CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ツール・ド・フランス2024を振り返る(12)

2024-11-28 14:12:44 | ツール・ド・フランス
 標高2,802mのボネット峠を越え、1級山岳イゾラ2000にフィニッシュするツール第19ステージは獲得標高差4,400mで今年のクイーンステージと言われていました。ここから最終日までの3日間、マイヨジョーヌを賭けた争いが続いていくと思われていたのですが、終わってみればこの日も怪物ポガチャル劇場でした。

 ミゲル・インドゥラインが総合優勝した1993年以来の登場なる、1級山岳イゾラ2000(距離16.1km/平均7.1%)の頂上を目指すプロトンから、前日勝者ヴィクトル・カンペナールツが飛び出し、逃げ形成のための動きが始ままります。21名による逃げ集団が先行し、その中にマイヨヴェールを争うビニヤム・ギルマイとヤスペル・フィリプセンは入らず、ブライアン・コカールが21.1km地点の中間スプリントをトップ通過。
 一つ目の超級山岳ヴァルス峠(距離18.8km/平均5.7%/標高)に入り、UAEチームエミレーツが牽引するメイン集団からリチャル・カラパスが飛び出して先頭に合流。遅れてサイモン・イェーツも逃げに加わり、頂上をカラパスが先頭通過する頃に逃げは9名まで絞られます。

 前日は登りの勾配が足りずに山岳ポイントを稼げなかったカラパスでしたが、この日は水を得た魚のようにスイスイとポイントを積み重ねて行きます。『フランスで最も高い舗装路』が敷かれた超級山岳シーム・ド・ラ・ボネット(距離22.9km/平均6.9%)に突入。森林限界を越え荒涼とした景色の中、標高2,802mの頂上も争うことなくカラパスがトップ通過。通常の超級山岳の倍である40ポイントをゲットしたカラパスは、ポガチャルを抜きバーチャルで山岳賞ランキング首位に立った瞬間でした。Supersix EVOを駆るカラパスがマイヨ・アポア・ルージュ。cannondale好きにはたまらない瞬間でした。

 一方のメイン集団ではニルス・ポリッツがボネット峠でペースを作り、ヴィンゲゴーのアシスト陣を振り落としていきます。そのためプロトンは20名程度まで絞られてしまいます。昨年までは高高度に弱いと言われていたポガチャルでしたが、標高2,802mのボネットでこの走りです。ポガチャルの修正力の高さの証明でしょう。
 1級山岳イゾラ2000(距離16.1km/平均7.1%)の麓に到達した逃げ集団からは、急勾配の登り口でカルロス・ロドリゲスが遅れ、またジャイ・ヒンドレーも脱落。そんなサバイバルな展開のなか残り13.5km地点で今年のパリ~ニースの覇者マッテオ・ヨルゲンソンが仕掛け、追いかけるカラパスの背後にケルデルマンがつき、ヴィスマは数的優位な状況を作り出します。
 前待ち作戦を決行したヴィスマでしたが、結局、アダム・イエーツやジョアン・アルメイダを残すポガチャルに対し、ヴィンゲゴーは一人になってしまうのです。やはり、ヴィスマはセップ・クスを新型コロナ感染で欠いたことが大きな痛手となってしまったようです。ただ、UAEもアユソを大会途中の新型コロナ感染で欠いていて、このチーム力なのです。2023年の大型補強の成果が確実に実りつつあるようです。

 アダムが仕事を終え、アルメイダの牽引を待たずにポガチャルがアタック!!標高2,800mを超える峠を越えて来たとは思えない切れ味でイゾラを駆け上がるポガチャル。頂上まで約10km地点で仕掛けたマイヨジョーヌに対し、エヴェネプールとヴィンゲゴーが食らいつくものの、ダンシングを挟んだポガチャルは更に登坂スピードを増し、一気に2人を突き放して行きます。

 先頭ではヨルゲンソンが残り5km地点を通過。前待ちするもヴィンゲゴーは合流できず。代りに背後に迫るのがポガチャルだったのです。カラパスをパスし、サイモン・イエーツもパスしたポガチャルは残り2kmでヨルゲンソンを捉えると腰を上げてあっという間にかわして行きます。単独先頭に立ったポガチャルは最後までスピードを落とすことなく、悠々とフィニッシュラインに到達し、T字ポーズでゴールラインを通過。

 ジロでもステージ6勝を挙げていたポガチャルは今ツールでも4勝を挙げ、ヴィンゲゴーとエヴェプールに1分41秒もの差を付けてしまいます。残り2ステージで5分3秒というタイム差は大きいものの、翌日も山岳ステージ、最終日に個人TTを残しているので、バッドデイがあれば、あっという間に差が詰まる可能性もあるのです。ポガチャルに有利な状況があるとすれば最大のライバルのヴィンゲゴーが怪我明けで、レムコはツール初出場なことでしょうか。最後の頂上こそポガチャルに譲ったもののボネットの40ポイントがものをいい、カラパスが山岳賞ジャージを手にします。Supersix EVOにマイヨ・アポア・ルージュは良く似合います。ただ、このジャージを守るためには明日の走りがさらに重要になるのですが。
 



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ツール・ド・フランス2024を振り返る(11)

2024-11-25 14:33:39 | ツール・ド・フランス
 今年のツール第18ステージは前日同様に逃げが決まりました。アルプスの真ん中にあるギャップからバルスロネットまでの179.5kmの丘陵コースで、総合争いから漏れた選手たちが懸命にステージ優勝を狙うことになります。
 アクチュアルスタート直後からクリスツ・ニーランズのアタックによってレースは動き出し、アルカンシェルを着たマチュー・ファンデルプール等が追従し、約30kmをかけて36名の逃げグループが形成されます。その中には先の2名に加え、前日勝者のリチャル・カラパスやオイエル・ラスカノなど強力クライマーが入っていました。

 この日もEFが元気で星条旗があしらわれたアメリカ王者ジャージのショーン・クインやベン・ヒーリーがカラパスに追随し積極的な走りを見せていました。アルプスに入ってからcannondaleの新型Supersix EVOの露出が増えているのは嬉しい限りです。ポガチャルのV4Rsに乗っていたらもっと楽しめるのにと思いましたが、下位グレードのV4でも価格は機械式105の12Sモデルで56万1000円と高額なのが残念です。

 9分以上後方を走るプロトンは翌日から始まるアルプス2連戦に向けエースたちは脚を休めていました。こうなると逃げ切りの大きなチャンスです。逃げがどんなに頑張っていても後ろで総合争いのアタック合戦が始めれば、タイム差はあっという間に無くなってしまうのですから。
 残り35kmで先頭集団を形成したのはミハウ・クフィアトコフスキー、マッテオ・ヴェルシェ、ヴィクトル・カンペナールツの3名でした。この3名は上手くローテーションを回し、ゴールスプリントへ。ここまでローテーションしていた3名がフィニッシュ手前500mでようやく牽制に入り、残り300mからの連続コーナーでクフィアトコフスキが先頭に立ち、何度も後ろを振り返るクフィアトコフスキに対し、残り150mの標識からカンペナールツが踏み込む。頭を振りながらペダルに力を込めるカンペナールツのスピードにはヴェルシェとクフィアトコフスキは及ばず、カンペナールツが両手を拡げフィニッシュ。念願のツール初勝利を飾ることになりました。

 マイヨジョーヌのポガチャルやヴィンゲゴーを含むプロトンは13分40秒遅れでフィニッシュ。そのため総合順位に動きはないまま、2つの超級山岳と1級山岳イゾラ2000(距離16.1km/平均7.1%)を駆け上がる翌日の山岳決戦に臨むことになりました。
 



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ツール・ド・フランス2024を振り返る(10)

2024-11-23 14:47:20 | ツール・ド・フランス
 今年のツール16日目は2度目の休養日明けでしたが気温が38℃を超える猛暑の中をスタートすることになります。今年はオリンピックの関係でパリ・シャンゼリゼではなくニースでの個人TTで幕を下ろすためスプリンター勢にとっては最後の平坦ステージとなりました。

 そんなスプリントステージをせいたのはフィリップセンでした。昨年はマイヨヴェールを獲得し、今年もミラノ~サンレモでポガチャルを抑えて優勝。今年もマイヨヴェールの最有力候補に名が挙がっていたのですが、降着や落車が響き、ここ迄はギルマイに次ぐ2位でしたが、このステージは完璧なアシストを受け、ファンデルプールの背後から発射したフィリップセンがロングスプリントで完勝。

 この日は残り1.5km地点のラウンドアバウトに差し掛かったところで、集団中ほどに位置していたギルマイが落車に見舞われます。180/1という悲運。188.6kmのステージの残り1.5kmでの落車でスプリンター達の運命が変わってしまうのです。この落車で脚を負傷したギルマイが翌日から続くアルプスの厳しい山岳を乗り切れるのか?そんな疑問さえ頭を過るステージでした。
 17日目からツールの舞台はアルプスへと向かって行きます。今年のツール・ド・フランスは逃げに適したステージが少なく、ここまで逃げ切り勝利はわずか3つ。そんな逃げ屋たちの数少ないチャンスとなったのが、アルプス山脈を舞台にしたサン・ポール・トロワ・シャトーからシュペルデヴォリュイに向かう177.8kmでした。
 大会も17日目ともなると大きなタイム差が付いているので、総合優勝に絡まない選手の逃げが容認される傾向が強くなるのです。また、スプリントステージが無いことから、この日はバイクを降りるスプリンターも出ています。前日の落車の影響が気になっていたマイヨヴェールのギルマイの姿はありました。
 アクチュアルスタートを切った集団には強い横風が吹きつけ、ワウト・ファンアールトやティシュ・ベノートなどヴィスマ・リースアバイクの選手たちが集団分断を試みます。また逃げ切りを狙うEFエデュケーション・イージーポストやDSMフィルメニッヒ・ポストNLも積極的に仕掛けたため、最初の50kmは平均速度47km/hに達するハイペースで進行。

 残り63km地点の中間スプリントは逃げたマグナス・コルト、ボブ・ユンゲルス、ロマン・グレゴワールが通過し、残るポイントを右膝に白いネット包帯を巻いたギルマイがスプリントでフィリップセンを抑えてゲット。どうやら大きなケガにはならなかったようです。
 1級山岳ノワイエ峠(距離7.5km/平均8.1%)の登りではマルタンとマドゥアスが先頭4名に追いつき、人数の絞られていく追走集団からサイモン・イェーツが加速。先頭6名に合流し、そのまま踏み続けたイェーツは単独先頭に立ちます。

 その背後からEFのリチャル・カラパスがスティーブン・ウィリアムズと共に迫って行きました。カラパスはウィリアムズを振り落とすハイスピードでイェーツにジョインし、1級山岳の頂上手前1.8km(残り13.3km)地点でアタックします。cannondaleのSupersix EVOに乗るカラパスが後続を引き離して行くのは爽快でした。

 ここまでもミラノ~トリノのアルベルト・ベッティオルの勝利やジロのゲオルグ・シュタインハウザーのステージ優勝を見て来ましたが、ツール・ド・フランスでのステージ優勝はカラパスの悲願だと知っているので尚更でした。ここまでジロとブエルタでは勝っていて、東京オリンピックの金メダリストでもあるカラパスは何故かツールに縁が無かったからです。昨年は新型Supersix EVOのお披露目でカラパスには期待していたのですが、落車で早々にリタイヤしていたのです。

 懸命に追走するサイモン・イェーツに37秒の差を付けてゴールしたカラパスはツール初勝利を飾ることが出来ました。7分以上後方のプロトンでは、総合優勝争いが起きていて、一度はポガチャルのアタックで遅れかけたものの下りで追いついたレムコ・エヴェプールがプロトンから飛び出しポガチャルから10秒タイムを奪い返します。一度はレムコを見送ったポガチャルでしたが、最後にスプリントを見せヴィンゲゴーから2秒というタイム差を奪うのです。
 3分以上のタイム差がある中で2秒を取りに行くというのは、並みの選手なら無謀と非難されそうですが、ポガチャルは「最後の山岳では脚のストレッチができた」と言ってのけるのですから、次元が違います。
 
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ツール・ド・フランス2024を振り返る(9)

2024-11-17 15:05:05 | ツール・ド・フランス
 ツールの14ステージはピレネー2連戦に突入し、総合争いが佳境に入ります。レース前のインタビューでアダム・イエーツでステージ優勝を自分はタイム差をキープすると冗談めかして話していたポガチャル。超級トゥールマレーを越え、最後の超級プラ・ダデではマルク・ソレルからパヴェル・シバコフへと牽引が引き継がれ、残り8kmからは総合4位のジョアン・アルメイダに牽引が代ると、ポガチャルと言葉を交わしたアダムがアタック。

 これにはアダム本人も疑心暗鬼だったようで、何度も後ろを振り返ります。本当にポガチャルは来ないのか、来たら牽引かという迷いがあったとレース後に勝っているのです。ポガチャルはアダムにたた「行って」と使えただけだったようです。
 前日に逃げに乗り、総合でも7位につけるアダムは軽快に飛ばし、逃げていたベン・ヒーリーを視界に捉えます。そしてフィニッシュまで残り4.6km地点で今度はポガチャルがアタック。ヴィンゲゴーやレムコは付いて行けず、どんどんタイムは開いて行きました。
 ポガチャルはあっという間にヒーリーを捉えたアダムに追いつき、アダムがハイペースでポガチャルの前を牽くことになります。前待ち作戦がハマったポガチャルは残り4kmで単独先頭に立ち、ヴィンゲゴー&エヴェネプールとの差を拡げていきました。そして大歓声を浴びながら登るポガチャルのスピードは最後まで落ちることなく、超級山岳プラ・ダデを制覇。ハルクポーズで雄叫びを上げ、区間2勝目を掴み取ったのです。

 レース後「アタックしたのは作戦ではなく本能に従っただけ。スプリントでのステージ勝利を狙っていたのだが、アタックしたアダムに追いつけば独走勝利できると思った」と語ったポガチャル。彼は「本能」という言葉を良く使いますが、経験や観察に裏付けられた「直感」に近いものと見ています。勝負勘が抜群に優れているのです。
 その勝負勘の良さは翌15ステージのプラトー・ド・ベイユでも遺憾なく発揮されました。前日はUAEに主導権を握られていたヴィスマは、この日は積極的にハイペースで前を牽き、ポガチャルのアシストを削る作戦に出ます。ただ、今年のポガチャルは2022年のポガチャルとは別物に進化していたのです。

 マッテオ・ヨルゲンソンが懸命にペースを上げ、残り10.5kmでヴィンゲゴーが発射するも、ポガチャルはシッティングのままヴィンゲゴーに付いて行きます。残り5.4kmで初めて後ろを振り返ったヴィンゲゴーに隙ありと感じたのか、ポガチャルがアタックしピレネーで連勝してしまうのです。
 この時のプラトー・ド・ベイユのポガチャルの登坂タイムは何と39分58秒で、1998年のマルコ・パンターニの記録を3分30秒も更新しているのです。この時のデータを振り返り、ヴィスマの監督にヴィンゲゴーは今のポガチャルには敵わないと言わしめたほどなのです。というのも、ヴィンゲゴーの登坂タイムもパンターニより2分22秒も速かったのですから。ツールを連覇している二人の登りの強さは別格なのです。

 「子どもの頃マーク・カヴェンディッシュが勝利を重ねる姿を見て、”彼は違う星から来た選手だ”と手の届かない存在だと思っていた。だが、夢は追いかければこうやって掴めるんだ」と語っていたポガチャル。今年、ツール通算35勝という大偉業を成し遂げたカヴェンディッシュですが、ポガチャルは今年もツールで6勝を挙げていますので、スプリンターではない選手がここまででツール通算16勝というのも驚きです。流石にカヴェンディッシュの35勝は無理かもしれませんが、エディ・メルクス等に並ぶ総合優勝5度というのは現実味を帯びて来ました。
 



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ツール・ド・フランス2024を振り返る(8)

2024-11-12 14:30:30 | ツール・ド・フランス
 ツールの第12ステージは総合優勝争いからログリッジが脱落する大きなアクシデントがありました。残り12kmでの大きな落車に巻き込まれたログリッジは大きなタイムを失ってしまうことになってしまいます。

 ログリッジは前日のステージでも最後の下りで落車していましたが、3kmルールの適用でタイム差は生じていませんでした。この件をきっかけにUCIは来年から3kmルールを変更し、単独落車は救済の対象外になるそうです。
 それにしてもログリッジはつくづくツールに縁がないようです。今回の落車はアスタナの選手が中央分離帯に乗り上げたのがきっかけでしたが、後々問題になりそうな大落車に巻き込まれた格好で、不運としか言いようがありませんし、2021年、2022年と連続で落車リタイヤしているのですから。しかも2020年はポガチャルに大逆転を許し、シャンゼリゼの直前で悲願のマイヨジョーヌを失っているので、ジロとブエルタを征しているログリッジにとってツールはどこまでも遠い存在になりつつあるようです。

 ステージ優勝はレース後に「マイヨヴェールを着てから力が増している」と答えていたビニヤム・ギルマイが区間3勝目を挙げました。ワウト・ファンアールトがまたまた斜行による不利を受けながら2位と奮闘を見せます。ワウトも前日、カーブを曲がり切れず歩道の縁石に乗り上げて落車していたのです。

 ここまで昨年のマイヨヴェールのフィリップセンの調子がイマイチ上がり切れていないような気がしていました。春先のミラノ~サンレモでモニュメントを征したことの反動が出ていたのかもしれないと思っていたら、13ステージで早目の仕掛けからワウトを抑えて区間2勝目を飾るのですから、驚きました。典型的な気分屋なのかもしれません。

 ツールの13日目は前日の落車の影響でログリッジがスタート前に、新型コロナ感染でUAEのアユソが途中リタイヤするという波乱がありました。ログリッジに関しては前日の様子から無理かもしれないと思っていたのですが、今年、ティレノアロレアティコでもヴィンゲゴーに次ぐ総合2位と健闘していたアユソのリタイヤはポガチャルにとっても大きな痛手になるかもと思っていたら、横風区間で先頭を牽くは、ゴールスプリントに加わる等、ポガチャルはどこ吹く風といった感じでした。
 マイヨヴェール争いはギルマイとフィリップセンの二人に絞られましたが、フィリップセンにとっては第6ステージの降格が大きく影響しそうな感じです。それにしても平坦とはいえ165.3kmを3時間23分というタイムはクレイジーです。横風区間がありクラシックレースのようなハイペースで進んだことが影響したのでしょう。翌日からピレネーに入るというのにアシスト勢の疲労が気になります。
 



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