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S1(エディー・ローソン レプリカ)を作った話し

2019-04-09 15:52:01 | 開発したBIKE-kawasaki編ー
開発したBIKE-kawasaki編ー3

S1(エディー・ローソン レプリカ)を作った話し

’2016年5月7日発行 RACERS Vol 38 KZ1000 SUPERBIKE
64P~69Pを参照下さい
 S1はフルコピーです。USAでのエディーのレース終了後いきなりKHI(明石のカワサキ)にそのマシンが送り
込まれてきました、いつもの、30台作れでした。
KMC(USカワサキ)でR・マジーがE・ローソンのスーパーバイク用に開発したもので、USAでの開発パーツは
US製を使用しなければならないようで。輸出する時は装着なしかテンポラリーパーツを付けるようです。
排気系はUS製のKERKERで装着なし,OILクラーラーも装着なし、RRサスは棒(日本用はKYB)です。
FFサスは。まず驚いたのは、サスが動かないんです、むちゃくちゃ固いんです。そのままカヤバさんに
送って、同仕様で作って下さい。即、なっんなんですかこのサスは(棒ですよ)でした。
 徳野とガードナーが組んで8Hrに出場した時が有りました、徳野が最終ライダーでピット待機していたら
ガードナーはガス給油後、ライダー交代なしですっとんでコースにでていきました、ガードナーはタイムの出ない
徳野にいらついて、チームオーダーを無視したんでしょうね。でもね、徳野にすれば、たまったもんじゃ
なかったんです。あんなガチガチのサスでタイム出せなんて、転倒しろでしたよ。
 ホイールはダイマグでKR500系のハブ、ブレーキディスク、キャリパーを流用しました。RRスイングアームは丁寧に
作ってあげました。KR1000をベースにトラス組んだFRーBOX部はOILキャッチタンクに、RR軸にはエキセン
を用い、重量も重く、パワーのある出力に負けないように配慮しました。R・マジーが補強したフレームを
ラインに持ち込み作ってくれーって現物で談判、どこかのH社では溶接一つ追加すると、歪む、保証
出来ない,治具が壊れる、うんぬんでNG。ここ男カワサキでは、うわー、このフレームでエディーが走る
んですか、よっしや作ってやるって、製作してくれました。アンコを抜いたシートは図面に”支給現物に
よる”と字面(字だけの図面)を出図しましたよ。30台の最終Assyは自分で工具を持ちこんで必要
な追加工をしがら、排気系や、○○の付いて無い完成車を組立てました。
パーツリストは当然無いですよね。私はいつも部品もれが無いように手書きのパーツリストを作りチェック
していました。そこそこな出来栄えなので、それが本パーツリストになってしまいました。
HRCのサービスGrで市販レーサーのパーツリスト・OMを担当した時も絵の修正程度はさらっと出来ましたね


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