祁県映海戴氏心意拳倶楽部 公式ブログ

戴隆邦から脈々と受け継がれる戴氏心意拳。王映海伝戴氏心意拳の日本での伝承を行う祁県映海戴氏心意拳倶楽部の公式ブログです。

肝と崩拳

2014-09-08 22:00:18 | 練法・技撃・学び方・健康・技法体系
東京では
投稿者:k 投稿日:2012年 4月22日(日)14時42分5秒 返信・引用


書籍の内容について質問なのですが、p138の肝の変調と五行拳の練拳効果の記述で「肝の変調には崩拳、肝の変調の実証の時には炮拳」と言いう記述がありますが、これは「肝が未病の時は崩拳で、肝が病気になった時は炮拳を練拳する」と言う解釈で良いのでしょうか。

肝の変調と崩拳
投稿者:袁天輝 投稿日:2012年 4月22日(日)19時29分44秒 返信・引用

崩拳は、肝の働きをよくします。万物には陰陽があり、肝の働きにも陰陽があります。臓の場合、陰陽ではなく、虚実という言葉で表現します。
働きすぎている場合を実証といい、働く力が弱い場合を虚証といいます。どちらがいいということではなく、中和(中庸)が良好な状態です。
2,30mであれば全力疾走できるかもしれませんが、100メートル以上になると無理ですよね。肝が働きすぎている。肝の気が上がると、怒りやストレス、めまい、興奮しすぎるなどの症状として現れることがあります。こんな実証時には、そのテンションが上がりすぎた状態を取り去る、瀉法を行う。ほう拳をすればいいですよということなんです。。逆に精気や元気がない、出ない状態を肝が虚した状態と言います。逆に虚した状態は、元気がないので、栄養をあげるそれが、補法といい、さん拳をすればいいですよということになります。
この五行理論は、ただ、補法と瀉法を頭に入れて、そのやっても練法をやってもあまり意味はないかもしれません。五行拳は、それぞれの五行に属すわけですから、
それぞれの拳が自ら持っている特徴、性質を表現できるようにならなければ、身体への作用や効果も少ないと思います。
未病という概念は、病気としては潜在的に持っているけれども、まだ病にはなっていない状態ですので、少し異なるとは思います。実も虚も病といえば病ですね。
よく、指導される時に、「に的動作有点毛病」(あなたの動作はちょっと違ってる)なんて言われたりします。毛病って面白い表現ですよね。


Re: 肝の変調と崩拳
投稿者:k 投稿日:2012年 4月22日(日)22時49分16秒 返信・引用

> No.55[元記事へ]

袁天輝さん、丁寧なご返事有り難うございました

何かありましたら、またご教授下さい。

多少個人的な内容でメールを送らさせて頂きました。

もし、届いていないようでしたら、ご一報下さい。