2月13日から開幕した、今年度最後のタイトル戦となる『第33期 棋王戦』。
その第4局が、昨日、東京都渋谷区・千駄ヶ谷の将棋会館で行われましたね。
結局、先手番の佐藤 康光 棋王が、127手までで挑戦者・羽生 善治 二冠を敗って、シリーズの対戦成績を2勝2敗としました。
タイトルの行方は、最終の第5局に持ち越しとなりました。
先程、棋譜を確認したのですが、本局をごく短く振り返ってみます。
戦型は、三たび登場した、ゴキゲン中飛車でした。
ですが、第3局のような超急戦ではなく、後手の羽生二冠が5筋の位を取り、先手の佐藤棋王も、右の銀を繰り出す格好になりました。
今期のこのシリーズは、熱戦が繰り広げられていましたが、後手の羽生二冠が局後に語っているように、序盤の構想にやや狂いがあり、先手の佐藤棋王のペースのまま、相撲の決まり手であれば「寄り切り」で勝った将棋の印象です。
127手まで進んだのは、悪いながらも、羽生二冠が粘りに粘った結果かもしれませんね。
途中で「後手を持ちたい」というプロ棋士の皆さんも、ほぼ皆無だったようです。
図は投了図ですが、以下、△9五玉,▲8五金打,△9六玉,▲8六金引,△9七玉,▲9八飛までの詰みがあります。
これで、このシリーズは全て先手が勝つという展開になっています。
実は、前期も全く同じ展開でしたから、先手の連勝が続いていることになります。
タイトルの行方が決する第5局は、改めて振り駒で先後が決まりますから、これがカギを握りそうですね。
佐藤棋王が、ディフェンディング・チャンピオンの貫禄を示す形で、防衛に成功するでしょうか…。
それとも、王将位を4連覇で防衛し、名人戦への挑戦権も獲得して、充実著しい羽生二冠が、佐藤棋王を倒して本タイトルを奪取し、再び三冠を保持することに成功するでしょうか…。
最終第5局は、3月28日に、第4局と同じ東京都渋谷区・千駄ヶ谷の将棋会館で行われます。
泣いても笑っても、次の対局が最後です。
棋王位は、どちらの対局者の頭上に輝くでしょうか。
楽しみですね。
その第4局が、昨日、東京都渋谷区・千駄ヶ谷の将棋会館で行われましたね。
結局、先手番の佐藤 康光 棋王が、127手までで挑戦者・羽生 善治 二冠を敗って、シリーズの対戦成績を2勝2敗としました。
タイトルの行方は、最終の第5局に持ち越しとなりました。
先程、棋譜を確認したのですが、本局をごく短く振り返ってみます。
戦型は、三たび登場した、ゴキゲン中飛車でした。
ですが、第3局のような超急戦ではなく、後手の羽生二冠が5筋の位を取り、先手の佐藤棋王も、右の銀を繰り出す格好になりました。
今期のこのシリーズは、熱戦が繰り広げられていましたが、後手の羽生二冠が局後に語っているように、序盤の構想にやや狂いがあり、先手の佐藤棋王のペースのまま、相撲の決まり手であれば「寄り切り」で勝った将棋の印象です。
127手まで進んだのは、悪いながらも、羽生二冠が粘りに粘った結果かもしれませんね。
途中で「後手を持ちたい」というプロ棋士の皆さんも、ほぼ皆無だったようです。
図は投了図ですが、以下、△9五玉,▲8五金打,△9六玉,▲8六金引,△9七玉,▲9八飛までの詰みがあります。
これで、このシリーズは全て先手が勝つという展開になっています。
実は、前期も全く同じ展開でしたから、先手の連勝が続いていることになります。
タイトルの行方が決する第5局は、改めて振り駒で先後が決まりますから、これがカギを握りそうですね。
佐藤棋王が、ディフェンディング・チャンピオンの貫禄を示す形で、防衛に成功するでしょうか…。
それとも、王将位を4連覇で防衛し、名人戦への挑戦権も獲得して、充実著しい羽生二冠が、佐藤棋王を倒して本タイトルを奪取し、再び三冠を保持することに成功するでしょうか…。
最終第5局は、3月28日に、第4局と同じ東京都渋谷区・千駄ヶ谷の将棋会館で行われます。
泣いても笑っても、次の対局が最後です。
棋王位は、どちらの対局者の頭上に輝くでしょうか。
楽しみですね。