ります。カウル、シートは、゚フォーマンス製
を採用したい、実戦から生じた外装は理にかなっていて、カッコ良かったです。
この様にお互いに出来る事と出来ないことを、隅分けて日仏合作の605Bの合作計画がまとまった
のです。  実は、ロセさんから外装を入手することにより、私の次年でやらねばならない仕事が
減りました、そうです、ロセさんの手を借りて、ボロボロの605Aを 605Bに仕上げられたのです。
 '80-8耐で E・ローソン、G・ハンスフォードが2位をGETしたマシンが フレーム・ENGが日本製 外装が
フランス製の605Bでした。パフォーマンスチームも2台走ってました。ライダーはユゲ、モアノー、ロッシュ、ラフォンかな
8耐での共同作業、レースの打ち上げ宴会等、すげー楽しかったです、


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