Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

早稲田と慶應の人気

2007-01-20 16:45:29 | 社会
本格的に、大学入試シーズン突入ですね。
今日から2日間、『大学入試センター試験』があります。

受験生は、これからが大変だとは思います。
体調を万全に、志望校に合格できるように頑張って欲しいと願うばかりです

さて、今日は、今週始めに体調を崩した事もあって、罹りつけの病院に行ってドクターに診てもらい、その帰りに、駅の売店で『読売ウィークリー』(1月28日号)を、電車を待つ間、ちょっと立ち読みを…。

たった3ページでしたが、この度の受験シーズンでは、早稲田と慶応義塾が人気になる事必至では?…との特集記事を発見。

早稲田には、夏の甲子園を賑わせ、一躍時の人となった、『ハンカチ王子』こと斎藤祐樹投手や、卓球の福原 愛選手らが入学しますし、慶應には、元『モーニング娘。』のメンバーだった、紺野あさ美さんが入学しますから、それを考えれば頷けます。

彼らと“同級生”になりたいという動機で、いわゆる“記念受験”組も現れ、さらに倍率が上がるのではないでしょうか?

実際にその特集も、その憶測で稿が進められていました。


大学経営側から見た場合、こうした“スター”をお目当てに志望する学生が増える事は、少子高齢化に伴う大学淘汰の問題の観点からは、歓迎される材料に充分なると思われます。
内心、マスコミにもっと取り上げて欲しいと、腹の底では願っているのかも…。

恥ずかしい話ですが、小生も、受験生だった当時は、高校3年間を応援団に捧げた生活をしていた事も手伝って、どうしても花形に見えた『東京六大学』というブランドにとらわれ、単にその理由だけで受験していました。

思い返せば、当時の小生は、「3年間部活頑張ったけど、お前はこの先、何がしたいの?」といった事は、全く頭になく、「とりあえず、六大学に」…その一心だったと思います。
ミーハー気分で受験している大バカ野郎と言われても、仕方がないですよね…

その後、ヒトの生命とか、疾病治療に興味が湧き、身の程もわきまえて、某私立大学の薬学部を受験して入学し、勉強しているうちに、抗癌剤の開発に繋がる勉強がしたいと思い、4年後にもう一度受験して、某国立大学法人の大学院の修士課程まで進み、今に至っています。
(ちなみに、学部卒業後の薬剤師国家試験に合格し、薬剤師免許も取得できました。)


あれから20年弱が過ぎ、若干大人になったので、当時の小生の状況も踏まえて、ちょっと冷静に考えてみました。


「『ハンカチ王子』の斎藤君と同級生になりたい」…だから「早稲田」
「紺野あさ美に会えるかも知れない」…だから「慶應」

確かに、動機は人それぞれで、それを否定するつもりは全くありません。
先見の明があり、真面目に志望校を決めて受験に挑んでいる学生も大勢いらっしゃいます。
しかし、“時の人”目当てに大学選びをするのは、本当に受験生本人にとって良い事なのでしょうか?

言葉が適当でないかもしれませんが、斎藤祐樹投手も、福原 愛 選手も、紺野あさ美さんも、大学に入学してしまえば、“ただの大学1年生”。決して特別扱いはされません。
単位が取れなければ卒業は叶いませんし、怠惰に過ごせば、“無駄な4年(+α)間”になります。
今は“スター”かも知れない斎藤投手も、過ごし方次第で“ただの人”になる可能性だってあるのです。
(だからこそ、長い目で見て、斎藤投手を評価するべきかも?)

それだけは、しっかり理解しておく必要が、やはりあるのではないか…と。

立ち読みを終え、帰路に就く間に考え、その様に感じました。


長くなりましたが、結局、小生の語りたい事の結論としては、このブログをご覧頂いている受験生の皆さんには、小生の受験生当時の態度を、大いに反面教師にして頂いて、目標を据えて志望校を選び、受験に挑んで欲しいという事です。

後になって後悔したり、誰かに迷惑をかけるのは、結局『自分』ですので…。
Comments (8)
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