南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

栄光と挫折

2012-11-06 11:11:33 | ・ボクの日記。
11月6日
松山大学は1923年に開校のはずなので来年が90周年記念イヤーになるはずだ。
だが、わが青春の思い出のマンドリンクラブは今はない。
部員消滅の危惧の中、当時の部長岩橋教授の肝いりで第131回の定期演奏会がカルフールホールで開催されたのが10年前の11月23日だった。見事な指揮を披露してくれた東矢邦彦氏はすでに早逝された。岩橋教授も本年春に大学を去られた。

8年間技術顧問(コーチ)として大学に通った私の手で部室の扉を閉鎖した日から8年経った。
母校で味わった栄光と挫折に立ち向かった日々を忘れることはできない。

栄光は忘れ挫折を共有してくれる人もいる。現役演奏家としては蝋燭の炎のような先行きは翳りの世界に向かう私は気力を絞って、慎ましく密やかに弦の調べを紡ぎたい。
4月にギターこの道48年を迎えたあとのいつの日にか、どの場所でとかは未定ではあるが、
この冬には何曲も編曲を準備することになるだろう。伝統の灯を。