今日、将棋界は大忙しでしたね。
レディースオープントーナメント決勝三番勝負第2局と、第56期王将戦第3局の2日目がありました。
早速ですが、感想を述べたいと思います。
先ず、レディースオープントーナメント決勝三番勝負第2局から。
結果は、137手まで、矢内女流名人が勝ちました。
矢内女流名人にとって、大切な一局だったでしょうし、対戦相手の里見女流1級は、非公式戦ですが、日曜日に『きしろ杯メイショウ戦』で優勝し、勢いに乗ってこの対局に臨んでいるはずですから、プレッシャーはあったと思います。
実際、非公式戦なのに、翌日の朝日新聞に記事になったのですから、マスコミの、「里見女流1級を新たなアイドルとして担ぎ上げたい」という意図が見え隠れする様な状況下にあります。矢内女流名人にとっては、アゲインストの風ですよね。
ここでもし敗れるとなると、女流棋界の勢力図も、混沌としてくる可能性もあります。とても大きな意味を孕んだ一戦だったことは確かですよね。
ですが、ここはさすが女流名人。
「公式の棋戦は、そう簡単には優勝させない」
という矢内女流名人の“意地”とでも表現しましょうか…貫禄を見せてくれましたね。やりにくい状況の中で底力を発揮できたことは、立派ですね。
ご自身も、大変な思いをされてタイトルを手にしたわけですから、改めて勝負の厳しさを、この対局を通じて、里見女流1級に“愛の鞭”として教示されたのではないでしょうか。また、里見1級も、その厳しさを感じているのかもしれませんね。
敗れはしたものの、里見1級の将棋の内容も決して悪くないと思います。
矢内ペースに何とか喰らいつき、逆転に結び付けたい意思が、棋譜に現れているような気がしたのは、小生だけでしょうか?
これで、1勝1敗のタイ。泣いても笑っても、次(2月22日)で決着がつきます。
両対局者には、悔いの残らぬよう、そして、ファンを魅了する対局となるよう、頑張って欲しいと思います。
次に、第56期王将戦第3局について。
結果は、114手まで、羽生王将が勝ちました。これで対戦成績が2勝1敗で羽生王将が再び防衛にむけ一歩前進しましたね。
佐藤棋聖が先手番で、向かい飛車から穴熊に囲いました。1日目終了時の指了図を拝見した限りでは、「先手玉が凄い堅さだなぁ~」と思っていました。恐らく、小生が穴熊を選択したら、同じように囲うのだろうけど…「それにしても堅いなぁ~」と。
ですが、さすが羽生王将。狙い筋だった62手目の△6五角からの穴熊攻略、“佐藤玉の引きずり出し方”は、凄いな…と思いました。
逆に、穴熊は、崩されると、一気に崩れる恐さも持つ事を再認識させられました。
穴熊は、ペースを握れるか握れないかで勝負の行方が傾くのだな~と。
また1つ、勉強になりました。
結果的に、この第3局は、羽生王将の完勝。
シリーズを占う鍵となると目された3局目を制し、羽生王将が流れに乗るか、佐藤棋聖の逆襲なるか…第4局以降も目が離せませんね。
ところで、里見女流1級が、昨日高校入試に合格したそうです。おめでとうございます。
小生、明日の仕事の後、法事のために実家の埼玉に帰省します。
山口から新幹線で移動ですが、実家までは6時間半くらいかかります。
ちょうど今頃(22時05分)、東京駅到着の予定です。
日曜日の夜に山口に戻りますが、往復の新幹線『のぞみ』の車中で、ゆっくり将棋の勉強をしたいと思っています。
レディースオープントーナメント決勝三番勝負第2局と、第56期王将戦第3局の2日目がありました。
早速ですが、感想を述べたいと思います。
先ず、レディースオープントーナメント決勝三番勝負第2局から。
結果は、137手まで、矢内女流名人が勝ちました。
矢内女流名人にとって、大切な一局だったでしょうし、対戦相手の里見女流1級は、非公式戦ですが、日曜日に『きしろ杯メイショウ戦』で優勝し、勢いに乗ってこの対局に臨んでいるはずですから、プレッシャーはあったと思います。
実際、非公式戦なのに、翌日の朝日新聞に記事になったのですから、マスコミの、「里見女流1級を新たなアイドルとして担ぎ上げたい」という意図が見え隠れする様な状況下にあります。矢内女流名人にとっては、アゲインストの風ですよね。
ここでもし敗れるとなると、女流棋界の勢力図も、混沌としてくる可能性もあります。とても大きな意味を孕んだ一戦だったことは確かですよね。
ですが、ここはさすが女流名人。
「公式の棋戦は、そう簡単には優勝させない」
という矢内女流名人の“意地”とでも表現しましょうか…貫禄を見せてくれましたね。やりにくい状況の中で底力を発揮できたことは、立派ですね。
ご自身も、大変な思いをされてタイトルを手にしたわけですから、改めて勝負の厳しさを、この対局を通じて、里見女流1級に“愛の鞭”として教示されたのではないでしょうか。また、里見1級も、その厳しさを感じているのかもしれませんね。
敗れはしたものの、里見1級の将棋の内容も決して悪くないと思います。
矢内ペースに何とか喰らいつき、逆転に結び付けたい意思が、棋譜に現れているような気がしたのは、小生だけでしょうか?
これで、1勝1敗のタイ。泣いても笑っても、次(2月22日)で決着がつきます。
両対局者には、悔いの残らぬよう、そして、ファンを魅了する対局となるよう、頑張って欲しいと思います。
次に、第56期王将戦第3局について。
結果は、114手まで、羽生王将が勝ちました。これで対戦成績が2勝1敗で羽生王将が再び防衛にむけ一歩前進しましたね。
佐藤棋聖が先手番で、向かい飛車から穴熊に囲いました。1日目終了時の指了図を拝見した限りでは、「先手玉が凄い堅さだなぁ~」と思っていました。恐らく、小生が穴熊を選択したら、同じように囲うのだろうけど…「それにしても堅いなぁ~」と。
ですが、さすが羽生王将。狙い筋だった62手目の△6五角からの穴熊攻略、“佐藤玉の引きずり出し方”は、凄いな…と思いました。
逆に、穴熊は、崩されると、一気に崩れる恐さも持つ事を再認識させられました。
穴熊は、ペースを握れるか握れないかで勝負の行方が傾くのだな~と。
また1つ、勉強になりました。
結果的に、この第3局は、羽生王将の完勝。
シリーズを占う鍵となると目された3局目を制し、羽生王将が流れに乗るか、佐藤棋聖の逆襲なるか…第4局以降も目が離せませんね。
ところで、里見女流1級が、昨日高校入試に合格したそうです。おめでとうございます。
小生、明日の仕事の後、法事のために実家の埼玉に帰省します。
山口から新幹線で移動ですが、実家までは6時間半くらいかかります。
ちょうど今頃(22時05分)、東京駅到着の予定です。
日曜日の夜に山口に戻りますが、往復の新幹線『のぞみ』の車中で、ゆっくり将棋の勉強をしたいと思っています。