CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

冬とMTB

2024-11-19 15:07:37 | 自転車
 北海道は強い寒気の影響で、また季節は秋から一機に冬へ移行してしまいました。札幌でも一晩で5cmほどの降雪があり、朝は一面雪景色でした。こうなるともうロードバイクで外を走るのは無理でしょう。

 再び長い長い雪の季節に突入です。最短でも4か月はロードバイクは封印となります。この間大活躍するのがMTBです。グラベルロードでも走れないことは無いのですが、気温が氷点下で路面が凍結するとタイヤの太いMTBじゃないとかなり不安です。
 このくらいの積雪ならまだスパイクタイヤは必要ありませんが、来月には確実にスパイクタイヤの出番になるはずです。最初のMTBがGIANTのTalonでしたが、フロントが3枚ギアで遠出も出来たのですが、フロントシングルのcannondaleのCujoにしてからは、MTBは冬専用として使っています。秋口や春先の荒れた路面はグラベルロードで走ることが出来るからです。
 グラベルロードが普及し始めると、フロントが3枚ギアのMTBが姿を消して行きました。Cujoはフロント30Tのシングルで27.5インチのセミファットタイヤでした。当時、cannondaleにはF29という魅力的な29erのMTBがありました。ハードテイルのMTBでしたが、アルミフレームなのにカーボン並みの軽さには驚かされました。LEFTYと呼ばれる片側フォークにフロントギアが2枚であることを割り引いても10.9kgという重量は破格でした。試乗もさせてもらったのですが、お値段が高くて手が出せませんでした。

 GIANTのTalonにした時も最初はcannondaleのTRAILにするはずだったのですが、Sサイズの入荷遅れで、止む無くだったのです。その念願のTrailを今年購入することが出来ました。Cujoも悪いバイクではなかったのですが、27.5インチのセミファットがネックで、あまりにも脚が遅いのがネックだったのです。

 それがTrailにするとフロントシングルの30TでCujoと同じですが、タイヤ径の違いか、そこそ速度も出るのです。5cmほどの積雪ならスパイクタイヤではなくてもサクサク走ることができました。路面が凍結したり、変な轍さえなければ既設のタイヤでも問題なさそうです。
 



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久々のMTB買い替え(4)

2024-11-13 14:50:20 | 自転車
 今年の札幌の天候は秋と冬を行ったり来たり。新しいMTBで雪の中を走ったかと思えば、あっという間に雪は消え、再び紅葉の秋に季節は戻りました。気温は高くはありませんが、ウインタージャージでならなんとか外を走れそうだったので、ちょっと走って来ました。

 グラベルロードでも良かったのですが、あえてMTBにしたのは、寒かったからです。MTBは今流行りのフロントシングルでチェーンリングは30Tと小さいので、平地の走りではギアが足りません。ただ、登りならバイクは重くタイヤも太いのですが、リアが11-48Tなので、ゆっくりですが楽には走ることが出来、速度が出ない分、体感温度もグラベルロードほど寒くは感じないのです。
 ギアが軽いのでケイデンスを上げなければ進みませんから、自ずと心拍数は上がり、結構快適に走ることができました。この日は西野緑道という脇道に入り、発寒川沿いの未舗装路を初めて走って見たのですが、タイヤが太く、フロントにサスペンションがあるMTBの乗り心地は、まるで雲の上を走る感じでした。

 荒れた路面で気は使いましたが、風を感じ、土の匂いを感じ、緑の季節とは全く違う空気を味わい尽くすことが出来ました。自転車仲間にはMTB大好き人間が多く、XCレース等にも参加しているようですが、もう泥泥中毒といった感じで、個人的には無理な感じだったのですが、泥濘がなければMTBも悪く無いと感じ始めているのです。
 私の場合のMTBはあくまでも冬用の位置付けで、春先や秋口はグラベルロードで走ることが多くなっていたのですが、グラベルロードはアルミフレームのため、長い距離を走ると疲労が大きいので、最近は春先でもよほど路面が悪く無ければカーボンロードで走ることが増えているのです。

 このTrail5はMTBとしては3台目になります。最初のMTBはGIANTのTaronでフロントがトリプルでした。どちらかといえばクロスバイクに近いバイクで、結構な距離を走った記憶があります。ただ、2台目となったCujoは27.5インチのセミファットはフロントシングルの30Tで、とにかく平坦が進まないので苦労した印象しかありません。

 そんな中、cannondaleからTopstoneというグラベルロードが発売されたので、すぐに飛びつきました。タイヤ幅は40Cと太く、春先の荒れた路面を走るのに好都合だったのです。また、荒れた路面も苦にせず走れたので、登りのトレーニングにも重宝していたのです。ただ、年々アルミバイクが身体に与える疲労度が増しているので、グラベルロードでも長い距離は走れなくなっているのが実情です。
 今回のTrail5はTaron同様に29er(700C)で。27.5インチのセミファットに比べ、そこそこに速度も出ます。トップの11Tなら20km/h以上の走行も可能になりました。業界的には27.5インチが多い印象で、29erのMTB自体が減っているのです。来年はチェーンリングを32Tか34Tに替えるかもしれませんが、一冬はこのまま走ろうと思っています。
 



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1000記事投稿に想うこと

2024-11-11 09:02:29 | 自転車
 GooBogeの投稿記事が昨日で1000件に到達したようです。SNSで短文が飛び交う時代に、こんなに長い文章を書き続けてこられたことが不思議です。最も古い記事が2008年の3月3日ですが、実はブログを書き始めたのはそれ以前なのです。

 最初はインターネット回線の関係でプロバイダーのniftyのココログで書き始めた『書架記』でした。主にミステリーの読書感想やTVドラマの感想記事を書いていたました。ただ、これはインターネット回線をOCNに切り替えた時に閉鎖となってしまいました。メールアドレスは引き継いだのですが、ブログの引継ぎを忘れた結果でした。
 OCNは仕事の関係で利用することになり、ブログも続けていましたが、こちらはインターネット関連の記事がメインでした。結構、アクセスがありアフリエイト収入もそこそこにあったのですが、今でいう「カスハラ」があまりにもひどく、メンタルを病み、仕事を辞めざるを得なくなってしまったのです。
 もう、朝からインターネットが繋がらない、メールが送受信できないといいった苦情が殺到していた時代です。丁度、ダイヤルアップからADSLに通信方法が切り替わった頃のことでした。光回線は普及途上で、接続の仕方が異なる移行期だったからです。
 水道や電気といった生活インフラにインターネットが加わり始めた時代で、インターネットに繋がらないと生活ができないというけんまくで朝から顧客に怒鳴られ、罵声を浴びせられるのですからたまったものではありませんでした。

 そんな頃に私を救ってくれたのが自転車だったのです。それまではストレス解消といえばお酒でした。浴びるように飲み、身体も次第に蝕まれていったのです。心機一転、自転車通勤を始めたのが、功を奏し、ストレスも酒量もどんどん減って行きました。これが40代後半のことです。
 OCNを止めた時に、ストレスの元となったインターネット関連の記事は全て削除し、自転車関連の記事を新たに書き始めたのです。ところが、OCNがブログ事業から撤退し、グループ企業のGooへブログが移管されることになってしまったのです。2014年の秋のことでした。

 あれから丁度10年の節目になり、ブログ開設から3661日が経過しています。2008年の記事があるのに、ブログ開設が10年というのはGooBogeへ移管する前の『ブログ人』時代の記事があるからです。
 自転車関連の最初の記事はプロツアーのドーピング問題から始まっています。これは。私が自転車通勤を始める前の記事だからです。この頃にはほとんどインターネットに興味を失っていたようです。
 2008年の7月以降しばらく記事が途絶えます。仕事のストレスやドーピングでサイクルロードレースに興味を無くしてしまったことで、ブログを書く意欲が湧かなかったからでしょう。

 2010年の3月に再開した記事は「自転車通勤を始めて5年目のシーズンが目前です。一時は68kg迄減った体重が、環境の急激な変化で78kgまで激増・・・苦肉の策で昨年11月からジム通いを始めました。」という文章で始まっています。

 この頃は長い求職期間を経て、ようやく再就職が決まり、気持ちもかなり落ち着いて来たことが記事からも伺えます。片道7km以上あった以前の職場を辞め、新しい職場が片道4kmに満たないものになったことと、ストレスが減ったこともあって一機に体重増になっていたようです。
 ジム通いを始めたのも新しい会社の福利厚生で割引で利用できたからでした。ストレスからくるイライラがドーピング問題に向かったトゲトゲした文章が、かなり落ち着きを取り戻しているのが分かる記事になっています。文章には気持ちの変化が現れるものだと改めて痛感しているところです。
 2014年の11月にGooBogeへ移管され、ブログの仕組みが大きく変わったこともあり、2015年の12月でブログを書くことを止めてしまいました。一時、メールアドレスを使い続けているniftyでCAAD10関連のブログを書いていた時期もありましたが、それもコロナ禍で止めてしまいました。

 本格的にこのブログを再開したのが昨年の暮れのことです。古希を間近にせまった高齢者が今後自転車とどう向き合って行けばよいのかを真剣に考え始めたのがきっかけでした。自分が一番辛く苦しい時期に、自分を救ってくれたのが自転車でしたから、その恩返しをしたいという気持ちが強かったのかもしれません。今後もその気持ちを忘れないように、書き続けていけたらと願っているところです。
 



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久々のMTB買い替え(3)

2024-11-07 14:29:17 | 自転車
 新しいMTB購入から1週間で、札幌はあっという間に紅葉の季節から雪の季節へと移り変わってしまいました。昨夜からの寒気で雪が降り始め、札幌市内でも午前中だけで4cmの積雪が確認されています。
 天気予報が雪だったので、昨日、グラベルロードからMTBにバイクを入れ替えておいて正解でした。気温は氷点下になっていないので、ここまで積雪があるとは思っていませんでしたが、この気温でもここまで積もるのかと驚いています。

 路面の凍結は無く、俗にいう霙混じりのベタ雪で、道路はザクザク状態です。これが氷点下で凍結するようならスパイクタイヤへのホイール交換になるのですが、今年は少し様子を見ようと思っています。というのも、明日からは少し気温が上がりそうな予報が出ていて、日曜には最高気温が15度になるようなのです。
 この予報が当たるようならスパイクタイヤにする必要はまだ無いでしょう。私はスパイクタイヤはホイール毎交換するようにしています。こうした季節の変わり目に頻繁にタイヤ交換をしない為です。今回もフロントホイールがスルーアクスルからQR(クイックリリース)タイプに替わっているので、フロントホイールを新調しています。一見、割高に感じるかもしれませんが、スパイクタイヤはホイールより高価なため、そう頻繁に買い替えることは出来ません。

 この写真のスパイクタイヤは10年以上前に購入したものですが、ひび割れは「ゴム製品補修材」で補修し、現在に至っています。今年は流石にと思い、バイクを購入したポイントで新しいスパイクタイヤも購入していますが、ピン抜けもほとんど無いため、今年も少し使ってみるつもりです。勿論、事前に点検し、補修も済ませています。
 これが、タイヤ交換でスパイクにしてしまうと、タイヤ交換が面倒でアスファルトが出ていても乗り続け、結果、大切なピンが摩耗したり、抜けたりし、タイヤの寿命を縮めてしまうことに繋がるのです。このSUOMIのEXTREEMというスパイクタイヤは北欧のフィンランド製で当時でも2本で4万円近くした製品です。流石に厳冬のフィンランドで開発された優れものでしたが、残念ながら今はもう輸入されていないため、今回はシュワルベのアイススパイカーPROにしました。
 



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電動アシスト自転車を考える(2)

2024-11-06 08:37:22 | 自転車
 ただ、寄る年波には抗えず、そろそろ電動アシスト自転車も良いかもしれないと考え始めるようになりました。そこで、電動アシスト自転車について色々と調べていると、電動アシスト自転車は「速度が24km/h以上の時はアシスト力を無くして人力でのみ駆動する」という定義があることが分かりました。これは道路交通法上、モペットなどの原動機付自転車と区別するためだと推測されます。

 私の場合、ロードバイクでは大半が25km/h以上の速度が普通なので、アシストが働くのはスタート時と登りだけということになります。アシストの無い電動アシスト自転車はただただ重いバイクになってしまうのです。加えて、バッテリーの関係でほとんどの電動アシスト自転車は100kmは走れないというのです。しかも、100km近く走れることの出来る電動アシスト自転車は非常に高額になることも分かりました。スペシャライズドのCREO 2 EXPERT等は120万円を超えるのです。

 先日、NHKの新ProjectXで電動アシスト自転車の開発の話題が取り上げられていました。世界で初めての電動アシスト自転車を開発したYAMAHAは電動アシスト車椅子等も手掛けているように、高齢者や足の力が弱くても気軽に乗れる乗り物として開発していたのです。私のようにより速くより遠くへ走りたい人向けではそもそも無かったのです。
 ママチャリの平均速度は16km/hと言われていますが、この程度の速度で平らな道を走るのなら電動アシストは不要でしょう。また、ロードバイクで25km/hを越えて走る場合も同じです。ただ、隣町の小樽や長崎のような坂の街なら話は違って来ます。実際、坂の多い小樽ではほとんど自転車を見かけなかったのですが、近年、観光客がシェアサイクルを利用するようになり、電動アシスト自転車が増えています。

 ロードバイク乗りに電動といえば、モーターによる電動アシストのことではなく、電動変速機を意味します。バッテリーが小型化し、手軽に予備のバッテリーが携帯出来るようになれば、将来的には電動アシスト自転車のお世話になるかもしれませんが、それはもう少し先のことになりそうです。
 今となっては笑い話ですが、Jeterを買った友人が、且つて支笏湖へ行ったそうなのですが、当時40kmほどしかバッテリーが持たない時代に支笏湖往復は流石に無謀です。下りでアシストをオフにしたとしても、支笏湖往復は90km近くあるのですから。当人は登りだけアシストを使うつもりだったようですが、市街地でのストップ&ゴーでかなりバッテリーを消費したそうです。
 



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