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CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

シーズンインに向けた準備

2025-04-02 12:29:02 | ロードバイク
 札幌の積雪もようやく5㎝を切り、積雪ゼロまであとわずかというところまで来ています。今夜からはまた雪の予報ですが、気温が氷点下にはならないようなので、流石にすぐに融けるはず。

 そんな中、シーズンインに向けての準備を進めています。一応、昨年の冬前にはきちんと洗車と注油を済ませたバイクも、4か月以上全く手をかけていないとチェーンの油分はすっかり落ちてしまっていました。室内のバイクは問題ないのですが、流石に屋内とはいえ駐輪場では寒さと乾燥の影響を強く受けた結果だと考えています。
 カバーをかけているので、誇りなどの汚れはありませんでしたが、とりあえず軽く洗車をし、改めて注油をしました。バイクの数が多いので、暖かな天気の良い日を選んで少しずつシーズンインに向けた準備を進めています。

 特にスプロケットやチェーンは汚れ易く、一度汚れが付いてしまうとキレイにするのは難しいパーツです。昨年、「洗車用具の進化」という記事でも触れているのですが、昨年から使っているMuc-Offのバイクプロテクトという製品は、洗車後の自転車全体にスプレーすることで、水を素早く排出し、防錆、撥水、防汚のコーティングが可能という優れものなのです。

 特に効果を発揮しているのがスプロケットでした。写真のスプロケットは第3世代のSupersix EVOで使用してるフルクラム・レーシング900に装着した11速スプロケットですが、昨年からバイクプロテクトを直接スプレーするようにしてからは、御覧の通りピカピカです。これでも、実際に走ればチェーンの汚れが移り、黒く汚れて来るのですが、フィルタークリーナーで汚れを落とし、バイクプロテクトをスプレーしておくとこの通りなのです。

 バイクに関しては昨年からMuc-Offのナノテックバイククリーナーを使用して洗車をしていますが、どうしてもしつこい油汚れに関してはフィルタークリーナーを使うのが有効なのです(詳細は「自転車の洗車を考える」を参照して下さい)。シーズンイン前は油汚れがある訳ではありませんから、水拭きや乾拭きし、状況に応じて不足している油分を補給したり、保護用スプレーをパーツに塗布している状況です。

 加えて今年はサドルを新調しているので、サドルの付け替え作業がありました。第4世代のSupersix EVOにはフィジークの3Dプリントサドルを、第3世代のSupersix EVOにはプロロゴのNAGO R4を取り付けました。ただ、この2台はリアビューレーダー用のマウントの取り付けも加わります。第3世代と第4世代のSupersix EVOはシートポストの形状が特殊なため、既存のマウントでは途中でズレてしまうので、サドルレールに肯定するタイプの専用マウントを使用している為です。
 



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一進一退の日々(2)

2025-04-01 14:07:05 | ロードバイク
 いよいよ今日から4月です。関東では桜満開のようですが、北の大地の春は遅く、桜の便りはまだ先になります。ただ、着実に春は来ていて、札幌の積雪も10㎝になっています。ただ、週明けの月曜日の朝の道はすっかり雪化粧。一晩で4㎝ほどの積雪があったようです。

 今日は気温が最高気温が7度を超え、風は少しあったものの、比較的暖かだったので、第3世代のSupersix EVOのメンテナンスを行いないました。軽量ホイールに25Cタイヤの組み合わせをフルクラム・レーシング900に28Cタイヤへ交換しました。これは春先仕様です。

 第4世代と違い私の第3世代のSupersix EVOはリムブレーキモデルなので、タイヤクリアランスが28Cまでなのです。とりあえず、5~6Barほどの空気圧で乗る予定です。クランク長は170㎜でショートクランクに交換したいのですが、クランクセットがHollowgramのため、165㎜のクランクのメーカー在庫が無く、ショップに注文依頼をしている状況です。

 第4世代のSupersix EVOは160㎜のショートクランクに交換していますので、少し乗り比べて、その違いなどもお伝えできればと思っています。第3世代のSupersix EVOには今季購入したプロロゴのNAGO R4を使用します。リアビュー・レーダー用マウントも取り付け済です。こちらも、第4世代で使用するフィジークの3DプリントサドルVento Antares Adaptiveとの比較もして行きたいと考えているところです。

 今年は4月に入っても積雪がまだ少しあり、風も強い日が多いので、走り初めは今週末になりそうです。ただ、こうして屋外でバイクに触れる時間が増えて来ると、心の中の雪解けも進み、鬱屈とした気持ちも晴れて行く気がします。

 まずは、グラベルロードのTopstoneで路面状況を確認しながら、走るコースを決めて行こうと思っています。フレームはアルミで38Cのグラベル用のタイヤで空気圧を低目にしても、せいぜい40~50㎞走るのがやっとなのです。タイヤが太い分、どうしても踏み出しにパワーが必要で、膝に痛みが出てしまうためです。ギアは46-30Tとロードバイクより小さいのですが、やはりタイヤの摩擦抵抗が大きいためでしょう。ロードバイクは50-34Tなのですが、漕ぎ出しははるかに軽いのです。

 正確にはタイヤの太さより、タイヤのトレッドパターンによるところが大きく関係していると考えています。というのも、プロのサイクルロードレースではどんどんタイヤが太くなる傾向があることでも分かります。且つては23Cが主流だったのに、今では30Cのタイヤが一般的になっているのです。勿論、ロードレース用なのでスリックタイヤです。単純に言ってしまうと、幅が同じタイヤでもブロックタイヤとスパイクタイヤで走りが大きく変わるのと原理は同じです。路面抵抗はロード用のスリックタイヤとスパイクタイヤのどちらが大きいのかは自明でしょう。
 ただ、積雪がある北海道はどうしても春先の路面状況が極めて悪くなってしまうのです。融けた雪がアスファルトに染み込み、それが寒さで凍結すると、路面にひび割れが出来ますし、マンホール周りは陥没してしまうのです。さらに除雪作業でアスファルトが削られて、小さな穴が出来ることもあります。加えて、滑り止めとして散布された砂が路肩に帯のように山積しているのが、春先の北海道の道路状況なのです。そこを考えずにタイヤ幅も無く、ゴムも薄いロード用タイヤで走れば、貫通パンクやサイドカットは当たり前なのです。
 



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ビッグ4を占うステージレース(5)

2025-03-31 12:57:14 | プロ・ツール
 ボルタ・ア・カタルーニャの最終ステージは予想通り最初の中間スプリントから激しいバトルになりました。最初のボーナスタイムを確実に取りたかったアユソですが、最初の中間スプリントはログリッジに軍配が挙がり、UAEチーム・エミュレーツとしては苦しい展開を余儀なくされることになってしまいました。トップでスプリントポイントを通過したログリッジが3位だったアユソを総合で1秒逆転してしまう結果になったからです。

 ここでログリッジにアユソが先着していれば、次の中間スプリント迄は逃げを容認してレッドブルに追わせる展開に持ち込めたのですが、実際にはその逆になってしまったのです。今季23勝と勝利を重ねているUAEですが、どうにもちぐはぐな展開が増えているのが気がかりです。ミラノ~サンレモではチプレッサの登り口で位置取りに失敗しているのがその好例でしょう。

 このステージも最初からノバクとヨハンネセンで引き倒せば、アユソが中間スプリントを取ることは難しくはなかったはず。結局、その後はノバクとヨハンネセンで引きまくり、2つ目の中間スプリントはアユソがトップ通過しているのですから。
 ただ、最初のスプリントポイントをログリッジに取られたことで、再び総合首位にたったアユソでしたが、アシストが余分な脚を使わざるを得なくなり、モンジュイックの丘でのアユソのアシストがいなくなってしまったのです。4度目のモンジュイックの丘でアタックを仕掛けたログリッジにかろうじて食らい付きますが、アシストは不在。下りで引き離され、後手後手に回ることになってしまいました。

 マルク・ソレルやアダム・イエーツといったサブエースがいるUAEでしたが、この時点でアユソの周りにはアシストの姿はありませんでした。追走集団を形成するも、アシストのいないアユソが一人引きさせられるという厳しい展開を余儀なくされてしまうのです。結局、脚を緩めてアシストを待つ判断をしますが、その機に20㎞の独走を決めたログリッジがアユソに19秒の差を付けて逆転優勝を飾りました。

 ビッグ4を巡る争いはログリッジに軍配が挙がった瞬間でした。勿論、クイーンステージの厳しい山岳がカットされた大会で、登りの力の差を測ることは出来ませんでしたが、モンジュイックの丘ではログリッジの方が登れていた感じです。この二人は次にジロ・デ・イタリアでの対戦となりますが、アユソがマリア・ローザを手にするのは厳しいと見なければならないかもしれません。

 それにしても、ボルタ・アオ・アルガルベで8位に沈んでいたログリッジでしたが、しっかりと調子を上げて来ていたようです。35歳の大ベテランですが、老いるどころか顔に張りもあり、身体もしっかり絞れていて、ポガチャルやヴィンゲゴー、エヴェネプールがいないグランツールを勝つだけの力と経験は十分にあることを証明しています。

 現状ではGCではポガチャルの1強、クラシックレースではファンデルプールとポガチャルの2強に他の選手がどこまで迫れるかという状況のようです。ポガチャル、ヴィンゲゴー、エヴェネプールが不在のジロで2度目のマリア・ローザの可能性が高まったと感じています。
 昨年、長年在籍したヴィスマ・リアースバイクを離れ、ボーラ・ハンスグローエへ移籍を決めたログリッジですが、ツールで落車した時にはもう終わったと感じたのですが、その後、ブエルタで4度目の総合優勝を挙げているのです。ログリッジを失ったヴィスマは結局、前の年の3大ツール完全制覇から一転して無冠になってしまったのです。昨年のツール前にレッドブルをメインスポンサーとし、チームを強化しつつあり、今年はUAEからフィン・フィッシャーブラックを獲得しています。
 若手の有力選手も多く、ログリッジの経験が落とし込まれれば、今後、ヴィスマを脅かすチームに変貌して行く可能性があります。次々と若手が台頭して来るサイクルロードレース界において、35歳のベテランがステージを勝つことすら容易ではない時代に、グランツールの総合優勝を狙える選手がいることには感動さえ覚えます。
 



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ビッグ4を占うステージレース(4)

2025-03-30 14:16:45 | プロ・ツール
 登りが厳しいことが特徴のボルタ・ア・カタルーニャですが、第5ステージに用意されていた山岳コースが強風の影響で全てカットされるという異常事態で、実質28㎞のレースになってしまいました。

 スタート前にはステージ2勝を挙げ注目集めていたマシュー・ブレナンが先を見据えてリタイヤが決まっていたようです。この日のクイーンステージで19歳の新人に無理をして欲しくないとチームは判断したのかもしれません。

 総合首位のアユソと2位のログリッジのタイム差は僅か1秒。それも前日の中間スプリントで付いた差なのです。この日は28㎞のレースでタイムはゴール5㎞手前で計測され、ゴールは勝敗を競うだけでボーナスタイムもありませんでしたので、二人の決着は最終ステージにまで持ち越されることになりました。

 その最終ステージも、強風の影響で88.2㎞へと距離が短縮されて行われることが既に決まっています。スタート直後にスプリントポイントがあるので、二人のバトルがここから始まるのか、6度登って下るモンジュイックの丘でタイム差が付くのか、いずれにしても秒差の総合争いになると思います。

 このレースは新ビッグ4を占う上で重要と見ていたのですが、ここまで山岳コースがカットされてしまうと、スプリント力の差しか分かりません。スプリント力では若いアユソが有利と見ていたら、ログリッジが経験でその差を上手く埋めているなと感じます。22歳と35歳でキャリアとしては8年程の差があるのです。ブエルタを4度、ジロを1度征しているログリッジの経験値は今回のメンバー中随一といっていいでしょう。

 アユソの経験値をチームとしてどう埋めるのかが総合優勝のキーポイントになるはずです。おそらく、距離短縮でアクチュアル・スタート時点からUAEが逃げを容認しない強力な牽引を見せるはずです。強風の影響で距離短縮しているので、風の影響が十分考えられるからです。
 理想としてはタイム差があるメンバーの逃げを容認し、全てのボーナスタイムを逃げのメンバーで消してもらうことでしょう。ただ、最後のゴールスプリントはモンジュイックの丘を6度登坂するので、ピュアスプリンターは残らない可能性が高いので、3度目となるアユソ対ログリッジのゴールスプリントもあり得るのです。
 UAEチームとしては1勝1敗のゴールスプリントより、最初の中間スプリントを全力で取りに行ってログリッジとのタイム差を少しでも稼いでおきたいはず。それはログリッジも同じですが、チーム力の差は歴然ですから、UAEがチームとして本気で中間スプリントを取りに行けばアユソ有利になるはずです。

 UAEツアーではポガチャル自らが中間ポイントを取るために逃げたことも記憶に新しいと思います。その時、ポガチャルと共に飛び出したのがドメン・ノバクでした。そして、今回のメンバーにもノバクの名前があるのです。流石にアユソが同じことはしないと思いますが、ノバクとヨハンネセンが最初から引き倒せば最初の中間スプリントポイントは確実に取れるはずです。後はログリッジを徹底マークでレースを終えられれば、アユソの総合優勝がほぼ確実になるのですから。
 



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一進一退の日々(1)

2025-03-30 09:35:14 | ロードバイク
 先週の札幌は気温も高くようやく春めいた陽気になったなあと思っていたら、週半ばからは雨と強い風…週明けの月曜日に第4世代のSupersix EVOのクラックセット交換にショップへバイクを持ち込みました。今シーズンから160㎜のショートクランクを使ってみます。

 行はショップ迄バイクに乗って行こうと思っていたのですが、スニーカーにスウェットの上から暴風パンツを履いた格好では、フロントアウターで漕ぎ出そうとして、いきなりコケそうになってしまいました。ローラー台でロードバイクに乗ってはいるものの、外で風の中を走るのはやはり随分と感覚が違うものです。

 特に4か月以上もの間、屋外ではフラットバーハンドルのMTBに乗っていたので、その感覚も残っていたのでしょう。フロントシングル30TのMTBとフロントが50Tのロードバイクではギア比が違い過ぎるのです。風のない屋内では何の不安もないのですが、8m近い強風の中をビンディングペダルにスニーカーという組み合わせで走るのは流石に無謀だったようです。途中からはバイクを降り、押して行くことにしました。

 ホイールはカーボン・ディープリムもあるのですが、風が強い春先使用でフルクラムのレーシング6DBにしています。タイヤ幅は30Cです。少し重量は嵩みますが、春先の北海道はとにかく風が強く、路面状況も悪いのでGW頃まではこのスタイルになります。春先の北海道は速さより安全重視が大切なのです。GW迄には道路補修も終わり、道路清掃も行き届くので、本格的に走り始めるのはその後になります。以前は何も考えずに、雪が融けたらいきなりロードバイクを全開で走っていたら、パンクに泣くという痛い目に何度もあっているのです。走り出した初日にパンクに合ったことも1度ではありません。

 そこで春先用としてグラベルロードを購入したという経緯があるのです。ここ数年、春先はタイヤの太いグラベルロードで走り、路面状況を確認しながら、徐々に距離を延ばしていくようにしています。それでも、日中の最高気温が10度以下では、身体が寒さに耐えきれません。そこに強風が加わると、流石に外を走るのは難しいのです。

 火曜日は冬用のMTBを洗車し、チェーンもクリーニングし、注油をして収納を終えました。積雪も一機に20㎝にまで減り、もう、雪道を走る必要がないと判断したからです。やはり、アスファルト路面をスパイクタイヤで走るのはしんど過ぎます。しばらくは、グラベルロードの旧型Topstoneを使います。

 こうして、バイクに触れている時間が長くなると心が沸き立ちます。ただ、水曜日は朝からの雨に加えて10mを超える強風が吹き荒れています。頭から冷や水をかけられたような感じです。ただ、雨は冬の頬を刺すような冷たいものではありません。むしろ、この時期の雨は雪解けを早目てくれるので、自転車乗りには有難いものではあるのです。
 



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