CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

小樽激坂巡り(1)

2014-09-22 09:39:50 | サイクリング

 小樽には地獄坂と呼ばれる坂がふたつあると云われています。ひとつは小樽産業会館から小樽警察署前を通り、浅草寺までの坂と、その一本南側の商大通を小樽商大まで登る坂です。Cad10_140036s
 坂の途中にはこのような10%勾配の標識があります。毎日こんな坂を登らないといけない学生さんは大変だと思います。何度も登っていますが、流石に自転車は見かけたことはありません。
 この坂を最初に登ったのは昨年でしたが、小樽商大までのほんの500mが耐えられず、旭展望台へ進路変更してしまいました。
 標高は200mに満たないのですが、ほぼ海抜0mからのスタートとなるので、結構厳しい坂です。
Img_2687s  今年は既に数度小樽商大まで登っているので、春からの坂トレ効果が出ているようです。
坂トレといえば、昨年までの小林峠に、今年は春先から平和の滝を加え、夏からは幌見峠を加えています。走行距離は37.3kmで獲得標高は650mほどになります。走行時間は2時間弱です。

 

ポイントは勾配が6%以下の緩い登りはできるだけアウターで時速20km/hを下回らないこと。急な勾配は始めはゆっくり登り出すことです。終盤は少し無理をしてもパワーで登ること。
 とにかく坂が苦手な私が小樽の急な好んで坂道を登っているなんて、とても信じ難いことなのですが、これもロードバイクの魅力なのかもしれません。Img_2691s
 せっかくロードバイクを手にしても、ある程度は登りがこなせないと遠くへは行けませんから、2時間程度の坂トレは僕にとって有効だったことになると思います。
 次回は小樽環状通から天狗山という激坂をご紹介します。

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風が変わる!!

2013-04-05 06:44:19 | サイクリング

 とにかく雪が多かった札幌もようやく本格的な雪解けが始まったようです。先週まで29erで路面状況を確認しながら、恐る恐る走っていたのですが、今週から思い切ってロードバイクに乗り始めました。外でロードバイクに乗るのはおよそ4ヶ月振りのことです。Img_1760s

 久々にロードバイクに乗って感じたことは、風の音が違うことでした。季節柄、強い北風が吹いていることを差し引いてもゴーゴーという爆音に驚かされました。勿論、MTBとでは速度域が違うので風きり音が大きくなっても何の不思議もないのですが・・・これまでもこんな爆音の中を走っていたのだろうかとふと考えてしまいました。
Img_1808s
 そこで、速度域を色々と変えながら走ってみると、速度域が上がっていることに改めて気が付きました。27~28km/hと30km/h越えでは明らかに風の音が違うのです。そういえば、昨年まではこんな強風の中を30km/hを越える速度では走っていなかったような気がするのです。向かい風区間に入ると、速度は黙っていても25km/hほどに落ち、風の音を意識することもなくなりました。
 バイクの構造上、ロードバイクはMTBやクロスバイクなどと比べると風の影響を受けずらいのですが、流石に風速が8mにもなると相当にペダリングがキツクなります。スピードを競う訳ではありませんから、強い風の中では無理に抗おうとはせず、素直にギアを落とすことです。ここでもがいてしまうと、終盤脚におつりがなくなってしまいますから。Img_1830s

 また、ここに来て急に風の冷たさをあまり感じなくなりました。同じ北風でも、冬季間のそれとは質が違うのです。ピリピリと肌を刺すような感じがありません。それなりに寒く、汗もほとんどかかないのですが、肌に触れる風は確実に春のもののようです。ただ、木々は冬枯れのままですし、土の部分の大半は雪の下なので、春の香を感じることはまだできません。それでも、こうして風を切って大地の中を走ることの喜びはなにものにも替えがたいものがあります。
Img_1827s
 2日間で100km少々しか走れませんでしたが、例年より1週間は早いロードデビューとなりました。これからは少しずつ距離を延ばし、5月に入ったら坂トレを始めたいと考えています。登りはともかく、下りに凍結箇所でもあれば大事なので、峠に関しては様子を見ながらということになりそうです。

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29erの魅力

2013-04-02 09:14:54 | サイクリング

 札幌は例年にない大雪の影響で冬季間は29erでもまともに走れない状況でしたが、ここに来て大分雪解けも進み、路面はウェットなところも少なくありませんが幹線道路はほぼ2車線で走行可能な状況になりました。Img_1763s

 寒さはともかく、車道走行が可能になれば、この冬の鬱憤を晴らすべく、先週から29erであちこち走り回っているところです。先週の初めには石狩方面を、今週は小樽市銭函まで脚を延ばして来ました。その間にcannondaleのF29の試乗をする機会にも恵まれ、舗装路面でのMTBライフを満喫しているところです。
 タイヤも太く車体も重いMTBですが、この時期の強い追い風の中ならある程度の高速巡航も可能です。このあたりは29erの本領発揮といったところでしょう。完全な追い風区間なら42T×11Tというアウタートップでグイグイと踏めちゃいます。ロードバイクより追い風の恩恵を強く感じるほどなのです。
Img_1764s
 この1週間で30kmほどの距離を2度、50km越えを1度、20kmほどの試乗を1度とMTBのCXでも走らないほどの距離を走りましたが、よほどの向かい風区間でないかぎり辛いと感じることはありませんでした。余程冬場の鬱憤が溜まっていたのでしょうか・・・
 この時期の北海道は舗装路面がすっかり現れるようになってからも、舗装路面がかなり傷んでいたり、路肩にゴミや砂が山積していたりと、ロードで走るのにはスリップやパンクなどのリスクがかなり高くなります。その点、MTBならかなり荒れた路面でも平気なので、気楽に走ることができます。Img_1799s

 例年はロードで走るにはちょっと物足りない距離ですが、29erならほどよい負荷があってロード用のトレーニングにもなるような気がしています。また、こうしてあちこち走りながら、路面状態をチェックしておけば、ロードへの切り替え時期も見極めることができると思っていますので、まさに一石二鳥。
Img_1810s
 Talon29erにして2シーズン目ですが、ほとんどがスパイクタイヤを履いての雪道走行でしたので、ここまで高速で走ることがありませんでした。勿論、29erとはいえMTBですから、高速走行に向いている訳ではありませんが、4ヶ月間も雪上をフロントインナーでトロトロと走ることに比べれば、こうして思いっきり風を切って走ることが出きるのは実に気持の良いものです。Img_1774s

 ここでcannondaleのF29 1の試乗のインプレをTalonとの比較で書いてみようと思います。一昨年までFlashと呼ばれていたハードテイルのMTBですが、アルミフレームなのにカーボン並みの軽さには驚かされました。LEFTYと呼ばれる片側フォークにフロントギアが2枚であることを割り引いても10.9kgという重量は破格です。MTBは重たいものというイメージが強いのですが、cannondaleはこのイメージを完璧に覆してしまいました。登りはさぞ楽なのだろうなと思いつつ1時間半ほどの試乗を終えました。
Img_1777s
 ハードテイルなので荒れた路面での振動はそれなりに感じましたが、Talonのように跳ねる感じはありませんでした。フロントは2枚でアウターが38Tなので、下りでギアが足りなくなることがありました。また、29erの割りにコンパクトな設計で身長170cmの私でもMサイズでピッタリという感じでした。ただ、ハンドルバーが長目なので向かい風区間では走りがかなりキツクなります。ただ、山道などを走るには丁度いい長さなのかもしれません。
 こうしてある程度の高速走行をしてみると、改めて29erのメリットを感じることができます。ロードに乗り始めると、近場の移動にもロードばかり利用するようになるのですが、今年はもう少しMTBにも乗ってみようかなと思っているところです。

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小樽探訪(2)

2012-11-11 08:49:20 | サイクリング

 伊藤整の故郷である忍路(おしょろ)まで行きたいと思って家を出たのですが、気温が10度を下回るこの季節は、筋肉も関節もガチガチで重たいギアを無理に踏もうとすると膝が痛み、ふくらはぎがつりそうになってしまいます。Img_1040s

 ということでフロント・インナーで脚に負担をかけない走りに徹しました。今日は久々に銭函駅のコンビニで小休止。銭函の海では波しぶきが上がっていました。夏の海とは気配が一変。駅裏の激坂を最大心拍数174bpmでクリア。この位の短い登りならダンシングでも登れるようになりました。
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 張碓峠は向かい風でしたが、心拍数は160代で難なくクリア。峠は紅葉も散り始め、路肩が落ち葉で黄色く染まっていました。北国の冬はもうすぐそこまで来ているようです。
 下は冬用ビブタイツ、上は長袖のレイヤーにジャージ、その上に暴風ベストと防寒ジャケット。ヘルメットの下にはスカルキャップで耳をガード。フルフィンガーのグローブと今出来得る限りの防寒対策で臨んだのですが、下り始めるとやっぱり寒い!!Img_0981s

 こんな日は温かいラーメンでランチと思い、らーめん初代へ行ったのですが、正午を回っていたため、店の前には行列が・・・外で並んで待つ気になれず、入船2丁目の夢二亭を目指しました。
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 夢二亭は大正ロマン漂うレストラン。北前船の船主の別邸をそのままのレストランになっています。夜は、ライトアップされロマンチックな雰囲気に変身するそうです。店内では、こだわりのステーキやハンバーグがリーズナブルな価格で味わえます。ランチは、850円からで地元の人気店としても有名だそうです。Img_1057s

 確かに北前船の船主の別邸だけあって洋間の他にも広い和室もあり、かなりの大人数でも、とりあえず外で待たされることだけはなさそうです。店内には喫煙所もあり、AUならWI-HIも利用できるとのことでした。大正期のカフェを再現した店内はなかなかのものです。
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 夢二亭でハンバーグランチを食べ、お店を出たのが午後1時。これから小樽環状線で忍路へ向かうと帰宅は確実に午後4時を回ってしまいます。最近は陽が翳ると急激に気温が下がるので、忍路は来年の楽しみにとっておくことにしました。
 忍路には国内最大級の環状列石があり、縄文時代後期約3500年前のものだといわれています。また、私の敬愛する文学者伊藤整の生まれ故郷でもあります。彼の初詩集『雪明りの路』の序文に「此の詩集の大部分を色づけているのは北海道の自然である。北海道の雪と緑とである、私の故郷は小樽市の西二里、高島と忍路との間の塩谷村である。私はそこに幼くから育ち小樽の学校へ通った」という記載があります。Img_1063s

 忍路は来年のお楽しみということにして、小樽旧市街を散策することに。国道5号線を小樽駅に向かう途中で右折するとサンモールというアーケード街があります。その中に赤レンガ街という屋台村がありました。それにしても1/3以上がシャッターを下ろしたアーケード街は寂しいですね。
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 旧三井銀行跡などを眺めながら、小樽運河の観光案内所へ。午後1時過ぎの気温が10.3度でした。運河やふれあいの泉の写真を撮り帰路へ。ここまで気温が下がるとトイレが近くなって困ります。500mlのボトルの中身が2/3は残っているというのに・・・木曜日頃には初雪の予報もあり、いつまでロードに乗れるかは分りませんが、今年は乗れる限りは乗り続けたいと考えています。

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羊蹄山一周

2012-10-09 13:37:11 | サイクリング

 10月8日体育の日。近くのショップのイベントで羊蹄山一周を走って来ました。
 天候はこれまでのイベントの中でも最高の好天で、風も比較的穏やかで絶好のサイクリング日和。Img_0933s

 羊蹄山(ようていざん)は、北海道後志地方南部にある、標高1,898mの成層火山。後方羊蹄山(しりべしやま)として、日本百名山に選定されており、周辺には京極の名水など、天然の湧き水の名所があります。
 札幌からは総勢14名がマイクロバスで、集合地点の倶知安町体育館駐車場を目指しました。
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 高速を小樽で下り、毛無峠を越えて倶知安町へ。好天の休日ということもあり、毛無峠をロードで登っている兵たちに声援を送りながら、1時間半ほどで集合地点へ到着。既に自家用車で現地入りしていたメンバーも併せると総勢は20数名!!この膨れ上がった人数が後に災いの種になるのですが・・・
 人数が多いことも考えてまったりペースでということでしたが、ニセコへ入る手前の下りでは既に40km/h越え・・・それでも羊蹄山を眺めるゆとりはありましたからよしとしましょう。
 基本30km/h以下の巡航ではフロントアウターは使わないようにしているので、この日も下りでは少し離されてもフロントはインナーのまま。最近は坂トレが多く、リアの大きなギアの使用率が高くなっているので、スプロケットを長持ちさせるためにも、またチェーンにかかる負荷を減らすためにも、そして高いケイデンスを維持し続けるためにも、速度を求めないケースでは極力フロントインナーで走るようにしています。Img_0925s

 羊蹄山を左手にみながら国道5号線を走り、ニセコ町の道の駅に到着。するとCANNONDALEのクロスバイクがズラリ!!これは何事・・?と思っていたら、香港からのツアー客がレンタルしたバイクだと分りました。ニセコを皮切りに留寿都、定山渓と回る香港では毎年3000名を越える応募者がいる人気のツアーだそうです。
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 中国製のバイクにわざわざ日本にまで来て乗らなければならない事情が中国にはあるのでしょう。尖閣諸島を巡るいざこざなどまるで嘘のような光景でした。ガイドを務める日本人は、春のエンジョイライドでもお世話になった方で、彼の話によると、ツアーの参加者はかなりの富裕層だそうですから、中国でもそれなりの教育を受けた富裕層の人々は、尖閣問題もある程度客観視できているのかもしれません。Img_0934s

 ここで30分ほど時間調整の後、真狩村へ向かい出発。そこそこの登りもあり、先にスタートした香港のツアーメンバーをパスしながら、一路真狩村へ。クロスバイクで坂を登りきれないのか、バイクを降りて押しながら登っている中国人から「がんばって~♪」と声援を送られ、今、中国で起きていることは一体何なのと考えてしましました。
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 人数が多くなってしまった結果、お店の都合で昼食は午後の1時半からとなり、羊蹄山自然公園の湧き水の里で時間調整。ここは羊蹄山の湧き水を求めて来る人たちが駐車場を埋め尽くしていました。そこへ、香港からのツアーメンバーも合流したため、大賑わい!!Img_0941s

 ランチタイムは真狩村の一ふじ。午後1時半から貸切でしたが、トンカツ屋さんで、テーブルに付いてオーダーしてから、私のトンカツ三昧が配膳されるまでに1時間待ち・・・既に食べ始めているメンバーを横目に、水で腹を満たす私・・・まぁ、このボリュームなら時間はかかるのは仕方が無いかぁ。私が注文したトンカツ三昧はロース・肩ロース・ばら肉のトンカツが何と1枚ずつ計3枚!!肩ロースのトンカツに至っては厚さはゆうに3cmはあるというボリューム。
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 しかしながら、時間は午後の2時半を回っており、残念ながらどれがロースで肩ロースなのかの区別もつかぬまま胃袋に押し込まざるを得ず・・・食べ終わると同時に再スタートとなってしまいました。
 残り半周とはいえ、トンカツ三枚を押し込んだ胃袋は重く、とりあえずツキイチで・・・京極町のふきだし公園での小休止までは我慢我慢。ふきだし公園では既に午後4時を回り、陽も羊蹄山の向こうに沈みかけていました。ここからは1本道ということでフリー走行となり、再スタート直後はまるでレースの様相!!Img_0944s

 結構なアップダウンのある道を飛ぶようにして行くメンバーを尻目に、じっと我慢。ただ、陽が陰り始めると流石に寒さが身に沁みるようになり、残り10kmを切ったあたりで、フロントをアウターへ。先行しながら登りで遅れるメンバーをひとりずつパスしながら倶知安市街へ。中切れを起こしたメンバー2名と合流し、息も絶え絶えに倶知安体育館へ戻ると、兵たちが平然とした顔で待っていました・・・
 午後5時を回り、他のメンバーも合流し、バイクの積み込み。午後5時半に倶知安を出発し、帰札は午後7時となりました。このコースなら輪行でJR倶知安駅まで行き、2周回(一周50km強)して帰札も可能なので、お奨めコースです。1周回でも羊蹄山自然公園や京極のふきだし公園で湧き水を堪能しながらのポタリングもきっと楽しいはずです。
 ニセコ町は結構標高の高いところが多いのですが、羊蹄山の外周はせいぜいが150mほどのアップダウンなので、クロスバイクでもMTBでも走れると思います。

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