五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

原点回帰

2006年11月29日 | ふたりはプリキュア(無印・MH・SS)

波紋を拡げる「Yes!プリキュア5」。


去年の今頃の「MaxHeart」終盤の
ビデオを観直してみました。
今一度、原点に帰ってみようと。

変身シーン。
やたらとパワフルです。
中でも、画像のキュアホワイトの変身シーンが
大好きだった記憶が蘇ります。
意地でもスカートの中を見せなかった、ほのかさん。

番組も終盤だったので、日常シーンはほとんど
無く、戦闘シーンばかりでした。

な ん と い う 凄 ま じ い 闘 い 。

というのが感想です。
魔法バリアなど無く、モロに殴ったり蹴ったり。
顔面をコンクリートの路面に叩きつけられても
鼻血すら出さず、涼しい顔をしてるホワイトが
素晴らしいというか、なんと言うか。

一直線に突撃するブラック。
回転を加えて蹴りをねじ込むホワイト。
一向に闘わないルミナス。

まさに、血沸き肉踊る肉弾戦でありました(ルミナス・・・)。

SplashStarには戦闘シーンの迫力が
足りないと言われますが、たしかにSSを
観慣れていると、MHの戦闘は刺激が強い。

戦闘シーンの迫力不足だけが、番組終了の原因
とは思いませんが、キントレさんの攻撃ですら
生ぬるく感じてしまうのも無理ないでしょう。

個人的には、SplashStarのバリアを
駆使した最近の戦闘シーンは好きです。
迫力不足は否めませんが、これはこれでいい味出してる。
バリアを使っても、ダメージは相当なもののようですし。

敵キャラも憎みきれない奴ばかり。
憎みきれないどころか、敵さんにまで感情移入
させるSSは素晴らしいと言うかなんと言うか。
無印やMHの登場人物も魅力的でしたが、より感情移入
しやすかったのはSSでした。
私が女児向け作品に毒されているせいもあるでしょうけど。

要するに、一長一短あったということ。

キャラクターにもそれぞれ魅力があり、比べる事
自体が馬鹿げてる。
そもそも別番組なのだから、比べる必要すら
ありません。
それでも比べられてしまうのは、両者とも
「ふたりはプリキュア」の名を冠しているからでしょう。
SSがもし、「ふたりはプリキュア」ではなかったら、
どういう評価を受けたか、とても気になります。

最低視聴率を更新したとか、そんなことはどうでもいい。
私は「SplashStar」が好きだ。
咲と舞の魅力に加えて、満と薫の存在が、SSを
大いに盛り上げてくれた(くれている)と今改めて思う。

実は私は、満・薫の登場当初、二人が嫌いでした。
とくに薫さん。
血も涙も無い冷血デコ女。そんなイメージしか
ありませんでした。それが今や、

薫 お 姉 さ ん だ い す き ー

ですもの・・・。
冷血デコ女が、緑の郷の人々に触れ、少しずつ
人間らしい心を持っていく過程が素晴らしかった。
見た目のハンデは、中身でどうにでもなるという
好例です(最初から薫ファンの方、ごめんなさい)。

満・薫に限ったことではありません。

SplashStarは、人情味溢れる魅力のある
物語だったと、自信を持って言えます。
そうでなければ、私と周囲の多くの人が夢中に
なるはずが無い。
戦闘シーンは、あくまでオマケ。
「プリキュア」の名を冠した故の、ノルマだったと
解釈してます。

SSは間もなく映画がありますし、本編も
クライマックスに突入して目が離せません。
SSがどういう結末を迎えるのか、それには
どういう経緯を辿るのか、とても楽しみです。

MHの「次週予告」の後の、

「ふたりはプリキュア SplashStar
 2月5日(日)スタート」
 「皆で観れば絶好調!」
という宣伝に、年甲斐も無くぽろぽろ涙を流してみた。

去年、SSに感じた拒絶反応と、今の拒絶反応は
よく似ている・・・。