昨日(9月9日)、今日(9月10日)の2日間、神奈川県秦野市鶴巻温泉「陣屋」を舞台に行われた、『第49期 王位戦』の第6局。
今日勝敗が着き、結局152手までで後手の挑戦者・羽生 善治 名人が深浦 康市 王位に勝ちました。
これで、このシリーズの対戦戦績も3勝3敗。
昨年に引き続きタイトルの行方は最終の第7局で決することになりました。
手短ですが、本局を少し振り返りましょう。
戦型は、力戦調の矢倉模様(力戦相居飛車なんでしょうかね…)。
戦型の判別ができない時点で、勉強不足を露呈しているようなものですね…。
65手目に深浦王位が▲8八金として穴熊を完成させたところで、1日目が終わり、封じ手となりました。
図が封じ手の局面ですが、注目の封じ手は△5一飛でした。
棋力がおありの方なら見えていた手だったかもしれませんが…小生は今回も見えずに外しました。
まだまだ勉強が足りない、入門者ですね…反省しきりです。
深浦王位がが穴熊を完成させましたし、羽生名人も銀冠に囲っていましたから、持久戦になるかと思ったのですが、2日目は羽生名人が仕掛けてからは攻め合いの、持久戦ながら激しい将棋。見ごたえがあった内容だったと思います。
図が投了図になりますが、投了図以下、後手玉に詰みがあるかどうかですが、先手の駒台に乗っている駒から、僅かに後手玉が残るようですね…どうやら先手が後手玉を詰ますには足りないようです。
先手玉に詰みがあるかどうかは、入門者の小生にはすぐには発見できないので、並べてみようかと思います。
さて、これでこのシリーズは、昨年のシリーズと全く同じ深浦王位の3勝1敗から羽生名人が2連勝して、フルセットにもつれ込みました。
(昨年との違いは、タイトルホルダーと挑戦者が逆だっただけですね。)
ここまでの6局を振り返ってみると、差がついたのが第5局(羽生名人の勝ち)で、他の5局は、どちらかといえば僅差での決着です。
このシリーズ全体の流れは、追いついた方に勢いがあると思いますから、逆転してやや羽生名人に傾いた感じがします。
それに、羽生名人には今年度に再び『七冠制覇』のチャンスがあるという、「モチベーションの違い」があります。
それに羽生名人が執着しているとすれば、大袈裟かもしれませんが、このタイトルを「鬼の形相」で奪取するのではないかと…。
(その前に、明後日に行われる『第21期 竜王戦』挑戦者決定三番勝負第3局で、木村 一基 八段に勝って渡辺 明 竜王への挑戦権を獲得することが先になりますが…。)
こうなると、タイトルを守る側の深浦王位には、大きなプレッシャーがかかりますよね。
ですが、泣いても笑っても、次の第7局でタイトルの行方が決します。
繰り返しになりますが、昨年、名局と謳われた最終第7局を制して奪取した深浦王位が、羽生名人との相性の良さで、最後には防衛を果たすのでしょうか。
その昨年の第7局で自らにあった勝ちを逃した悔しさを胸に秘め、名人位に復位・永世称号も手にして充実著しい羽生名人が、大逆転の末にタイトルを奪取&復位し、『五冠達成』がなるでしょうか。
仮に、明後日の対局で羽生名人が木村八段に勝って、第7局に深浦王位が勝って防衛を決めると、その時点で、羽生名人の今年度中の『七冠制覇』は、消滅します。
深浦王位が、羽生名人の『七冠制覇』のストッパーになるのでしょうか。
さまざまな意味で注目の最終第7局は、9月25日,26日の2日間、神奈川県箱根町で行われます。
本当に、楽しみですね…。
今日勝敗が着き、結局152手までで後手の挑戦者・羽生 善治 名人が深浦 康市 王位に勝ちました。
これで、このシリーズの対戦戦績も3勝3敗。
昨年に引き続きタイトルの行方は最終の第7局で決することになりました。
手短ですが、本局を少し振り返りましょう。
戦型は、力戦調の矢倉模様(力戦相居飛車なんでしょうかね…)。
戦型の判別ができない時点で、勉強不足を露呈しているようなものですね…。
65手目に深浦王位が▲8八金として穴熊を完成させたところで、1日目が終わり、封じ手となりました。
図が封じ手の局面ですが、注目の封じ手は△5一飛でした。
棋力がおありの方なら見えていた手だったかもしれませんが…小生は今回も見えずに外しました。
まだまだ勉強が足りない、入門者ですね…反省しきりです。
深浦王位がが穴熊を完成させましたし、羽生名人も銀冠に囲っていましたから、持久戦になるかと思ったのですが、2日目は羽生名人が仕掛けてからは攻め合いの、持久戦ながら激しい将棋。見ごたえがあった内容だったと思います。
図が投了図になりますが、投了図以下、後手玉に詰みがあるかどうかですが、先手の駒台に乗っている駒から、僅かに後手玉が残るようですね…どうやら先手が後手玉を詰ますには足りないようです。
先手玉に詰みがあるかどうかは、入門者の小生にはすぐには発見できないので、並べてみようかと思います。
さて、これでこのシリーズは、昨年のシリーズと全く同じ深浦王位の3勝1敗から羽生名人が2連勝して、フルセットにもつれ込みました。
(昨年との違いは、タイトルホルダーと挑戦者が逆だっただけですね。)
ここまでの6局を振り返ってみると、差がついたのが第5局(羽生名人の勝ち)で、他の5局は、どちらかといえば僅差での決着です。
このシリーズ全体の流れは、追いついた方に勢いがあると思いますから、逆転してやや羽生名人に傾いた感じがします。
それに、羽生名人には今年度に再び『七冠制覇』のチャンスがあるという、「モチベーションの違い」があります。
それに羽生名人が執着しているとすれば、大袈裟かもしれませんが、このタイトルを「鬼の形相」で奪取するのではないかと…。
(その前に、明後日に行われる『第21期 竜王戦』挑戦者決定三番勝負第3局で、木村 一基 八段に勝って渡辺 明 竜王への挑戦権を獲得することが先になりますが…。)
こうなると、タイトルを守る側の深浦王位には、大きなプレッシャーがかかりますよね。
ですが、泣いても笑っても、次の第7局でタイトルの行方が決します。
繰り返しになりますが、昨年、名局と謳われた最終第7局を制して奪取した深浦王位が、羽生名人との相性の良さで、最後には防衛を果たすのでしょうか。
その昨年の第7局で自らにあった勝ちを逃した悔しさを胸に秘め、名人位に復位・永世称号も手にして充実著しい羽生名人が、大逆転の末にタイトルを奪取&復位し、『五冠達成』がなるでしょうか。
仮に、明後日の対局で羽生名人が木村八段に勝って、第7局に深浦王位が勝って防衛を決めると、その時点で、羽生名人の今年度中の『七冠制覇』は、消滅します。
深浦王位が、羽生名人の『七冠制覇』のストッパーになるのでしょうか。
さまざまな意味で注目の最終第7局は、9月25日,26日の2日間、神奈川県箱根町で行われます。
本当に、楽しみですね…。